ラバージグの使い方は?基本の動かし方や釣れるポイントをご紹介!

ラバージグの使い方は?基本の動かし方や釣れるポイントをご紹介!

ラバージグて変なルアー。こんなルアーで釣れるはずがない。そう思っている方へラバージグはとても釣れるし有効なルアーです。ラバージグで最初の1尾を釣りたいと思っている方。ラバージグをマスターしたいと思っている方は必読です。ラバージグの意外な使い方もご紹介します。

記事の目次

  1. 1.どんなラバージグが必要か
  2. 2.釣れるアクション(動かし方)
  3. 3.トレーラー
  4. 4.どこを狙うか
  5. 5.なぜラバージグが釣れるのか
  6. 6.海でも使えるラバージグ

どんなラバージグが必要か

ラバージグには色々な種類があります。しかし最初に必要な物は3つだけで十分です。その3つが①1/4ozのフットボールタイプ ②1/16ozのラウンドタイプ ③1/2oz~1ozのフットボールタイプこの3タイプがあればどんな時でも対応できます。それではそれぞれの使い方や選び方を説明します。

1/4ozフットボールタイプラバージグ

1/4ozフットボールジグ

フットボールタイプ

1/4ozフットボールタイプのラバージグは最も頻繁に使用するタイプです。後ほど説明するアクション(動かし方)でどの動きにも対応できキャスチングもしやすいので初心者にお薦めです。特徴はフットボールの様な形をしたヘッドです。この形はスイミングさせても着底してからも安定した姿勢を保てます。ジグの重心が前下方にあるのでラインを引くとフックが上方に立ち上がる状態になる。この状態はバスがルアーを吸い込みやすい状態です。

1/16ozラウンドタイプラバージグ

1/16ozラウンドタイプラバージグ

ラウンドタイプ

スモラバ

1/16ozラウンドタイプはよく釣れます。釣行先で誰も釣れていない時でもこのジグを投げ続けていれば釣れます。ラウンドタイプは通常の丸い形をしたジグヘッドです。このような軽いラバージグをスモールラバージグといい略してスモラバと呼んでいます。ライトルアーのためプレッシャーの強い時でもバスを誘うのに有効です。ルアーが軽いためフォール速度も遅くゆっくりバスに見せることができます。ゆっくり見せて他のワームよりボリュームがありアピール力があるのでバスの反応は良くなります。

タックル

Photo by isinoid

ラバージグは基本的にベイトリールで使いますが初心者がライトルアーをベイトリールでキャストするのは難しいかもしれないので1/16ozラウンドタイプはスピニングリールで使うと良いでしょう。

Photo byCalinPikeFishingPro

重さのあるトレーラーなどを使えば初心者でもベイトリールで対応できます。かなりマニアな使い方としてベイトタックルに1/4ozフットボールタイプラバージグをスピニングタックルに1/16ozラウンドタイプラバージグをつけておきます。テンポよくフットボールタイプで攻めて丁寧に攻めたいところではスモラバを使って1ポイントを攻めることもできます。

1/2oz~1ozフットボールタイプラバージグ

1/16ozジグがバスにゆっくりルアーを見せるタイプなら1/2oz~1ozフットボールタイプラバージグは一瞬だけバスの前に現れるタイプです。フォール速度も速いので着水音がした後すぐにバスの眼前にラバージグが現れる状態です。バスが水深の深い所にいてもその位置までルアーを到達させるのも早いので、深い位置で軽いルアーを使うと動きが鈍くなりアピール力が弱くなりますが重めのフットボールラバージグはそんな水深でもキビキビ動きバスにアピールできます。

ヘッド形状がわかりやすいのでラバースカートの無いジグヘッドのみ

重いルアーだとバスが食いつかないと思われてる人がいますが問題ないです。水中での小魚やザリガニの力と比べれば1ozぐらいの重さはバスにとって軽いぐらいです。ハイプレッシャー時にはどうしてもライトにナチュラルにいってしまいますがそんな時こそ1アクションが有効な使い方です。狙ったポイントに1アクションして釣れない時は時間を置いてもう一度そこにラバージグをキャストして1アクションしてください。

Photo byLetiha

ラバージグのカラーですが最近ではとても豊富です。昔はブラックかブラウンが基本でグリーンが少し入っている物が多かった。時々ホワイトでサイトフィッシングに使われることもありました。ヘッドカラーも同じ感じでした。カラーは自分が釣れると思われる物を選ぶのがベストです。

釣れるアクション(動かし方)

アクション(動かし方)もとても簡単で基本的に3つだけです。①スローリトリーブ ②リフト&フォール ③1アクションバンピングだけてす。バス釣り経験者ならどれもやったことのある動かし方です。初心者でも簡単にできる動かし方なので安心してください。

