雨の日に釣りやすい魚
雨の日に釣りやすい魚は、淡水魚と汽水域にいる魚です。淡水魚と汽水域にいる魚のどちらにも、雨はよい影響をあたえます。淡水魚は、雨が降っても海水魚のように塩分濃度に左右されません。汽水域にいる魚は、雨が降り、流れてくる餌が増えたり、餌の範囲が広がったりするため、活性が高くなります。
淡水魚が狙いめ
- ブラックバス
- ナマズ
- ウナギ
- テナガエビ
- イワナ
- ヤマメ
- コイ
雨の日に釣るなら、淡水魚が狙いめです。川や湖で生息する淡水魚は、雨の影響を受けず、いつも通りに活動している魚が多くいます。イワナ・ヤマメなどを釣るコツは、「細い川にポイントを移す」です。小型の淡水魚は、増水すると本流から分岐した細い川へ逃げる場合があります。
大型の淡水魚は、川や湖のいつもの場所にとどまる傾向がありますので、魚によってポイントを考えましょう。
汽水域にいる魚
- アユ
- サケ
- サクラマス
- ハゼ
- ボラ
- シーバス
- クロダイ
- アジ
- マゴチ
雨の日は、汽水域にいる魚が釣りすいです。雨の日は、海水と淡水どちらでも生きられる魚が、河口部に流れてくる餌を求めて動きます。しかし、アジやマゴチの釣果は、天候とあまり関係がありません。釣れないと感じたら、釣るポイントを変えましょう。汽水域は釣れる魚種も多く、雨で寒くても充実した気分が味わえます。
雨の日に釣れない魚
雨の日に釣れない魚は、生粋の海水魚です。とくにアオリイカは、雨水を嫌い沖に逃げるといわれています。初心者が狙うには、難しい魚種です。しかし、ポイントや仕掛けで釣れる可能性はありますので、あえて難しい釣りがしたい人はチャレンジしてみましょう。
海水魚は釣れない可能性がある
- アオリイカ
- シロギス
- メジロ
- ワラサ
- カサゴ
雨の日は、海水魚が釣れない可能性があります。海水魚の普段いる場所の塩分濃度が、雨によって下がると、塩分濃度が保たれている場所に移動してしまうからです。濁りがあると、アオリイカのようにきれいな水を好む魚も釣れません。
青物系のメジロ・ワラサも釣れないといわれています。しかし、青物系は天候の関係より、潮目や波の荒さなど海の状態で釣果が決まる可能性が高いです。
雨の日のおすすめ釣りポイント
雨の日のおすすめの釣りポイントは、堤防・橋脚・漁港です。堤防や漁港は、釣りの定番ポイントでもあります。雨の日だと、普段から釣れる場所の競争率が低くなるため、定番や人気のポイントは狙いめです。
しかし、防波堤などの両側が海になるような場所は、危険性が高いのでおすすめできません。船を出すのもやめておきましょう。
釣りポイント①:堤防
雨の日のおすすめの釣りポイント1ヵ所目は、堤防です。雨の日の堤防釣りは、サビキ釣りやルアーフィッシングが楽しめます。堤防は、基本の持ち物が少ないため、初心者向きです。釣れる魚種が多く慣れた人も楽しめ、時間帯・天候に関係なく人気があります。
しかし、柵がない場所や、足もとがぬかるんだ場所もあるので、雨の日用の装備をしっかりをしていきましょう。
釣りポイント②:橋脚
雨の日のおすすめの釣りポイント2ヵ所目は、橋脚です。サビキ釣り・ルアーフィッシングの両方の釣りを楽しめます。雨量や風によりますが、橋脚は、雨がしのげるという点が最大の魅力です。
雨が降っているときは、川の流れに注目してください。川の流れが速い場合は、手前に仕掛けを落とし、川の流れがゆるやかな場合は、普段通りの場所に狙いを定めましょう。
釣りポイント➂:漁港
雨の日のおすすめの釣りポイント3ヵ所目は、漁港です。漁港には、川と海をつなぐ汽水域がある場合が多く、淡水魚・海水魚の両方を狙えます。漁港のまわりの道はコンクリートで、足場が安定しているのも、雨の日の釣りがしやすい点のひとつです。防潮堤があれば、波を防いでくれるので、さらに安全性が高くなります。
雨の日の釣りは気をつけて
雨の日の釣りは、持ち物が多く、注意する点もたくさんあります。釣果が上がる魚もいれば、遠くへ逃げてしまい釣れない魚もいるため、狙いたい魚種への影響を確認するのが大事です。
どうしても雨の日に釣りへ行きたい初心者は、慣れている人と一緒に行きましょう。慣れている人も天候と釣りの関係を知り、影響を考慮して、準備を怠らず釣りへ出かけてください。
出典:写真AC