ダウンショットリグでバス釣りを攻略!簡単な作り方、使い方、釣り方を解説!

ダウンショットリグでバス釣りを攻略!簡単な作り方、使い方、釣り方を解説!

「ダウンショットリグ」はバス釣りでもっともポピュラーなリグです。それゆえラインの結び方やワームの選び方、アクションの方法など様々です。そんな「ダウンショットリグ」のことを少しでも分かっていただけるようにまとめてみました。

記事の目次

  1. 1.ダウンショットリグの種類とは
  2. 2.ダウンショットリグの作り方3選
  3. 3.ダウンショットリグでおすすめの使い方5選
  4. 4.ダウンショットリグの基本の結び方2選
  5. 5.ダウンショットリグにおすすめのシンカー2選
  6. 6.ダウンショットリグでおすすめのフック3選
  7. 7.ダウンショットリグでおすすめのワーム5選
  8. 8.まとめ

ダウンショットリグの種類とは

ダウンショットリグの種類①:ライトリグ

バス釣りにおいてダウンショットリグは大きく分けて二種類あります。この見出しではいわゆる「ライトリグ」で扱うダウンショットリグの説明になります。通常「ライトリグ」で扱うダウンショットリグではタックルはスピニングロッドにスピニングリール、ダウンショットシンカーは3.5グラムほどまでが一般的になっています。この軽めのダウンショットシンカーを使ったものは食わせの要素が強く、ゆっくりとしたアクションが中心になってきます。これよりもダウンショットシンカーが重たくなるとヘビダンといわれるダウンショットリグの種類になります。

ダウンショットリグの種類②:ヘビダン

二種類あるダウンショットリグのもう一つが「ヘビダン」と呼ばれているダウンショットリグです。「ヘビダン」とはヘビーダウンショットの略称です。その名の通り、重めのダウンショットシンカーを使用して、ベイトロッドにベイトリールで扱うのが基本になります。基本的な「ヘビダン」のダウンショットシンカーは5.0グラムから28.4グラムと幅広く、アクションはリアクション中心からずる引きまで様々です。

ダウンショットリグの作り方3選

ダウンショットリグの作り方①:直結

ダウンショットリグの作り方として、ラインをフックに結んで任意の長さにしたラインにダウンショットシンカーをつけるのが「直結」の結び方です。作り方としては簡単にできますが、糸ヨレができることがあるのであまり糸ヨレが多く発生する時やワームの時には作り方を変えてみる必要があります。バス釣りで使用する基本的なダウンショットリグの作り方はラインとフック、ダウンショットシンカーまでが「直結」となっています。

ダウンショットリグの作り方②:スイベル

ダウンショットリグには「スイベル」を使用して糸ヨレを失くす方法があります。ダウンショットリグの作り方で手間を惜しまずセッティングするのであれば、この「スイベル」をラインとリーダーのあいだに使用することで糸ヨレの心配がなくなります。「スイベル」を使用した作り方として、リールからのラインを「スイベル」に結びます。さらにリーダーを任意の長さにしてリーダーにフックとダウンショットシンカーを付けるのが、「スイベル」を使ったダウンショットリグの作り方です。リーダーの長さは60センチくらいを基準にします。

ダウンショットリグの作り方③:DROP SHOT RIG SET

ダウンショットリグの作り方でもっとも簡単にできる方法が、すでにダウンショットリグが作られている既製品を使用する方法です。HAYABUSA(ハヤブサ)から発売されている「DROP SHOT RIG SET」はスイベル、フックがセットされていて、ダウンショットシンカーの位置を分かりやすく簡単にセットできるように5センチごとにラインが結んであります。そのため、フックからダウンショットシンカーまでの距離を自分の好みの長さにしてセットすることが簡単になります。

ダウンショットリグでおすすめの使い方5選

ダウンショットリグの使い方①:ただ巻き

バス釣りにおいて「ただ巻き」はワームの動きやハードルアーの動きなどすべてのルアーで基本となるアクションです。「ただ巻き」でダウンショットシンカーの重さを変更するだけで、任意のレンジにアプローチすることができます。「ただ巻き」での使用の場合の動きはワーム本体の形状に依存するので、ワームの選択が重要になってきます。アピールしたりサーチしたいときにはシャッドテール系のワーム、ナチュラルに誘いたい場合やクリアウォーターなどで使用する場合はストレート系のワームを基準にしてみてください。「ただ巻き」はクランクベイトやスピナーベイトのように広範囲を探るときに使用することが多いです。