スローリトリーブ

表層、中層、底をゆっくり引いてくる

スローリトリーブはルアーをキャスト後ゆっくりルアーを引いてくるだけです。リールをゆっくり巻いて中層を引いてきたりロッドワークで底をゆっくり舐めるように引いてきます。最初の間は一定スピードで同じ水深をゆっくり引いてくるのがポイントです。このゆっくり一定のスピードで同じ水深を引くのは意外と難しいです。ルアーの沈下速度に対してどれぐらいが適当なスピードかはルアーの特徴を自分で見つけてもらうしかありません。慣れるとルアーの抵抗感で浮いてきているのか沈んできているのかがわかるようになります。この動かし方では3つのタイプ全てのラバージグで使うことができます。

リフト&フォール

リフト&フリーフォール

ラバージグを使ったバス釣りでで最も多く使われる動かし方がリフト&フォールです。ラバージグ初心者でもこの動かし方はワーム等でも経験があると思うのですぐにできると思います。基本は3~4回竿でルアーをリフトしてフォールさせるパターンです。フォール時にそのままテンションをかけずフリーで落とすパターンとラインにテンションをかけジグを泳がすようにカーブフォールさせるパターンがあります。

底だけでなく中層にも使えます

常にテンションがラインにかかってる方がバスのアタリがわかりやすいので初心者にはお薦めです。リフト&フォールと聞くと底で行うものと思われますが着底させず中層を泳がすようにリフト&フォールさせるのも有効です。これも初心者にはお薦めでバスはルアーをひったくるようにバイトしてくるので確実に釣ることができます。リフト&フォールでは3つのタイプ全てのラバージグで有効です。

1アクションバンピンプ

1アクションバンピンプはバス釣り独特の釣法です。そこにバスがいてるであろうストラクチャーを直接狙いバスの目の前にラバージグを落とし1回だけアクションをして釣れない時はラバージグを巻き取り次のポイントへ移動します。1アクションは基本的にリフト&フォールでフォールはラインにテンションをかけないフリーフォールです。

ルアーが上がって落ちる状態が底を叩いてるようなのでボトムバンプといい、それを何度も繰り返す動かし方をボトムバンピングといいます。このボトムバンプを1回だけ着底した場所でするのを1アクションバンピンプといいます。1アクションバンピンプのデメリットはバスがいてそうなポイントが少ないところでは使えないこと。逆にポイントがたくさんありバスの居場所を早く見つけその日のパターンを探すのにはぴったりです。この動かし方に使える物は1/2oz~1ozの重めのラバージグです。速く沈みキビキビした動きをする物が最適です。

トレーラー

ラバージグのトレーラーで有名なのはポークです。ブタの皮で作った物で確かによく釣れるのですが乾燥すると使えなくなるのでとても不便です。お薦めのトレーラーはWテールグラブとテールの動きが良いストレートワームです。

Wテールグラブ

Wテールグラブはどの動かし方にも対応できよく釣れるルアーです。ルアーの選び方として特にテールが柔らかく動きが良い物を選んでください。スローリトリーブではWテイルがユラユラ動き魚が泳いでいる時と同じ水流を作りバスにアピールします。着底してもゆっくりテールだけが動きバスを誘ってくれます。カラーチョイスは基本的にブラック、ブラウン系ですがサイトフィッシングではホワイトやピンク等も使います。

テールの動きが良いストレートワーム

テールの動きが良いストレートワームだとカットテール系やビビットテール系です。テールが良く動くとどうしてもスローリトリーブでの使用と思われますがこれもどの動かし方でも使えます。

Wテールグラブとストレートワームの使い方ですがナチュラルでボリューム感の少ないストレートワーム。強いアピール力とたっぷりのボリューム感でWテールグラブです。ハイプレッシャーの時にストレート。アピール力のWテールぐらいで覚えてもらうぐらいでいいです。どちらもそれほど差がでることはないので自分の好き嫌いやフィーリングでチョイスしてください。カラーは基本はブラック、ブラウンですがアピール力が弱いので目立つチャートリュースやイエローも使えます。

どこを狙うか

フリー写真素材ぱくたそ

基本のポイントは障害物ですが最近は目につく障害物は誰もが攻めるのでバスがついていない時があります。そんな時には何らかの変化を狙います。

ストラクチャー(障害物)

フリー写真素材ぱくたそ

ボートの釣りや陸っぱりで移動が自由にでき釣り場をどんどん変えていけるのなら目に見える障害物に1/16ozのスモールラバージグを使うのがお勧めです。Wテールグラブをトレーラーにつけて投げてください。そこにバスがいてるのなら必ずアタリがあります。どうしてもわかりやすい障害物は誰もが狙っているのでプレッシャーが高く大型の賢いバスは少ないですが小型のバスがついていることが多いです。そんなバスがいれば最初の1尾は簡単に釣れます。

何らかの変化

大型の賢いバスは人間が見ただけではわかりにくい障害物やルアーを投げ込めないような場所にいます。生い茂った木の奥の奥にバスがいても初心者にはそこへルアーを投げることはできません。そこで重要になってくるのは何らかの変化です。水の流れがよれているや色が違うなど少しでも変化が有ればラバージグを投げてください。

