カワハギのおすすめ料理法
カワハギをおいしくいただくおすすめの料理法は、身が新鮮なうちは刺身が一番で、火を通す場合は煮つけ・鍋・塩焼きです。カワハギは白身と肝がおいしい魚で、癖のない白身はどんな料理にもあい、濃厚な肝は刺身や鍋で食べるのが好まれます。
カワハギの人気のおすすめ刺身料理2選
薄造りの簡単レシピ
材料 | 分量(2人前) | |
---|---|---|
メイン | カワハギ | 1尾 |
酒 | 適量 | |
仕上げ | しょうゆ | 〃 |
大葉やワサビなど | 〃 |
おすすめの刺身料理の1つ目は薄造りで、湯引きした肝と一緒にいただく食べ方が人気です。カワハギはアニサキス対策のため、新鮮なうちにさばき白身・肝をマイナス18度以下の冷凍庫で48時間以上かけて凍らせてから使いましょう。
作り方
カワハギの薄造りと肝の湯引きの作り方は、まず冷凍処理した身・肝を冷蔵庫で解凍します。つぎに白身は腹側を手前にして薄く引き切って盛り、肝は酒に10分漬けて臭みをとってください。さいごに沸かしたお湯で肝を白くなるまでゆで、水で締めて水気をとり、包丁でたたいてペースト状にしたら完成です。
肝和えの簡単レシピ
材料 | 分量(2人前) | |
---|---|---|
メイン | カワハギ | 1尾 |
酒 | 適量 | |
ぽん酢 | 〃 | |
仕上げ | 小ネギ | 〃 |
おすすめの刺身料理の2つ目は肝和えで、肝の濃厚な味わいとかんきつ系がよくあい、ぽん酢とあわせる食べ方が人気です。材料は冷凍処理した身と肝に加え酒・ぽん酢・小ネギを使い、味は肝の濃厚なコクとぽん酢のさわやかさがおいしく、身のコリコリとした食感も楽しめます。
作り方
カワハギの肝和えの作り方は冷凍処理した身と肝を冷蔵庫で解凍し、身は棒状に切り、肝は酒に10分漬けて臭みをとります。肝は沸かしたお湯にくぐらせたら水で締め、水気をとってから包丁でたたいてください。身・つぶした肝・ぽん酢をボウルに入れて混ぜ合わせ、器に移して小ネギを散らして完成です。
カワハギの人気のおすすめ焼き料理3選
塩焼きの簡単レシピ
材料 | 分量(2人前) | |
---|---|---|
メイン | カワハギ | 2尾(4枚) |
塩 | 適量 | |
仕上げ | 大根 | 輪切り5~6cm |
おすすめの焼き料理の1つ目は塩焼きで、ポロポロとした食感がおいしく、食べやすいのでおかずやおつまみに人気の食べ方です。材料は皮をはいで頭・内臓を外したカワハギと塩の2点のみで、お好みで大根おろしを添えてください。
作り方
カワハギの塩焼きの作り方はさばいた身の両面に塩を振りかけて10分置き、水分をふき取って臭みをとります。ふたたび全面に塩を振って尾の先にも塩をつけたら、さいごにグリルで焼き目がつくまで片面ずつ焼いて完成です。大根おろしは辛みを押さえるために最初に用意し、おろし金はやさしくすりおろします。
ホイル焼きの簡単レシピ
材料 | 分量(2人前) | |
---|---|---|
メイン | カワハギ | 1尾(2枚) |
エリンギ | 中1本 | |
トマト | 中1個 | |
ピーマン | 1/2個 | |
スライスハム | 2枚 | |
塩 | 適量 | |
コショウ | 〃 | |
酒 | 大さじ1 | |
しょうゆ | 大さじ1/2 | |
バター | 30g |
おすすめの焼き料理の2つ目はホイル焼きで、蒸し焼きになるので濃いうまみと香りを楽しめる食べ方です。ホイル焼きは具材を切ってアルミホイルで包みオーブントースターを使って焼くだけなので、洗い物が少なく片付けの手間を省けます。
作り方
カワハギのホイル焼きの作り方はカワハギに塩・コショウを振り、エリンギ・ピーマン・ハムは細切りにして、トマトは薄切りにします。アルミホイルに具材・バター・しょうゆ・酒をのせて二つ折りにして閉じ、200度に温めたオーブントースターで約14分焼いて完成です。
バターソテーの簡単レシピ
材料 | 分量(2人前) | |
---|---|---|
メイン | カワハギ | 2尾(4枚) |
小麦粉 | 大さじ1.5 | |
ブロッコリー | 1/4株 | |
ニンジン | 1/4本 | |
塩 | 適量 | |
コショウ | 〃 | |
バター | 10g | |
油 | 小さじ2 | |
仕上げ | レモン汁 | 適量 |
おすすめの焼き料理の3つ目はバターソテーで、白身魚らしいプリッとした食感を楽しめます。おすすめはお好みの野菜と一緒にソテーするレシピで、栄養が取れて彩りもよく、仕上げにはレモン汁をかけるとさっぱりとして食べやすいです。
