うなぎの定番料理レシピ
全国的なうなぎ料理の定番は、丑の日に食べるうな重やうなぎと相性のよい卵で巻いたう巻きです。関西地方で定番のうざくは、キュウリと酢をあわせるだけで作れます。柳川鍋をどじょうではなく、うなぎで作るのもおいしいのでおすすめです。
定番料理レシピ①:う巻き
う巻きはビールにぴったりのおつまみです。使用するうなぎの量は少ないのですが、見た目がよいので、おもてなし料理としても人気があります。甘いタレがかかったうなぎと卵のまろやかさとふわふわした食感がとてもおいしい一品です。ぜひ作ってみてください。
材料
- うなぎの蒲焼(4分の1程度あれば大丈夫)
- 卵(5個)
- 白ダシ(小さじ2)
- 水(大さじ2)
- サラダ油
作り方
- 卵をボウルに入れて溶く
- 水・白ダシをボウルに追加して混ぜる
- フライパンに多めの油を入れて温める
- 3~4回程度にわけてボウルの半分の卵を入れる
- 形を四角に整えて真ん中に刻んだうなぎの蒲焼を入れる
- 残り半分の卵も3回程度で入れる
- 巻きながら四角に整える
- まな板の上に置き食べやすい大きさに切ったら完成
定番料理レシピ②:うな重
うな重は家に重箱があれば、自分でも簡単に作れます。本来のうな重らしく、ご飯の間にうなぎをはさんで2層にしてみましょう。土用の丑の日にうなぎを食べるのは、千年以上前からの定番です。現代では丑の日のランチやディナーに、うなぎ専門店でうな重を楽しむ人が多いのではないでしょうか。
材料
- うなぎの蒲焼(1~2枚)
- ごはん
- 漬け物などの箸休め(なくても大丈夫)
作り方
- 重箱の二分の一にごはんを盛る
- 食べやすい大きさに刻んだうなぎの蒲焼(半分~1枚)を敷く
- 付属のタレを半分かける
- その上にごはんを盛る
- 残りの大きめに切ったうなぎの蒲焼を載せる
- タレの残りをかける
- 漬け物やお新香を端に載せて完成
定番料理レシピ③:うざく
うざくは酢の物なので、暑い日のビールのおつまみにすると最高です。うざくは関西地方の土用の丑の日の定番で、特に三重県では郷土料理として親しまれています。やわらかいうなぎと、シャキシャキしたキュウリの食感は相性抜群です。
材料
- うなぎの蒲焼(1枚の半分)
- キュウリ(1本)
- 酢(大さじ2)酒(小さじ1)塩(少々)砂糖(大さじの半分)
- おろしショウガ(チューブタイプで大丈夫)
作り方
- うなぎの蒲焼を1センチ幅に切る
- キュウリを薄切りにしてボウルに入れる
- キュウリに塩をふりかけ混ぜて5分置く
- 耐熱容器にうなぎの蒲焼を入れて酒をふりかける
- ふわっとラップをかけレンジで1分加熱
- キュウリを絞る
- 違うボウルに酢・砂糖・塩・とキュウリを入れてあえる
- 皿にうなぎとキュウリとおろしショウガを盛り付けて完成
定番料理レシピ④:柳川風鍋
柳川鍋は江戸時代から、うなぎより安い価格のどじょうを使って調理されてきました。しかし、甘いタレとやわらかい卵で味付けするため、うなぎで作ってもおいしいです。必ずささがきゴボウを入れて、うなぎとゴボウの風味を楽しみましょう。
材料
- うなぎの蒲焼(1枚)
- ゴボウ(小さいもの1本)
- 玉ねぎ(半分)
- 卵(2個)
- ダシ(200ミリリットル)
- 酒・醤油(大さじ2)砂糖(大さじ1)
- 山椒(なくても大丈夫)
作り方
- ゴボウはささがきにして水にさらす
- うなぎの蒲焼を2センチ幅・玉ねぎを薄切りにする
- 鍋にダシ・酒・醤油・砂糖とゴボウ・玉ねぎを入れて火にかける
- ゴボウに火が通ったらうなぎの蒲焼と溶き卵を入れる
- フタをして2分待つ
- 卵が半熟になったら山椒をかけて完成
出典:写真AC