雨は釣りにどう影響する?メリット・デメリットや釣り方の工夫をご紹介!

雨は釣りにどう影響する?メリット・デメリットや釣り方の工夫をご紹介!

雨が降っている時に釣りをしたことはありますか?雨の時に魚釣りをすることでどのような影響、メリット、デメリットがあるのか?天候が悪いからこその釣り方や工夫すべきポイントとは?この記事を読めば雨が降った時だからこそ釣りに行きたくなるかもしれません。

記事の目次

  1. 1.雨が降れば釣れる?釣れない?
  2. 2.雨が釣りに与える影響とは?
  3. 3.雨降りの釣りのメリット1~ポイントを独り占め~
  4. 4.雨降りの釣りのメリット2~濁りと暗さ~
  5. 5.雨降りの釣りのメリット3~時化~
  6. 6.雨降りの釣りのメリット4~増水~
  7. 7.雨降りの釣りのメリット5~荒食いのチャンス?~
  8. 8.つまり雨降りは釣れる!いいことずくめ?
  9. 9.雨降りの釣りのデメリット1~危険性が増す~
  10. 10.雨降りの釣りのデメリット2~メンタル面~
  11. 11.雨降りの釣りのデメリット3~風邪をひきやすい~
  12. 12.雨降りの釣りのデメリット4~洗濯、後片付けが大変~
  13. 13.海釣りは特に要注意
  14. 14.雨上がりも狙い時
  15. 15.引く勇気を身に着ける
  16. 16.まとめ~釣りは安全第一~

雨が降れば釣れる?釣れない?

皆さんは雨が降った時に魚釣りをしたことがありますか?「雨降りは気圧が下がってよく釣れる」「いやいや、どちゃ濁りでゴミが引っかかってきて釣れない」と様々な意見があることでしょう。今回は雨が降れば魚は釣れるのか?釣れないのか?そのメリット、デメリットをご紹介していきます。雨降りこその釣り方のポイントや工夫など、ゴミが多い時の対策方法は何か?一つ一つ丁寧に解説していくのでぜひご覧ください。

雨が釣りに与える影響とは?

それではまず雨が釣り場に与える影響を考察していきます。これからメリット、デメリットをいくつかご紹介しますので、それを元に「釣れやすさ」や「魚の動き」に触れて考えていきましょう。「雨降りに行っても魚なんて釣れないよ」と思っている方もいるかもしれません。そんな人にこそ次の欄から解説します「雨降りに釣りに行くメリット」をご覧になってください。もしかしたら持っている考え方が180度変わるかもしれません。

雨降りの釣りのメリット1~ポイントを独り占め~

最初に紹介する雨降りのメリットはポイントを独り占めできることです。やはり雨降りに魚釣りをする人は川、海問わずなかなかいません。そのため、普段は人気のポイントなども釣り人が減り、時には独り占めな状態で釣りをすることが可能です。人がいないということは魚にかかってるプレッシャーも少なくなります。通常は色々工夫したり対策を立てても中々釣れないことがあるでしょう。そんな時に雨が降ったタイミングで行けばすんなりと釣れることも珍しくありません。「魚と出会える確率が絶対的に上がる」それが雨が釣りに与える影響です。

雨降りの釣りのメリット2~濁りと暗さ~

次のメリットは濁りや暗さです。濁りはデメリットなのではないか?と思われる人もいるかもしれません。確かにゴミがたくさん流れてくる濁流クラスの濁りは釣りどころではありませんが、適度な濁りはポイントにいい影響を及ぼします。特に普段から透明度が高いポイントでは濁りが入ることでルアーやラインの存在を隠すことができ、プレッシャーがかかった大物への対策となっていると言えます。また河川の合流点や湖沼の流れ込みなどでは上流から餌が流れてきて魚が溜まる現象もしばしば見受けられます。少しの濁りは間違いなく釣り場やポイントに好影響をもたらしてくれます。