作り方
カワハギのバターソテーの作り方は、一口大に切り分けたカワハギに塩・コショウを振って小麦粉を薄くまぶし、ブロッコリー・ニンジンを一口大にします。フライパンにバター・油・カワハギを入れて中火で熱し、両面に焼き色を付けてください。野菜を入れて塩・コショウで味付けしたら皿に盛り、薄く切ったレモンを添えて完成です。
カワハギの人気のおすすめ鍋料理3選
ちり鍋の簡単レシピ
材料 | 分量(2人前) | |
---|---|---|
メイン | カワハギ | 1~2尾 |
豆腐 | 1/2丁 | |
しらたき | 1/2袋 | |
キノコ | 1株 | |
白菜 | 1/8個 | |
大根 | 1/6個 | |
昆布 | 1~2切 | |
水 | 200ml | |
仕上げ | ぽん酢 | 適量 |
おすすめの鍋料理の1つ目はちり鍋で、あっさりとしてヘルシーであり、白身のプリッとした食感がおいしい食べ方です。締めは肝を加えてみそ味の雑炊にするのがおすすめで、肝のコクとみそ味がよくあい、後を引きます。
作り方
カワハギのちり鍋の作り方は野菜と豆腐を適度な大きさに切り、カワハギをぶつ切りにします。鍋に湯を沸かし、カワハギを湯通しして臭みをとり、しらたきを包装の指示どおりにゆでて冷ましましょう。土鍋に水・昆布・野菜を入れて熱し、沸とうしたら昆布を取り出し、カワハギ・豆腐・しらたきを加えます。
雪鍋の簡単レシピ
材料 | 分量(2人前) | |
---|---|---|
メイン | カワハギ | 1~2尾(2~4枚) |
大根 | 1/2本 | |
豆腐 | 1丁 | |
キノコ | 2株 | |
白ネギ | 1本 | |
ミツバ | 1束 | |
粉末だし | 大さじ1/2 | |
塩 | 小さじ2 | |
酒 | 30ml | |
みりん | 大さじ2 | |
しょうゆ | 大さじ1 | |
水 | 150~200ml | |
仕上げ | しょうゆ | 適量 |
小ネギや大葉 | 〃 | |
七味唐辛子 | 〃 |
おすすめの鍋料理の2つ目は雪鍋で、消化酵素をもつ大根のおろしをたっぷりと使うので、胃腸の弱ったときにおすすめな食べ方です。ボリュームを出したいときは、お好みでちくわ・はんぺんなどの練り物や、モチ入り巾着などを入れてください。
作り方
カワハギの雪鍋の作り方は豆腐・野菜を切り分け、白ネギはフライパンで焼き色を付けます。大根をおろし、土鍋に大根おろし・粉末だし・調味料・水を加えてひと煮立ちさせてください。土鍋にカワハギ・豆腐・キノコ・焼いた白ネギを加えて煮立たせ、ミツバを散らして完成です。
アクアパッツァの簡単レシピ
材料 | 分量(2人前) | |
---|---|---|
メイン | カワハギ | 2尾 |
アサリ | 10個 | |
ミニトマト | 6個 | |
ニンニク | ひとかけ | |
塩 | 適量 | |
こしょう | 〃 | |
酒 | 大さじ3 | |
オリーブオイル | 大さじ1 | |
水 | 100ml | |
仕上げ | カイワレ | 適量 |
おすすめの鍋料理の3つ目はアクアパッツァで、カワハギのうまみが濃く、見た目も華やかで味・見た目ともにおいしい食べ方です。あわせる主食に迷ったときはパスタにするのがおすすめで、できあがったアクアパッツァにゆでたパスタを加えて炒めるだけでおいしく仕上がります。
作り方
カワハギのアクアパッツァの作り方はアサリを砂抜きし、フライパンでオリーブオイルとニンニクを中火にかけます。香りが立ったらカワハギの両面を焼き、酒を加えてアルコールを飛ばし、水を入れて煮込んでください。アサリ・トマトを加えてフタをして煮込み、アサリが開いたら塩・コショウ・カイワレを添えて完成です。
小さいカワハギの人気のおすすめ料理4選
煮つけの簡単レシピ
材料 | 分量(2人前) | |
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メイン | カワハギ | 小3~4尾 |
ショウガ | ひとかけ | |
白ネギ | 15cm | |
砂糖 | 大さじ2 | |
酒 | 100ml | |
みりん | 大さじ3 | |
しょうゆ | 大さじ3 | |
水 | 100ml |
小さいカワハギにおすすめの1つ目の料理は煮つけで、柔らかい身につまったうまみと甘辛い味つけがおいしい一品です。作るときは落としぶたがあると便利で、アルミホイルやクッキングシートに穴をあければ代用できます。
作り方