ダウンショットリグの使い方②:シェイク

ダウンショットリグ以外でも使用しますが、ダウンショットリグには絶対に欠かすことができないアクションが「シェイク」です。また、アングラーの使い方を見てもダウンショットリグでの使い方として一番多いのが「シェイク」です。「シェイク」によるアクションは、ただ巻きのように広範囲を探る方法とは逆で、ワームの移動距離を少なくし一点でアピールできることが最大の特徴です。ワームの動きがもっとも出やすくバスに対してアピールできますが、激しい動きを嫌うバスには注意が必要な使い方です。バス釣りにおいて「シェイク」アクションはバスに口を使わすことができるもっとも有効なアクションの1つでもあります。

ダウンショットリグの使い方③:フォール

「フォール」とはダウンショットを水の中で落としていくアクションのことです。ただ巻きとシェイクとは違った縦の動きで誘う、これもまたバス釣りにはかかせないアクションです。「フォール」にはダウンショットリグの重さを利用し、ラインを張らない状態を保ったフリーフォールと呼ばれる使い方と、ラインを張ることで意図的に斜めに「フォール」させるカーブフォールがあります。まっすぐ下に落としたい場合にはフリーフォールを使用し、岩盤やストラクチャーなどの状況でカーブフォールを使い分けることで釣果のアップにつながります。また、目に見えるストラクチャーだけでなく水中の地形を意識して「フォール」させることでさらなる釣果アップも見込めます。

ダウンショットリグの使い方④:ミドスト

バス釣りで「ミドスト」と言えばジグヘッドリグを使用したものが一般的です。しかし、ダウンショットリグでも「ミドスト」は可能。ジグヘッドリグで使う本来の「ミドスト」のアクションはワームがローリングすることでバスに対してアピールしますが、ダウンショットリグでの「ミドスト」はローリングというよりは中層をシェイクしながらアプローチしていくイメージです。オフセットフックを使えばジグヘッドの「ミドスト」でアプローチできないストラクチャーを攻略することも可能です。広範囲かつしっかりとアピールできるのがダウンショットリグでの「ミドスト」です。

ダウンショットリグの使い方⑤:ずる引き

ダウンショットリグの「ずる引き」、それはもっとも確実にバスを釣りあげることができる方法です。もっとも簡単なアクションの1つで、ただ巻きにも近い動きですが、よりゆっくりスローに誘うのが「ずる引き」です。ボトムをしっかりと感じながら何かに引っかかったら止めたり、シェイクしたりと「ずる引き」の中に他のアクションを入れることでより効果的にバスにアピールできます。「ずる引き」のコツはリールでラインを巻くのではなく、ロッドでラインを引っ張ることでよりバイトが取りやすくなり釣果のアップにつながります。

ダウンショットリグの基本の結び方2選

ダウンショットリグの結び方①:ユニノット

「ユニノット」はバス釣りでは基本のラインの結び方です。ダウンショットリグ以外でも「ユニノット」はハードルアーやリールのスプールにラインを巻き付けるときも使用します。結び方が簡単で強度が安定していることが特徴の結び方です。「ユニノット」を覚えておけば大抵のものには対処できるようになります。

ダウンショットリグの結び方②:クリンチノット

「クリンチノット」はユニノットよりもさらに簡単なラインの結び方です。もはや「クリンチノット」だけでほとんどルアーやラインはカバーできてしまうのではないかと思うほど簡単で安定した結び方です。さらに強度が欲しい時には結び目をダブルにするダブルクリンチノットなんかもあるので、必要な時がきたら調べてみてくださいね。バス釣りではもっとも簡単で基本的な結び方の1つが「クリンチノット」です。

