ヘビダンとは?通常のダウンショットリグとの違いと使い所をご紹介!

ヘビダンとは?通常のダウンショットリグとの違いと使い所をご紹介!

皆さんは、ヘビダンと一般的なダウンショットリグの違いをご存知ですか?どちらも良く釣れるリグなので、大まかな相違点だけは理解しておきたいものですよね。今回は、ヘビダンのポテンシャルについて解説しますので、次回の釣行に役立ててみてくださいね。

記事の目次

  1. 1.ヘビダンってどんなリグ?
  2. 2.通常のダウンショットリグとの違い
  3. 3.ヘビダンの使い所と利点
  4. 4.バス釣りで1匹を手にするための確実な釣り方
  5. 5.ヘビダンをリグる際におすすめのアイテム
  6. 6.バス釣り専用【対デカバスワーム】3選!おすすめと使い所
  7. 7.厳寒期やタフコンでのバス釣りはヘビーなシンカーが王道!

ヘビダンってどんなリグ?

ヘビダン=【ヘビーダウンショットリグ】の略

バス釣りでリグ(仕掛け)を作る際によく「ヘビダン」という言葉を耳にすることがあります。「ヘビダン」とは、「ヘビーダウンショットリグ」の略で、重めのシンカーを付けたダウンショットリグのこと。ひと昔前のバス釣り全盛期では、あまり聞き慣れなかった言葉ですが、昨今では、各メーカーの開発技術の進歩もあいまって、明確な概念として広く使われるようになりました。

【ヘビーダウンショットリグ】の利点

ヘビーダウンショットリグは、一般的なダウンショットリグに比べて重めのシンカーを使うため、着水してから仕掛けを素早くボトムに沈めることができます。その利点を活かし、手返しよくスピーディーに狙ったポイントを探りたい時や水深のある場所、ベジテーションエリアなどの水生植物が乱舞するエリアなどで、自重の重さを利用したピンスポット撃ちを可能にします。

通常のダウンショットリグとの違い

シンカーの比重の違い

通常、ダウンショットリグと呼ばれているリグは、5g以下の重さのシンカーを用いたものを指します。明確な決まりがあるわけではないのですが、ヘビーダウンショットリグでは、それ以上の自重のシンカーを使う点が前者との大きな違いです。昨今では、様々な材質・形状の専用シンカーが、各メーカーからリリースされています。

使われるワームの違い

もう1つ大きな違いとして挙げられるのが、使用できるワームの違い。一般のダウンショットリグは、スピニングタックルに4~5ポンド程度の細いラインを巻いて使用するため、使えるワームもより軽く小さいものに限定されがちです。しかし、ヘビーダウンショットリグならベイトタックルを用いた太糸使用が主流です。よって、より大きく自重のあるワームを使いこなすことが可能です。

ダウンショットシンカーの種類

昨今では、ダウンショットリグという概念の普及により、様々な専用シンカーがリリースされています。棒状のスティックシンカーや丸形形状のラウンドタイプ、ナス型おもりなど、ご自身のフィッシングスタイルに合わせてお好みのものを選んでみるのも楽しみの1つではないでしょうか。

ヘビダンの使い所と利点

ヘビーウエイトなシンカーで遠投できる利点

自重の重いシンカーならリグ自体を遠くへ飛ばすことができます。例えば狙っているポイントが、立ち位置より遠い場合、またはストラクチャーなどの障害物を超えてキャストしたい時など、ウエイトのあるリグを使って遠投できるのは大きな利点です。また、キャスト後もボトムを取ることができるので、大まかな地形を把握するのにも向いています。

水深のあるポイントならヘビーなリグが使い所

リザーバーや比較的大きな河川、琵琶湖や霞ケ浦といった広い湖では、水深が深く、バスの生息域も大きく異なります。したがって深場を探れるウエイトのあるヘビダンの出番は多くなります。また、これに代わるテキサスリグやジカリグ、ヘビキャロといった広範囲をサーチできるリグも併せて使うことで、バスをキャッチできる確率も格段に高まるはずです。

ボトム感知能力を活かした釣り方

ダウンショットリグの大きな利点と言えば、なんといってもボトムを感知しながらバスの居所を探れるところ。ゴロタやブレイク、目に見えない水中に沈む乱杭などを探す釣り方が、ヘビダンの使い所です。地形を把握しながら、スタックするようなポイントを見つけたら、一度リーリングを止めてみてください。障害物の周りにバスが着いている可能性が高いです。

