サバを簡単にさばくコツ
サバは直前まで冷やしておく
サバを簡単にさばく1つ目のコツは、さばく直前までサバをしっかりと冷やしておくことです。サバは身が柔らかいのでさばくときに身が崩れやすく、冷えているほうが身が引き締まって刃がとおります。冷凍した身であれば冷蔵庫で5~8時間かけて解凍させ、芯が残るくらいの状態がおすすめです。
うろこは切り口になる部分を入念にそぐ
サバを簡単にさばく2つ目のコツはうろこのそぎ方で、切り口になるひれの付け根を入念にそぐことです。理由は、うろこが身に付くと透明で取りのぞきにくいためであり、胸びれの根元にあるうろこは硬いので刃のとおりを悪くします。
サバのうろこは基本的にあまり硬くなく、そぐときに飛び散りにくいですが、キッチンペーパーを下に広げておくと捨てやすいです。
力まずに少しずつ切り進める
サバを簡単にさばく3つ目のコツは一気に切ろうと力まず、少しずつ切り進めることです。腹側・背側から皮と身を切るときは、片側につき計3回を目安に皮と身に切り込みます。刃の入れ方は皮に対しては斜め、身に対しては水平にし、切り口は反対側の身をおさえると見やすいです。
片身と中骨を切り離すときは、内臓部分の中骨が腹骨とかみあっていて硬いので力を入れましょう。
骨はよく見て取りのぞく
サバを簡単にさばく4つ目のコツは骨はよく見ながら取ることで、腹骨は刃先を確認しながらそぎ、中骨はトゲ抜きの要領で1本ずつ抜きます。
腹骨は身を削りすぎないように、皮状に浮かせた腹骨をめくって切り口を確認しながら刃を進めてください。食べやすくするには中骨も抜くのがおすすめで、身を押さえながらピンセットで抜きます。
サバの刺身のさばき方
さばき方①:半分に切って骨を取る
サバの刺身のさばき方は3枚におろしてから2つの工程があり、1つ目は中骨を切り取る作業です。外側のうすい皮は切る前にはぐのがおすすめで、身の両端をやさしく押さえながらはぎ取ります。皮目を下に裏返して中骨が片側だけに残るように身を半分に切り、中骨の残った身から中骨を切り落としてください。
さばき方②:平造りにする
刺身のさばき方の2つ目の工程は切り身にする作業で、身の柔らかい魚に向いた平造りにするのが一般的です。さばき方は手前に引き切るのが特徴で、刃元を繊維に対して垂直に入れて刃先で切り終えます。
刃先をほんの少しだけ外側に向けて下ろすと、盛り付けたときに角が目立って見栄えがよく、切込みを浅く入れると歯切れがよいのでおすすめです。
出典:Unsplash