かんたんカサゴの下処理
かんたんカサゴのさばき方
カサゴはさばきやすい
魚をさばくとなるとついつい下処理に尻込みをしてしまいがちですが、じつはカサゴの下処理は魚のなかでもさばきやすい魚なんです。かんたんに言うと下処理は①ウロコを取る②頭をおとす➂内臓えらを取る、この下処理3点だけです。しかもそんなに神経質にならなくても大丈夫です。
かんたんウロコ取り
まずウロコの取り方ですが100円均一で手に入るウロコ取りで下処理は充分です。かんたんに調理できます。ウロコを取る下処理はきれいにできないと思いがちですが、熱湯をかけてからウロコ取りをするとかんたんにできてしまいます。
カサゴの身の切り方
まず頭を落とします。そして腹に切り目を入れて内臓を取り出すだけです。とてもかんたんにできてしまいます。カサゴの大きさがこれでお椀に収まるならばこのままで、お椀からはみだすようでしたらぶつ切りにするだけのかんたん調理です。大きなカサゴのレシピとしては刺身や煮つけなどの調理がおすすめですが、小さいサイズのカサゴでしたらみそ汁にしていただきますとおいしく仕上がります。釣りで小さな魚がたくさん釣れた時はかんたんにみそ汁にしていただくのがおすすめの食べ方です。
かんたん臭みの取り方
今回は4つの臭みをとる方法をご紹介させていただきます。
- 生姜で煮る方法。煮魚でよく耳にする調理の仕方ですね。今回はカサゴのみそ汁なので細く千切りにして具材として一緒にいただくのがおいしい食べ方です。
- 酒を振りかけてから調理をする方法。お酒は日本酒で大丈夫です。
- 霜降りする方法。これはカサゴに熱湯をかけて軽く水で洗うだけのかんたんな下処理です。
- 白ワインに浸す方法。
臭みの下処理その①
もっとも一般的な臭みを取る下処理です。千切りにした生姜をカサゴと一緒に煮るだけのかんたんな調理です。みそ汁4人前で大体1円玉くらいの大きさの生姜を使っていただければ十分です。
臭みの下処理その②
日本酒をカサゴに振りかけて約10分程おいてから、お鍋で煮るだけです。ただこれだけのかんたんな調理で、日本酒の量はカサゴを湿らす程度の少量で十分です。
臭みの下処理その➂
この霜降りですが、肉料理でもよく使う調理の仕方です。方法ですが熱湯をカサゴにかけてから軽く水で流すだけです。えぐみもよく取れます。
臭みの下処理その④
そして最後に白ワインです。たまに臭みがものすごく気になるなる場合がありますが、こんな時は白ワインを使うのがおすすめです。実際フランス料理では白ワインを臭み取りに使いますが、カサゴをさばいてから約30分白ワインにつけていただければ素晴らしい効果を実感できます。
おいしいカサゴのみそ汁の作り方①
みそ汁のだしの取り方
みそ汁を作るレシピとなると気になるのは、どんなだしを使えばよいかと気になりますが、じつはだしを取る必要はありません。カサゴのだしがしっかり出ますので、これだけでかんたん調理ができます。もちろんだしを別にとるレシピもありますのでご紹介させていただきます。この場合比較的強めの種類のだしを使います。
いりこのだし
人気のひとつはいりこ。いわゆる煮干しです。この場合一時間ほど水に浸しておくだけのかんたんなレシピです。煮だす必要はありません。かんたんお手軽です。もし面倒でなければ頭とはらわたを取ってから浸していただくとより上品なだしが仕上がります。
カサゴのアラのだし
もう一つのおすすめはカサゴのアラをグリルで焼いて10分ほど弱火で出しを取る作り方です。コツは沸騰しないようプツプツと小さな気泡がでる程度の火加減にすることです。これは上品なだしが取れます。しかし基本的にはカサゴのうま味がでるので、だしを取らないかんたんレシピで十分おいしく仕上がります。
おいしいみそ汁のうま味の出し方
カサゴのみそ汁はカサゴを煮るだけで、本当においしいみそ汁がかんたんに出来上がる食べ方です。さらにおいしくうま味を引き出す調理の仕方があります。この調理の仕方は、さばいたカサゴにほんの少しだけ塩を振りかけて、大体30分ほど冷蔵庫でねかせるだけのかんたんな人気の調理です。かんたんな食べ方ですがこの調理でカサゴのうま味がグッと引き出されてくれます。焼き魚の塩を振る際もこのがとてもおいしく仕上がります。
