エギングロッドとシーバスロッドの違いは?特徴や釣れる魚を比較してご紹介!

エギングロッドとシーバスロッドの違いは?特徴や釣れる魚を比較してご紹介!

エギングロッドとシーバスロッドに違いは何でしょうか?エギングロッドやシーバスロッドの他にも様々なルアーロッドがあるが何を選んでいいのか分からない。自分に適したロッドとは何なのか分からないという方の悩みの解決になれば幸いです。

記事の目次

  1. 1.用途に合ったロッド選び
  2. 2.エギングに適しているロッドとは?
  3. 3.シーバスに適しているロッドとは?
  4. 4.エギングロッドは何でも狙える釣れる万能ロッド!
  5. 5.便利な万能ロッドの限界

用途に合ったロッド選び

ロッドの違いの前にルアーロッドの基礎知識!

エギングロッドとシーバスロッドの違いをご紹介する前にルアーロッドの基礎知識をご説明いたします。ルアーロッドには長さや硬さ、その他のスペック表記されていますのでまずはスペックの見方をご説明致します。

スペックの見方は?

ロッドの全長フィートは(ft)で表記されています。1フィートは30cm(30.48cm)1インチは2.5cmとなりますので、6.5フィートであった場合は195cmとなります。硬さの表記はアルファベット表記になります。ウルトラライト(UL)ライト(L)ミディアムライト(ML)ミディアム(M)ミディアムヘビー(MH)ヘビー(H)エクストラヘビー(EH)ロッドの硬さ(強さ)をロッドパワーと呼び、ロッドパワーが強ければ、大型魚をターゲットにすることができます。扱えるルアー重量の表記は5-20と表記されている場合は5gから20gのルアーが適性範囲内となります。適正範囲以上の重さのルアーを使用しますとロッドの破損に繋がりますのでやめましょう。

適合ラインの表記

Photo bymeineresterampe

次に適合ラインの表記についてご説明致します。ライン表記にはナイロンラインとPEラインの表記の二つがあります。5‐10の例ではナイロンライン、5lbから10lbまでが適正範囲内です。0.8‐2.0と表記されていればPEラインの0.8号から2.0号までが適正範囲内となります。ロッドのテーパーを表記しているロッドはあまりありませんが参考までに記載させて頂きます。エキストラファースト(8.2)ファースト(7.3)レギュラー(6.4)スロー(5.5)となります。エキストラファーストは最先端部が曲がる設計となっており、数字が均等になるにつれてロッドの先端部から中心部かけて曲がるように設計されております。簡単な説明ではありますが、ロッドのスペックを理解することで様々な釣りを楽しめるようになります。

エギングに適しているロッドとは?

エギングとは餌疑(えぎ)と言われるルアーを使用してイカを釣りあげる伝統釣法です。餌疑の重さは10gから25gなのでロッドの硬さはミディアムヘビー以上のものが大半となります。イカは小魚や甲殻類を食す、軟体動物である事から小魚やエビといったベイトフィッシュのような動きをする、ルアーアクションで誘い込むのが基本となります。
餌擬の操作方法はしゃくりをいれて、上下に餌疑を動かしイカを誘いこむ必要があります。

エギングロッドは軽量で操作がしやすい!

エギングの一番の特徴は餌疑を操作する為にロッドを上下にしゃくらなければいけないという事です。上下にロッドをしゃくる作業を1日中することは大変な作業である為、エギングロッドの重量は比較的に軽いものが多いと言えます。またロッド先端部が曲がる、ファースト設定のものが多く、しゃくりを入れた時、餌擬が機敏な動きをするようにエギングロッドは設計されており、8.6フィートのものが一般的とされております。一般的なエギングロッドの設定はファースト設定のものが多いですが、餌疑のアクションをゆっくりさせて誘う場合はレギュラー設定のものを選ぶといいと言えます。

シーバスに適しているロッドとは?

シーバスロッドはパワーが重要!

シーバスロッドに適しているものはロッドパワーが強く、レギュラーテーパーのものが一般的です。また、飛距離を出しつつ、ルアーのコントロールがしやすい9フィート前後の長さのロッドが適していると言えます。シーバスはイカと比較すると動きも早く、引きが強いことからロッドパワーで負けてしまうと根の中に入られてしまい、ラインを切られてしまいます。根の中に入らせないためには、ミディアムヘビー以上の硬いロッドでなければ対応できません。

シーバスロッドはロングロッドがおすすめ!

