千曲川のブラックバスの攻め方
千曲川のブラックバスを狙う際には「流れのある場所」や「消波ブロック」などを中心に攻めましょう。釣り方はライトリグを使用した食わせの釣りで、ドリフトやズル引きなどのスローなアクションで誘うのがおすすめです。
スモールマウスバスは回遊性の高い魚なので、よいポイントには何度も入り直して、魚と出会う確率をあげていきましょう。
流れのある場所を狙う
千曲川を攻略するうえで最も狙うべきポイントは、流れ込みや川の流心などの「流れのある場所」です。スモールマウスバスは流れを好む魚で、大型のサイズほど川の流心などの強い流れに着きます。
堰や水門の流れ込みでは、サラシと呼ばれる白く濁った気泡により、魚の警戒心が弱まります。ルアーに対してよい反応を示す場合が多いので、初心者でも安定した釣果を期待できるでしょう。
消波ブロックを狙う
消波ブロックが沈むエリアは、初心者でも簡単に狙えて釣果も期待できるポイントです。消波ブロック周辺は、水深が深く身を潜める場所が多いので、スモールマウスバスがよく回遊してきます。攻める際には、ブロックの隙間や流れが当たってできる反転流を主に狙ってみましょう。
釣り方は、ダウンショットリグやネコリグを使用した穴撃ちで、ルアーを沈める際は根掛かりに注意してください。
スローに誘う
スモールマウスバスは警戒心が強いので、アクションを抑えてスローに誘いましょう。初心者がロッドアクションを強めにして誘うと、ルアーが不自然に動くため魚に違和感を与える可能性があります。スモールマウスバスを狙う際には、ルアーを動かし過ぎず自然なアクションで攻めてみましょう。
流れのある場所ではドリフトで狙い、ボトムを狙うときはズル引きや放置で攻めるのが有効です。
ベイトを意識する
千曲川の攻め方で悩んだ場合「マッチザベイト」を意識して攻めてみるのもひとつの手です。「マッチザベイト」は、狙う魚が捕食するエサにルアーをあわせる考え方で、初心者でも簡単に実践できます。パターンがハマると安定した釣果に繋がるので数釣りも期待できるでしょう。
千曲川の主なベイトは小鮎などの小魚や昆虫なので、シャッド系や虫系のルアーの使用がおすすめです。
濁りがある場合はアピール強めに
大雨などの影響で川に濁りがあるときには、アピール強めに誘うことでよい釣果が得られます。川に濁りが入ると、魚の警戒心が薄れるためルアーを見切られにくいです。ハードルアーを使用した巻きやリアクションの釣り方にも、よい反応を示してくれます。
濁りが強いときはルアーのシルエットを大きくして、黒やチャート系のカラーを使い目立たせることを意識して攻めましょう。
千曲川のブラックバスを釣るおすすめルアー
千曲川でブラックバスを狙う際におすすめのルアーは小魚・昆虫・エビを模したワームです。スモールマウスバスは目がよくルアーを見切りやすいため、エサに近いワームのほうが安定した釣果を得られます。ラージマウスバスと比べて口が小さくショートバイトが多いため、3インチ前後のワームを使いましょう。
ワームのカラーは天候や川の透明度によって使いわけると釣果アップに繋がります。
イモグラブ
イモグラブは、スモールマウスバスを狙うなら必ず持っておきたいルアーです。余計なパーツがなくシンプルな見た目をしているので、根掛かりも少なく扱いやすいのが特徴です。イモグラブは高比重ワームで遠投もしやすいため、川幅の広い千曲川でも活躍してくれます。
使い方は、ノーシンカーリグでボトムをズル引きや放置するだけなので、初心者でも簡単に操作できます。
レッグワーム
レッグワームは小魚の形をしたルアーで、さまざまな使い方ができます。ダウンショットリグの一点シェイクでは、弱った小魚を演出できるため、警戒心の強いスモールマウスバスに対して効果的です。
レッグワームはジグヘッドを使ったスイミングや、ラバージグのトレーラーとしても使えます。ひとつ持っておくと攻め方の幅が広がるので、千曲川を攻略する際には欠かせないルアーです。
ドライブシュリンプ
ドライブシュリンプは、エビの動きをリアルに再現できるルアーで、フォールのときにパーツがヒラヒラと動くのが特徴です。スモールマウスバスはエビなどの甲殻類も捕食するので、シャッド系や虫系のワームに対して反応が薄いときに投げてみましょう。
使い方は、流れのある場所にスプリットショットリグでドリフトさせて使用するのがおすすめです。
沈み蟲
沈み蟲は、ブラックバスが昆虫をよく捕食する夏に有効なルアーです。流れのある場所で使うと威力を発揮するルアーで、ドリフトさせて使うと特徴的な6本の脚がピリピリ動きます。表層を流すときはノーシンカーリグで、ボトムを流すときはネイルシンカーを入れて使いましょう。
沈み蟲は遠投性能にも優れているため、千曲川のような大きい川で対岸のポイントを打つ際にも役立ちます。
出典:photoAC