釣りやすいフィールド、バスがスレ切ったフィールドとの違い

多くのバスアングラーが頻繁に訪れているフィールドでは、ルアーの動きを魚が学習してしまい、なかなか釣ることができなくなってしまいます。反対に、釣り人が少ないフィールドは、プレッシャーの少なさから初心者の方でも比較的簡単に釣ることができる場所と言えるでしょう。もしも魚からの反応を全く得られないのであれば、迷わずダウンショットリグに切り替えることをおすすめします。

バス釣りで1匹を手にするための確実な釣り方

ヘビダンでワームを這わせるだけの簡単な【ズル引き】

基本はボトムを感じながらゆっくりとズル引く

ヘビダンで釣るための基本動作としてまず覚えておかなければならないのが、ワームをボトムに沿って這わせるだけの「ズル引き」。リトリーブスピードを最小限にとどめ、ただゆっくりと巻くだけで、高確率でバスに口を使わせることができる釣り方です。すべてのロッドアクションは、この動作が基本になると言っても過言ではありません。

ワームを跳ねさせるテクニカルな【ボトムバンプ】

ボトムバンプは、デカバスを手にするための釣り方の1つで、ワームをピョンピョンと底を跳ねさせることにより、バスの好奇心を刺激するテクニカルな釣法です。特に春先のスポーニング期には、アシ際・矢板・杭・オダなどに着いているシャローに上がってきているバスを、ダウンショットリグで根こそぎ釣りきれるのでおすすめです。

バスの居所を探る縦スト狙いの釣り方

「縦スト」とは、縦に設置されている橋脚・乱杭などの人工物やアシ・ブッシュなどの水生植物といったストラクチャーの総称です。バスは、これらの障害物に着いている傾向が強く、いかに攻め切れるかにより、釣果も大きく変わってきます。簡単ですが、代表的な縦スト狙いの釣り方をご紹介します。

カバーを絡めた釣り方

アシ際やブッシュ、シェード、フローティングマットカバーなどの比較的ライトなカバー周りでは、ヘビダンを使えば確実に1匹を釣ることができます。魚はこれらにタイトに着いていますので、着水時はサミングを使って静かに、よりストラクチャーの際をルアーが通るようにゆっくりリトリーブし、いったん止めるなどして魚の反応を探ってみてください。バイトがなければ、いろいろな角度から同じように試してみるのが肝です。

マンメイドストラクチャーが存在する利点

水門や橋脚、桟橋などの人工物は、水通しがよく、ほどよくカレント(流れ)が効いて間違いなくバスが着いている1級ポイントです。ファーストキャストはテキサスやジカリグ、ジグヘッドなどで上層→中層→下層へと順を追ってサーチし、バイトが得られなければダウンショットやヘビダンを使って、最終的にボトム付近を探っていくようにします。

垂直護岸とうのストレッチでの基本的な釣り方

ストレッチなどでは、基本的に障害物が絡む足元、起伏のあるブレイクラインを探るようにします。大抵の魚は、護岸すれすれに着いているので、岸壁から40~50cm程度の所にリグを落とし、ラインは張り過ぎず、スラッグを取りながら小まめにキャストしていきます。ワームの種類は、ストレート系、もしくはシャッドテールワームなどでの釣果が高いです。

ハイシーズンなら落ちパク、フォール中のバイトも狙える

梅雨時期~真夏にかけては、バスの活性が高く、カバー周りにルアーを落とした瞬間に落ちパクで釣れてしまうことがよくあります。また、フォール中に追ってきた魚が巻いた瞬間に食っていた!なんてことも珍しくありませんので、活性さえ高ければ、ノーリアクションでも魚が釣れることを頭に入れておいてください。

放置プレイな「テクトロ」は手軽な釣り方

「テクトロ」という釣り方をご存知でしょうか?「テクテク歩きながらトローリング」を略してこのように呼ばれていますが、文字通りルアーをキャスト後、放置して歩きながらズルズルとボトムを引きずる手軽な釣り方です。ランガンでポイントを探す片手間で使われることが多いですが、意外にバイトが来ることが多いので、時間を効率的に使いたいアングラーにはおすすめです。