おいしいカサゴのみそ汁の作り方②
おいしい具材選び
おいしいカサゴのみそ汁の要素の一つとして何を具材に選ぶかでみそ汁の味も変化するものです。カボチャやサツマイモのような少し甘めの具材は避けた方が無難です。やはり外すことができないおいしい人気の具材としてまずネギがあげられます。正直、ネギはどのみそ汁にもあう万能具材といえます。つぎに人気なのが大根。この具材もカサゴのみそ汁をしっかり引き立ててくれるおいしい具材です。あと大根と人参なんかもよく合います。そしておすすめなのがきのこ類です。きのこ自体がとてもうま味を持っており、より複雑な味を出してくれます。
かんたんおいしい具材の切り方
さておいしいカサゴのみそ汁を作るにあったって実は具材のお野菜をどう切るかも以外においしさに関係しています。カサゴのみそ汁はみそ汁の中でも濃いめのみそ汁になるので、出来るだけ細かく切ってうま味を出すようにしたほうが断然おいしく出来上がります。一番おすすめなのは千切りです。おいしい仕上がりはもちろん細かい分、火の通りも早いためかんたんに早く調理できます。その他いちょう切りなどさまざまな切り方がありますが基本的には薄くを基準にしていただくとおいしく仕上がります。
おいしいカサゴのみそ汁の作り方➂
みそは何を使う?
みその種類は
おいしいカサゴのみそ汁の中心となる食材の一つ、みそですが、何を使えばおいしいのかと考えてしまいます。みそをおおまかに分類すれば赤みそ、白みそ、合わせとなるみそとひとまずは分類できますが、その他九州の麦みそ、比較的塩分のありそうな信州みそなどいろいろです。
カサゴのみそ汁に合うみそ
おいしいカサゴのみそ汁を作るにはどちらかというと信州みそや合わせみそがよく合います。比較的甘めのみそはサツマイモやカボチャなどの甘めの具材のみそ汁におすすめです。白みそや麦みそは少し辛めの信州みそなどと混ぜることで、カサゴのみそ汁をおいしく仕上げることができます。
みそにおいしいかんたんアレンジ
おいしいカサゴのみそ汁を作るにあたり、先ほどのみそを使って調理すればもちろんおいしく仕上がります。さらにもう一つかんたんにアレンジしてさらにおいしいカサゴのみそ汁が調理できます。
練りからしおとし
まず一つ目として練りからしを少量とかすレシピです。この調理の仕方は和食の調理の技法として有名です。その他ゆずこしょうを少量とかすレシピもおすすめです。ただみそと一緒ににとかすだけのかんたんな調理ですがカサゴのみそ汁のおいしさを引き立ててくれます。
意外とおいしい豆板醤
中華料理ではおなじみの豆板醤ですが、豆板醤をとかすだけでもカサゴのみそ汁がおいしく仕上がります。豆板醤を炒めるなどの調理は不要です。ただ少量とかすだけのかんたん調理です。七味唐辛子をかけるのとはまた違ったおいしさが楽しめます。
余ったカサゴのアラの使い方
おいしいカサゴの骨のアラ料理
例えば釣りに行ってたくさんの小魚が釣れることもあります。そんな時に小さいサイズのカサゴやアジ、グレでも調理の仕方でとてもすばらしいごちそうが出来上がります。小さいカサゴなどが釣れた場合は、ぜひおいしく調理して魚の骨の調理を楽しんでいただきたいと思います。小さい魚といっても高級魚に劣らぬおいしい料理がかんたんにできます。
アラ料理その①
第一のおすすめが骨せんべいです。骨のアラを日本酒と少量の塩をまぶして30分ほど冷蔵庫で寝かしてから小麦粉をまぶして油で揚げるだけ。おつまみにもおすすめのレシピです。
アラ料理その②
つぎにご紹介するのはアラの身で作るかんたんなつくねです。アラについた身をスプーンでそぎ取って小麦粉としょう油を少し加えてすり鉢でするだけです。これで団子を作ってみそ汁の具材にします。
アラ料理その➂
最後におすすめなのがアラの身で作るふりかけです先ほどアラからそぎ取った身をフライパンで少量の油で軽く炒めてから、みりんとしょう油を1対1の割合でアラの身にかぶるくらい入れます。あとはそのまま水分をとばします。最後に白ごまを加えてできあがりです。