ロングロッドのメリットは根の中に入らせない為の対応策としてもおすすめです。長めのロッドを使用することでルアーをうまくコントロールさせてあげることで、根の中に入られる事を回避できます。シーバスフィッシングでは足場の高い場所が多く、手前に水面までルアーを泳がせる事が困難ではありますが、ロングロッドであれば手前までしっかりコントロールさせてあげることができます。シーバスはベイトフィッシュを逃げられないところまで追い込んでから捕食する傾向がありますので、手前に水面でバイトすることが多くありますのでロングロッドの使用をおすすめします。

エギングロッドは何でも狙える釣れる万能ロッド!

エギングロッドは万能と言っても過言ではない便利なロッドです。一般的なエギングロッドのロッドパワーはミディアムヘビーであり、扱えるルアー自重が10gから25gであることから様々な状況に対応することができ、便利です。その日の天候やポイントによって、強風や向かい風が吹いているパターンが想定される中でルアー選びは最も重要なことであり、強風の向かい風が吹いている時などでは軽いルアーですと前に飛ばす事が出来ず、大変なストレスとなりますが、エギングロッドであれば、ある程度の重さがあるメタルジグなどにも対応できるのでストレスのない釣りが楽しめます。

エギングロッドであればシーバスはもちろん!どんな魚でも狙える釣れる!

エギングロッドで扱えるルアー自重は10gから25gまで対応できますので、それだけ多くの種類の魚を狙える事になります。ルアーフィッシングではジギング、エギング、チニング、アジング、メバリングなどがありますが、エギングロッドではこれらの釣りはもちろん、通常の餌釣りやサビキ釣りなどにも使用することができますので初心者の方には特におすすめの便利なロッドです。

釣れるルアーの動かし方

ルアーが動くスピードを変えるだけで釣果は変わる!

リールを巻き取ることをリトリーブと呼びますが、一定のスピードでリールを巻き取る事をストレートリトリーブ呼びます。リールの巻きとりスピードのちがいによって呼び方が異なりますのでご紹介いたします。デットスローリトリーブ(超低速巻き)スローリトリーブ(低速巻き)ミディアムリトリーブ(中速巻き)ファストリトリーブ(高速巻き)となります。巻きとりスピードに変化をつけるだけでも魚に対してのアピール力が変わりますので、状況に応じて変化をつける事をおすすめします。

不規則な動きは魚を誘う?

Photo byandrewgrabham

リトリーブ中にルアーの動きを止めるストップ&ゴーというテクニックがあります。このテクニックは単純ではありますがルアーのアクションに変化をつけてアピールするほかにも、魚に食べさせるタイミングを与える効果もあります。ロッドの先端を小刻みに動かし、ルアーの先端を左右に振らせるテクニックをトゥイッチと呼びますが、トゥイッチは弱ったベイトやパニック状態に陥ったベイトに見せかけて誘うルアーアクションになります。他にも様々なテクニックがありますが、エギングロッドは軽量で握りやすく設計されていますので、このようなテクニックを使用する際には扱いやすいロッドと言えます。

魚の習性を利用する!

ロックフィッシュ(根魚)を狙うのに有効なリフト&フォールというテクニックがありますが、ロックフィッシュが隠れている岩場にルアーを落としては巻きあげるといった作業を繰り返す事で魚にアピールすることができます。魚は落ちる動きのものに反応する習性がありますので、岩場に隠れているロックフィッシュを狙える、有効なテクニックと言えます。

便利な万能ロッドの限界

エギングロッドは様々な釣りに対応出来る万能ロッドであると紹介してきましたが、やはり万能とは言っても限界はあります。狙う魚に合わせて設計されているロッドの中ではエギングロッドは軽量で扱いやすく、スペックも高く注目されておりますが、ジギングなどで想定外の大型魚が掛ってしまった時などはロッドがパワー負けしてしまうのでラインブレイクしてしまう可能性があります。アジングやメバリングなどでは対象魚が小さすぎる為、魚が上手く掛らないことや、ロッドパワーが強すぎて魚とのバイトを楽しめない可能性もありますので注意が必要です。

白鳥昭弘
ライター

白鳥昭弘

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