雨降りの釣りのメリット3~時化~

特に海釣りに関してですが、雨降りに伴って低気圧が近づくとその影響で沿岸は時化ます。こんな時に磯やサーフなどでサラシを狙うと、スズキなどのフィッシュイーターがたくさん釣れることがあります。また小さい小魚も荒れた海の真ん中にいると大変なので港湾の奥や、磯のワンドなどに群れで固まって逃げてきます。こうなるとその魚たちの避難場所で爆釣劇が発生したり、また小魚を追って大型の魚が入ってきて普段釣れない魚がたくさん釣れる現象に遭遇するかもしれません。

雨降りの釣りのメリット4~増水~

今度は川や湖沼で起こりうるパターンですが、増水により魚の活性があがったりすることがあります。なぜそのような現象が起こるのかというと先ほど解説しましたが、上流から虫や弱った小魚などが流れ落ちてくる可能性が高いからです。これを待ちわびて魚達は捕食場所となるポイントにつきます。また、普段よりも水位が高いと平常水位の時歩いていたポイントでも水没することがあります。そんな時に魚が餌を追い込むため浅瀬にさしてくる場合も多々あります。基本膝丈の深さがあれば魚は普通に入ってきますので、「こんな浅いところでは釣れない」と先入観を持たずにやってみてください。まさに雨降り時ならではの釣り方で思いがけない大物が釣れるかもしれません。

雨降りの釣りのメリット5~荒食いのチャンス?~

雨が降ると水中の環境は大きく変わります。少量の雨ならともかく、豪雨などで増水、強い濁りなどが入れば今まで通り餌を食べられる保証はどこにもなくなります。そのため、多少の雨が降った段階で栄養を蓄えておく必要があり、餌を食べに動く魚がいることがあります。この状態はアングラー側にとっては絶好のチャンスであることは間違いありません。普段はプレッシャーが高いフィールドなどでワーム系のライトリグでもなかなか反応を得られなくても、雨降りのタイミングでプラグの巻き物ルアーでたくさん釣れることなども珍しくありません。「プラグは苦手だ」というアングラーはこういう時にこそ、苦手を克服できる絶好のチャンスかもしれませんね。

つまり雨降りは釣れる!いいことずくめ?

さて、ここまで雨降りが魚釣りに与えるメリットをご紹介しましたがいかがでしょうか?海、川、湖沼問わずにいい影響を受けるのは間違いないですね。しかし、必ず釣れるというわけではありません。中々釣れない場合もあるでしょう。そんな時は釣り方や工夫、ターゲットに対する対策をもう一度練り直してから挑戦してください。しかし、もちろんいいことばかりではありません。次の項目では雨降りが釣りにもたらすデメリットをご紹介していきます。悪い部分を知ってるからこそその点に対する対策を立てれます。それではどうぞ。

雨降りの釣りのデメリット1~危険性が増す~

雨降りのデメリットとしてまず挙げられるのが、釣り場の危険性が増します。具体的な例として足元が滑りやすくなり転倒の可能性が高くなります。また川では増水や鉄砲水が発生しやすくなり流されてしまうかもしれませんし、海では突然の高波に注意が必要になります。対策としましては状況判断はもちろんのこと、なるべく大人数で釣行するなど、いざという時にどうにかできる対策を立てておくことが重要になります。

雨降りの釣りのデメリット2~メンタル面~

天候はアングラーのモチベーションやメンタル面にも大きく影響を及ぼすことは間違いありません。想像してみてください。どこまでも広がる青い空の下の海と、どんよりとした曇り空の海を。間違いなくいい天気の方が気持ちがいいですし、そんなメンタル的な部分が釣り方や釣果などに影響を及ぼしてきます。メンタル的な部分は集中力にも直結しますので、天候のせいでいつものような釣り方ができずに魚が釣れなかった…などという状況に陥ってしまうかもしれません。

