しめ鯖にもアニサキスはいる!?食中毒にならないための対策を解説!

しめ鯖にもアニサキスはいる!?食中毒にならないための対策を解説!

酢で締めただけのしめ鯖には寄生虫のアニサキスがいる可能性が高く、食中毒になる危険があります。アニサキスによる食中毒を防ぐには新鮮な鯖を使い、時間をかけて冷凍させることが重要です。正しいアニサキス対策と、安全なしめ鯖の作り方を押さえましょう。

記事の目次

  1. 1.しめ鯖にもアニサキスはいる!
  2. 2.しめ鯖で食中毒にならないための対策
  3. 3.寄生虫アニサキスを食べてしまうとどうなる?
  4. 4.アニサキス対策をふまえたしめ鯖の作り方
  5. 5.アニサキスが死なない危険なしめ鯖の作り方
  6. 6.アニサキス対策でおいしく安全なしめ鯖を!

アニサキスが死なない危険なしめ鯖の作り方

出典:写真AC

アニサキスの死なない不十分な対策

  • 酢で締めるだけ(十分に冷凍していない)
  • 隠し包丁を入れる
  • 表面をあぶる
  • ワサビしょうゆを付けて食べる
  • 十分にかんで食べる

アニサキスが死なない危険なしめ鯖の作り方は、鯖の身を芯まで凍らせないで作るレシピです。アニサキスの死なない不十分な対策しか行わない場合、食中毒の危険は格段に高まります。鯖料理ではアニサキスを確実に死滅させることが必須で、方法はアニサキスの体を「切る・70度以上に熱する・凍らせる」の3つだけです。

鮮度の落ちた鯖を使う

アニサキスが死なない危険な作り方の1つ目は鮮度の落ちた鯖を使うことで、ヒスタミンによる食中毒の危険も高まります。アニサキスは身に移ると見つけにくいですし、細菌のヒスタミンは常温・冷温下で増え、一度増えると死滅させられません。

しめ鯖を食べたときに香辛料を使っていないのに舌がピリピリした場合、ヒスタミンが増えている可能性が高いので食べ進めないでください。

鯖を凍らせる時間が短い

出典:Unsplash

アニサキスが死なない危険な作り方の2つ目は鯖を凍らせる時間が短い、凍らせる温度が高いなどで、鯖が完全に凍りきらない作り方です。

アニサキスを確実に死滅させるためには、マイナス18度で48時間以上凍らせて鯖を芯まで凍らせる必要があります。冷凍庫の手前は開け閉めで温度が上がりやすいので、温度設定を確かめたうえで庫内の奥に入れ、時間をかけて寝かせてください。

鯖を冷凍せずに表面を炙る

アニサキスが死なない危険な作り方の1つは、鯖を冷凍せずに表面をあぶって済ませる作り方です。あぶりは「火を使うから大丈夫」と勘違いしがちですが、表面をあぶった程度ではアニサキスの危険性はほぼ変わりません。

アニサキスは身の内部にいることが多いので、加熱によって死滅させる場合は身を芯まで70度以上に熱してください。

アニサキス対策でおいしく安全なしめ鯖を!

出典:写真AC

しめ鯖には寄生虫のアニサキスによる食中毒の危険があるので、十分な対策をしておいしく安全に作りましょう。しめ鯖作りで肝心なことは「寄生虫を広げない・死滅させる」ことで、鯖は細菌のヒスタミンによる食中毒の危険もありますので、必ず鮮度の高い身を使ってください。

しめ鯖を食べて時間を空けずに腹痛や吐き気を覚えた際は、消化器内科や内視鏡科へかかりましょう。

Sato
ライター

Sato

釣り経験は浅いですが、お魚を見るのは好きです。よろしくお願いいたします。

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