ダウンショットリグにおすすめのシンカー2選

ダウンショットリグにおすすめのシンカー①:丸型

出典: https://www.jackall.co.jp/bass/products/accessory/sinker/down-shot-sinker/

ダウンショットリグでもっとも多く使用されているタイプが「丸型」のシンカーです。クセがなく使いやすい「丸型」のダウンショットシンカーは素材も様々です。昔から使われている鉛製品やビスマス素材、環境問題などで水に溶けにくいタングステン素材が主流です。おすすめは断然タングステン素材のもの。他の素材と比べると同じ大きさのものだと比重が高くウエイトが重くなります。そのため、同じウエイトならタングステンダウンショットシンカーのウエイトが小さくなり飛距離アップにもつながりますよ。同じウエイトでもメーカーによって配合率や価格が違ってくるので自分に合ったダウンショットシンカーを探してみてください。

ダウンショットリグにおすすめのシンカー②:棒型

出典: https://www.jackall.co.jp/bass/products/accessory/sinker/stick-down-shot-sinker/

こちらの「棒型」のダウンショットシンカーも丸型と同様にタングステン素材がおすすめです。「棒型」のダウンショットシンカーを使用するシチュエーションとして、丸型では根掛かりが多かったり、ゴミなどを拾ってきてしまうシチュエーションです。岩盤や溶岩帯、石のすき間など丸型のダウンショットシンカーだと挟まってしまう場合や、ウィードなどが絡まってしまう場合は「棒型」のダウンショットシンカーが効果的です。デメリットは、丸型のシンカーよりも棒形状が倒れて底に着いてしまうので感度が丸型よりも落ちることです。

ダウンショットリグでおすすめのフック3選

ダウンショットリグでおすすめのフック①:マス針

出典: http://www.ryugi.jp/product/hook/HFS036.html

バス釣りのダウンショットリグにおいてもっとも使用頻度が高いフックが「マス針」です。よく言われているチョン掛けとは、「マス針」を使用したセッティング方法で、もっともワームの動きを妨げることがないフックセッティングです。フッキング性能を重視する場合は「マス針」が適切ですが、フッキング性能が高い分、根掛かりが多くなるので注意が必要です。ワームのヘッドにチョン掛けする場合はアクション重視、ワームの真ん中にセッティングすることでワッキー掛けで使用することができます。

ダウンショットリグでおすすめのフック②:オフセット

出典: http://www.ichikawafishing.jp/original_pk2.html

「オフセットフック」は根掛かりを避けるためのセッティング方法です。ラインアイからフックポイントが離れているため、バイトがあったときはしっかりと合わせることが大事になってきます。「オフセットフック」は大きく分けてワイドゲイブとナローゲイブがあるので、ワームのボリュームに合わせて適正な「オフセットフック」を選んでください。「オフセットフック」はただ巻きやフォールなど動きが早めのアクションでストラクチャーに絡みやすいシチュエーションで効果的なセッティング方法です。

ダウンショットリグでおすすめのフック③:ガード付きマス針

出典: http://www.katsuichi.co.jp/decoy/decoy-list/worm-hook/masubari/477-worm108

「ガード付きマス針」を使用するシチュエーションは、通常のマス針では根掛かりが起きてしまう場合に使用します。オフセットフックでセッティングできないワームや刺しにくいワームだけどストラクチャー周辺などにアプローチしたい場合には最適です。根掛かりなどを回避したいけど、ワームをアクションを最大限に発揮させたい場合など向いていると言えます。ガードの硬さや素材にも違いがあるので、その時に最適なフックを選ぶようにしましょう。

ダウンショットリグでおすすめのワーム5選

ダウンショットリグでおすすめのワーム①:2.5レッグワーム

出典: http://www.gary-yamamoto.com/products/gary/legworm.html

ゲーリーヤマモトから発売されている「2.5レッグワーム」の特徴はなんといっても、水をかき回すシャッドテールですね。ワーム自体のボリュームはあまりありませんが、ゲーリーマテリアルと呼ばれる素材はバス釣りとの相性は抜群。使い方もとても簡単で、ただ巻きやシェイクなど様々なアクションにもばっちり反応してくれます。シャッドテールの動きがバスに効くことは間違いありません。ここで紹介した「レッグワーム」は2.5インチですが、もう少しアピール力を上げたい場合には2.9インチもあるので試してみてください。