ヘビダンをリグる際におすすめのアイテム

ダウンショットシンカー

昨今では、釣れるリグとしてあまりにも広まり過ぎてしまったため、多くのメーカーからダウンショットリグ専用のシンカーがリリースされています。形状は、スティックタイプとラウンドタイプの2種類がメイン。特にタングステン素材のシンカーは、自重の割にシルエットを小さくできるため、スナッグレス性能も高く、遠投できるのでおすすめです。

ジャッカル JKタングステンスティック ダウンショトシンカー 3/32oz-3/16oz JACKALL

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スタジオ100 FECO タングステン ドロップショットシンカー

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オフセットフック

フッキングに定評のある「ハヤブサ」ブランドのオフセットフックはおすすめです。数々の研究を重ねたフック専門メーカーの高品質フックは、魚を掛けてからのバラシ率が本当に少ないです。キャッチ率を上げるためにも是非使ってみてください。

ハヤブサ(Hayabusa) シングルフック TNSオフセット ヘビーデューティー 3/0号 6本 FF311

参考価格: 333円

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バス釣りで使うおすすめのマス針

特に口の小さなスモールマウスバス狙いの際には、シルエットの小さなマス針を使うとよいでしょう。オフセットフックでも十分釣ることは可能ですが、アタリの割にはすっぽ抜けてしまうバイトが多いため、確実にフッキングに持ち込むには、ワッキースタイルにも使えるマス針の使用をおすすめします。

スタジオ100 カスタムフック TYPE1 ワッキースタイル

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バイト率を上げると噂されるアイテム

ジークラックから発売されているバブルネイルはワームに挿してアクションを加えると、エビのエキスが水中に拡散し、バスを引き寄せると噂される秘密のアイテム。手軽な価格で購入できるので、気になる方は真相を確かめてみてはいかがでしょうか。

ジークラック(GEECRACK) バブルネイル.

参考価格: 518円

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バス釣り専用【対デカバスワーム】3選!おすすめと使い所

エンジン 【フォールクローラー】の利点

エンジンから発売されているフォールクローラーは、2019年バサーオールスタークラシックワイルドカード霞ケ浦戦で見事優勝し、本戦出場を決めた霞ケ浦ダンディーこと【村川勇介】氏プロデュースの自慢のストーレートワーム。側面が扁平形状なため、水を押し分けるアピール力に優れ、スレたフィールドでも高確率でバスをキャッチできる今、最もSNS上を騒がせているソフトベイトです。魚を寄せる力がダントツに秀でる【釣れすぎ注意!】な一押しワーム。

エンジン(ENGINE) ルアー フォールクローラー

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エンジン 【フォールスティック】の使い所

フォールクローラーと併せておすすめしたいのが、同じく【村川勇介】プロ監修の【エンジン フォールスティック】。スモール狙いはもちろんのこと、小柄なボディーの3インチなら、ダウンショットやジグヘッドワッキーでボトムをついばむ小魚を演出し、見事なまでにダートアクションを演出します。ここぞという時に頼れるキッカーベイトとしての投げ際が使い所!

エンジン(ENGINE) ワーム フォールスティック 3インチ

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バス釣りでクロー系ワームならエンジン 【フォールクロー】がおすすめ

フォールクローは、エンジン社を代表するソフトベイトの1つで、ザリガニやテナガエビなどを主食とするバスに最も効果的なクロー系ワームです。基本カラーをグリパンとして据え置き、テキサスリグやヘビダンなどで水質に応じて適材適所なカラーをチョイスして使っていきます。アシ際などのショートピッチでは、長さを活かしたストレート系ワームでは絡んでしまって釣りにならないため、代わりにコンパクトに、よりタイトに撃ちたい時などが使い所となります。

エンジン(ENGINE) ルアー フォールクロー

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厳寒期やタフコンでのバス釣りはヘビーなシンカーが王道!

気温が下がり、同時に水温が低下してくると、バスの活性も下がってボトムからほとんど動かなくなってしまいます。釣りづらい厳寒期やタフコンディションでのバス釣りは苦戦を強いられますが、それでも必ずエサを捕食している個体は存在します。活性が低い時ほど、ヘビーなシンカーでボトムを探るフィネスな釣りが有効であることを、頭の片隅にでも置いておいてくださいね。

テナガエビ太郎
ライター

テナガエビ太郎

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