サバの開きのさばき方
さばき方①:腹開きにする
サバの開きのさばき方には大きく2つの工程があり、1つ目の工程では身を腹開きにします。
下処理と腹側のこう門から下を開く作業は3枚おろしと同じで、腹を開いたら中骨・腹骨をつなぐ軟骨を切り、背側の身まで腹側から刃を入れてください。背側に刃を入れるときは、背に指を当てて皮を切らないように確認しながら慎重に切り進めます。
さばき方②:骨を切り取る
開きの2つ目の工程は腹骨を取りのぞく作業で、食べやすくしたいときには欠かせない作業です。要領は3枚おろしと同じであり、中骨を取るときは皮目を上にして中骨のついているほうの身だけに切り込んで、身と中骨を分けます。腹骨をとるときは中骨側から包丁の峰を使ってすくい上げ、刃先ですき、切り取ると完了です。
さばき方別のサバ料理レシピ
3枚おろし:しょうが焼き
3枚おろしで作る代表的な料理はしょうが焼きであり、材料は中骨を取ったサバと塩・薄力粉・油で、味付けはしょうが・酒・みりん・しょうゆです。
レシピは簡単で、片身を半分に切り、塩を両面にまぶして冷蔵庫で10分放置して臭みを抜きます。薄力粉をまぶして中火で2~3分焼き、しょうがと調味料を加えて、サバにかけながら2~3分煮詰めて完成です。
刺身:締めサバ
サバの刺身の代表的な料理は締めサバで、材料はサバ・塩・酢のみであり、付け合わせにしょうがの千切りやワサビもおすすめです。
レシピは4つの工程があり、塩で締め、酢で締め、冷凍してアニサキス処理をしたら、解凍して切り分けます。時間の目安は塩締めに1時間、酢締めに15分、冷凍処理に48時間で、半日ほどかけて冷蔵庫で解凍して皮・骨を取って切り分けて完成です。
開き:干物
サバの開きを使う代表的な料理は干物であり、材料はサバと塩水だけで、作り方も簡単です。10パーセントの塩水に1時間漬け、水気をしっかりと取って室内か冷蔵庫で半日~一晩干します。
おいしく焼くコツは低温で時間をかけることで、皮目を上にして中火で焼き、弱火にして皮目も焼いてください。簡単に焼きたいときは、フライパンにクッキングシートを敷いて焼くのがおすすめです。
サバのさばき方をマスターして料理しよう!
サバのさばき方は比較的簡単ですので、料理にあったさばき方とコツ、簡単なレシピを押さえておいしく料理しましょう。サバは食中毒にきちんと注意する必要があり、傷みが早く、アニサキスがいる可能性も高いので、新鮮な身を冷凍または加熱してから使ってください。
出典:ライター作成