カワハギの煮つけの作り方はショウガを薄切りにして、カワハギは両面に塩を振り水気をとって臭みをとり、表面に切り込みを入れます。フライパンに調味料と水を入れて煮立たせたら、カワハギ・ショウガ・白ネギを加え、落としぶたの上からフタをして中火で10分煮込んで完成です。
唐揚げの簡単レシピ
材料 | 分量(2人前) | |
---|---|---|
メイン | カワハギ | 小3~4尾 |
かたくり粉 | 大さじ3 | |
酒 | 大さじ2 | |
しょうゆ | 大さじ1 | |
油 | 適量 | |
仕上げ | レモン汁 | 適量 |
小さいカワハギにおすすめの2つ目の料理は唐揚げで、簡単に作れてお子さんに受けがよく、おつまみにもぴったりです。お好みですが頭もおいしく料理でき、口や角などの硬い部分とエラを切って、じっくりと2度揚げするとおいしい骨せんべいに仕上がります。
作り方
カワハギの唐揚げの作り方は、ボウルに酒・しょうゆ・カワハギを入れて10分漬けこみます。カワハギの汁気を切ってかたくり粉をまぶしたら、170度に熱した油で両面がきつね色になり尾がパリッとするまで揚げましょう。身を引き上げて先端だけ油の表面に付けたまま数秒だけ待ったらサッと振り、バットで油を切ります。
みそ汁の簡単レシピ
材料 | 分量(2人前) | |
---|---|---|
メイン | カワハギ | 小3~4尾 |
豆腐 | 1/2丁 | |
タマネギ | 1/2個 | |
みそ | 大さじ1 | |
水 | 300ml | |
仕上げ | 小ネギ | 適量 |
小さいカワハギにおすすめの3つ目の料理はみそ汁で、肝を一緒に煮込んで濃厚なうまみを味わう食べ方が人気です。具材はお好みで、カワハギの身と肝だけでもおいしいですし、身や肝は違う食べ方をして残った頭だけを使ってもおいしく作れます。
作り方
カワハギのみそ汁の作り方は具材を切り分け、肝をペースト状にし、身はサッと湯引きして臭みをとります。鍋に水・粉末だし・タマネギとカワハギを入れて煮立たせます。豆腐を加えてひと煮立ちさせたら、火を止めてみそ・肝をとき入れ、小ねぎを散らして完成です。
干物の簡単レシピ
材料 | 分量(2人前) | |
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メイン | カワハギ | 小3~4尾 |
塩 | 水100mlにつき10g | |
水 | 適量 |
小さいカワハギにおすすめの4つ目の料理は干物で、手軽に作れてうまみが一段と増す人気の食べ方です。干す前に塩水に漬けますが、漬ける容器には密閉できる保存袋を使うと少ない塩水で漬けられます。干すときは干物用のネットか、においを抑える食品用の脱水シートがあると手軽にできておすすめです。
作り方
カワハギの干物の作り方は保存袋に10パーセント前後の塩水を作ってカワハギを入れて、冷蔵庫で30分放置します。カワハギの水気をとり、干物ネットで室内に干すか、脱水シートに包んで冷蔵庫に入れるかして1日放置しましょう。食べ方は、クッキングシートを敷いて熱したフライパンで焼くのが簡単でおすすめです。
カワハギの料理別のさばき方
加熱料理にするときのさばき方
カワハギに火をとおして料理するときのさばき方は、硬い口・ひれ・角を落として皮をはぎ、頭・内臓を外して中骨と2枚の身におろします。
頭は角の後ろから刃を入れて中骨まで切ったら、手で内臓と一緒に胴体から引きちぎってください。肝と胴体を水で洗い、胴体は片身ずつ背ビレのあった部分の上から刃を入れて中骨の上で切り離して中骨と2つの片身におろし、腹骨をすくい取ります。
刺身にするときのさばき方
カワハギを刺身にするときのさばき方は頭・内臓を外して中骨と2枚の身におろしてから、皮をはいで4本の柵に分けます。
頭・内臓を外して肝と胴体を洗い、加熱料理用と同じようにおろしたら、片身ずつ腹骨をすき、皮を薄皮とあわせてはぎ取りましょう。片身ずつ背・腹側の2本の柵と中骨の周辺部分に切り分け、4本の柵を作って完成です。
小さいカワハギのさばき方
小さいカワハギのさばき方は、はじめに硬い口・ひれ・角を落として皮をはぎ、頭・内臓を外してぶつ切りにします。加熱料理用のさばき方と同じように硬い部分を切り外して皮をはぎ、頭・内臓を外して肝・胴体を洗い流したら、胴体を2~3切れに分けて完成です。
カワハギを簡単においしく料理!
カワハギをおいしく食べる料理法をふまえ、簡単なカワハギ料理を作ってみてはいかがでしょうか。新鮮なカワハギは、刺身にしてコリコリとした白身とこってりとした肝を味わうのが人気です。小さいカワハギはさばきにくいので、大まかに切った身を使える料理がおすすめで、唐揚げや鍋に向いています。
出典:写真AC