2.5レッグワームのスペック

メーカー ゲーリーヤマモト
価格 約800円前後
カラー 全48色
個数 10個入

ダウンショットリグでおすすめのワーム②:ドライブクロー

出典: https://www.o-s-p.net/products/dolivecraw/

O.S.P(オーエスピー)から発売されている「ドライブクロー」は自発的に爪が揺れてフォールすることが特徴のワームです。爪の動きはただ巻きでも動きがでます。サイズラインナップが2インチ、3インチ、4インチ、5インチと豊富ですので、お好みで使用してください。ライトリグで使用する場合は2インチ、ヘビダンで使用する場合には3インチもしくは4インチがおすすめです。4インチになればその分動きも大きくなるので小さい動きがいいのか大きい動きがいいのか見極めることでより良い釣果に繋がります。また2インチも小さいボディですがしっかりと爪が水を掻きまわしてアピールしてくれますよ。

2”ドライブクローのスペック

メーカー O.S.P(オーエスピー)
価格 780円(税抜)
カラー 全32色
個数 10個入

ダウンショットリグでおすすめのワーム③:サンスン

出典: http://www.nories.com/bass/softbaits/f_sansun/f_sansun.html

NORIES(ノリーズ)から発売されている「サンスン」の特徴はなんと言ってもそのサイズ感。3インチってことで「サンスン」ですが、3インチとは思えないほどのボリュームになっています。非常に細く繊細に作られた「サンスン」はセレクティブになっているバスに効果的です。特にボディの細さをいかしたシェイクアクションはまさにベイトフィッシュと見間違えるほどです。その小ささから房掛けにすることも有効でベイトフィッシュの群れを演出することが可能です。とりあえず一匹釣りたいときに使用してみてください。

サンスンのスペック

メーカー O.S.P(オーエスピー)
価格 780円(税抜)
カラー 全32色
個数 10個入

ダウンショットリグでおすすめのワーム④:ツーウェイ

出典: http://raidjapan.com/?product=2way

RAID JAPAN(レイドジャパン)から発売されている「2WAY(ツーウェイ)」はワームの名前のように二通りに使い方が可能なワームになっています。通常は真ん中に刺してワッキー掛けのダウンショットリグで使うように設計されています。もう一つが真ん中から左右に分けることで、簡単に沈む虫にもなることです。ワッキー掛けで使用するときは水押しが強くバスを誘いますが、沈む虫仕様にすることでより繊細なバスに効果的です。どちらで使用する場合も虫を意識しているバスに対してアプローチすることでより釣果のアップにつながります。

ツーウェイのスペック

メーカー RAID JAPAN(レイドジャパン)
価格 800円(税抜)
カラー 全10色
個数 8個入

ダウンショットリグでおすすめのワーム⑤:レインズスワンプ

出典: http://www.reinjp.com/FISHING/01_BASS/01_reinsswamp.html

レインズから発売されている「レインズスワンプ」は見た目は何の変哲もないストレートワームです。しかし、一度使用すればその使いやすさと釣果に驚くでしょう。特に安価に設定されているので惜しみなく使用することが可能なのも釣果が多い理由の気もします。スワンプにはサイズラインナップがたくさん用意されていて好みのサイズを使用できるのもいいですね。おすすめなのはオリジナルサイズの「レインズスワンプ」です。長さとしては少し大きめですが、細いのでそれほど抵抗なく使用できます。塩入の高比重ワームが多い中、ノンソルトでよりナチュラルな動きがバスに効果的です。ワッキー掛けにしてダウンショットリグが定番です。

レインズスワンプのスペック

メーカー REINS(レインズ)
価格 810円(税抜)
カラー 全25色
個数 20個入

まとめ

「ダウンショットリグ」どう感じましたか。「ダウンショットリグ」はバス釣りにおいてもっともかかせないリグの1つです。ラインの結び方からフックの選び方、シンカーの形状など「ダウンショットリグ」といっても人それぞれです。その時最適なワームを選び、さらにはフックにラインを結ぶだけではできないので、ひと手間かかり簡単にはセットできませんがバスに対する効果は絶大ですよね。アクションもただ巻きやシェイク、フォールなどオールレンジ対応できる「ダウンショットリグ」をマスターしてたくさんのバスを釣ってみてくださいね。

ナオヤ
ライター

ナオヤ

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