雨降りの釣りのデメリット3~風邪をひきやすい~

特に安物のレインウエアをきてると数時間で雨水がしみ込んできたり、蒸れたりしたりしてどうしても体が濡れてしまいます。そうなると当然体温が下がり風邪をひきやすくなってしまいます。対策としましてゴアテックスなどの高いレインウエアを用意する方法もありますが、やはり普段とは違う環境で魚釣りをしていますので体調を崩しやすくなるのには変わりません。また真夏にありがちな雨上がりの後の急激な気温の上昇などにも注意が必要です。特にレインウエアを着てても濡れて冷えやすいのは手首などのよく動かす部分です。そこから体調不良につながるので、手首バンドを付けるなどといった工夫が必要になってきます。

雨降りの釣りのデメリット4~洗濯、後片付けが大変~

当たり前のことですが雨降りに釣りをするとレインウエアは濡れます。そんな状況で長時間釣りをしていると、内側に着用しているものも当然濡れてくるでしょう。また釣り道具なども雨水や泥水を浴びて普段よりもかなり汚れてしまうのは間違いありません。そんな汚れ物や道具を洗ったりメンテナンスするのはとても大変なことでしょう。場合によってはレインウエアや釣り道具の不調の原因になってしまい、物の寿命を縮めてしまうかもしれません。

海釣りは特に要注意

低気圧の影響で雨が降ると川や湖沼もですが、特に海釣りは注意が必要になります。天候が悪くなると海は時化やすくなり思いがけない高波が発生することがあります。荒れた天気の時に高波にさらわれ海に投げ出されてしまえばまず命は無いと思われたほうがよろしいと思います。時化た海はサラシが立ちやすく思わぬ大物に巡り合えるチャンスになりますが、同時に危険と隣り合わせの立場にいることを忘れてはいけません。そんな時の釣り方や工夫する方法などを常日頃から考えておくことが、安全釣行につながることで間違いありません。

雨上がりも狙い時

実は雨が降っている時だけではなく、雨上がりも狙い目だというのは皆さんご存知でしょうか?なぜかというと雨上がりによって気温と共に水温もあがり魚の活性が上がることがあります。そんな時にトップウォーターなどにとても反応がよくなる現象は多々あります。また河川の釣りなどでは天候が回復し増水の引き際のタイミングなどで連発劇などの話を聞くことがあります。やはりフィールドの環境が変わるということは魚も動くということで、普段黙って一か所にとどまっているランカークラスの魚も、雨上がりなら狙いやすくなるかもしれません。

引く勇気を身に着ける

Photo bygeralt

ここまで雨降りに釣りをするメリット、デメリットを紹介してきましたが、一つ言えるのは悪天候時の釣行は間違いなく危険を伴います。先の欄で解説しましたがぬかるんで転倒の危険性は高まりますし、川なら増水、海なら時化の影響で高波が発生するかもしれません。また雨と共に雷が発生して手持ちの釣竿に落雷する危険性もあるかもしれません。ここで大事なことは引く勇気を身に着けることです。魚釣りは自分自身の命があって初めてできることです。楽しかったはずの釣行でケガをしたり命を落としてしまえば後には何も残りません。いざという時は釣行を中止する、そんな引く勇気を身に着けることが長く釣りをしていく上で大事なことになります。

まとめ~釣りは安全第一~

Photo bysucco

長くなりましたがここまでご覧いただきありがとうございます。雨降りの釣行はライバルが少なくなり快適に釣りができたり、工夫次第ですが、普段は警戒心が強い魚でもプレッシャーが薄れて思いがけない大物と巡り合えるかもしれません。反面、普段よりも危険性が増したり体調不良の原因などになってしまうかもしれません。一つ確かなことは、魚釣りはあくまで趣味であります。その楽しいはずの趣味のせいで自分自身が不幸になってしまうのは絶対あってはならないことです。もちろん、雨が降っている時に釣りに行ってはいけないとは言ってるつもりはありませんので、そこは個々の判断にお任せします。普段雨が降ると釣行をお休みしている方も出かけてみたら、また新たなる世界が開けるかもしれません。

キタノリ
ライター

キタノリ

宜しくお願いします

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