フリー写真素材ぱくたそ

目に見える変化がなかったとしても1/4ozラバージグをフルキャストして底をスローリトリーブしてくると竿に伝わる変化を感じるはずです。ゴツゴツしている、引っ掛かりがある、ジグが落ちていく感じがする。そういった違いを感じなら底の形状や変化を見つけてそのポイントを狙ってラバージグを投げ続けてください。これはラバージグの釣りだけでなく底を感じれるルアーならどれでも同様です。初心者が上達するためのポイントなので1投ごとに集中して情報を集めてください。

なぜラバージグが釣れるのか

最初に書きましたがラバージグを見て「このルアーで釣れるとは思えない」と敬遠される方が多くいます。確かに見た目では何をモチーフしているのかまったくわからないです。ミノーやバイブレーション等は明らかに魚の形をしていてバスが食いつくのは理解できます。

出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/81BVKNFaljL._AC_SL1500_.jpg

ただ一時期ブームになったバドワイザーカラーのルアーもありました。バスがビールを飲むわけでもないのになぜバドワイザーて思いませんか?バスが本当にどんな思いでルアーにアタックするのかはバスでないとわかりませんが少しバスの気持ちになった考えてみました。

捕食でのバイト

自然のルール

バス釣りだけでなく魚釣りをするのにまず考えるのは捕食での釣り方です。通常、魚釣りに使うのは「餌」です。餌は魚が捕食している物を選びます。そうするとルアーに求めることはバスの餌になる物だと考えます。小魚やカエルやザリガニに似ているルアーを選びたくなるのは普通です。捕食で一日中釣れるのならバスは朝から晩まで餌を探す行動をしていないといけません。自然界で捕食行動はかなり危険な行動で自分(バス)が捕食行動中に捕食される側になるリスクがあります。

捕食時間

Photo bytjuusitalo

実際に朝まずめ、夕まずめと言い日の出や日没前が良く釣れます。これは魚が捕食行動を取っているからです。捕食での釣りはこう考えると日の出と日没前だけで後はそれ以外で口を使っていると考えれます。ただし釣果を上げたければこの時間の釣りは絶対外せません。捕食で使うラバージグの選び方ですが1番良いのはフットボールタイプです。捕食の時間は限られているのでより広範囲を効率よく狙うことができます。

リアクションバイト(反射で口を使う)

リアクションバイトとは

バス釣りで重要なのはこのリアクションバイト(反射で口を使う)です。捕食での釣りだとルアーのカラーはよりナチュラルになります。しかしチャートリュースのような自然界に少ないカラーのルアーが釣れるのは目立つカラーだからです。バスはライオンのように狩をして餌を獲ります。狩をする動物(魚)は目の前を何かが通ると勝手に手(バスは口)が出ます。猫の前にボールを転がすと勝手にボールを押さえにいきます。バスも同じように目の前に何かが通ると勝手に食いついてしまうのです。

Photo byMyshun

ラバージグのリアクションバイト

このリアクションバイトを誘発させるのは何かの変化です。一定で動いていた物が急に動きを止める等です。ルアーの使い方では基本のアクションです。ラバージグはラバースカートが動かしている時は水流でスリムになり動きが止まるとゆっくり開いていきます。スリムなルアーがゆっくり大きく膨らむ動きがバスにリアクションバイトを発動させます。リアクションバイトを誘発するラバージグの選び方はどれでもいけます。ラバージグがよく釣れる理由がバスに反射で口を使わせるからです。

海でも使えるラバージグ

Photo bymohamed_hassan

以前は海のルアーといえばシーバスが多くシーズンに太刀魚釣りをするぐらいでした。ラバージグはバス釣り専用のルアーで海釣りに使うなんて発想もありませんでした。ところが今はラバージグは海釣りでも大活躍です。海釣りでのラバージグをどうしたらいいのか使い方や選び方を説明していきます。

鯛ラバの出現

出典: http://www.majorcraft.co.jp/wp-content/uploads/2018/05/5-3.jpg

鯛釣りは釣り好きの象徴です。そして今までの鯛釣りでの餌は海老でした。大分県の漁師さんが鯛を疑似餌で釣ったのがきっかけで鯛ラバができ漁師さんだけでなく一般のルアー釣りをする人にも広がりました。鯛ラバの出現が海でのルアー釣りを盛んにしました。昔バス釣りに明け暮れていた少年たちが大人になり海のルアー釣りを楽しんでいるなが現状です。

ショアラバージギング

ショアラバージギングは最近よくされるようになった釣りです。略してショアラバと呼びます。意味は文字のまま岸からラバージグを使った釣りです。このショアラバが結構楽しくて色々な魚が釣れます。チヌ(黒鯛)、ガシラ、メバル、ムツ等が釣れます。ラバージグのカラーはバス釣りと同じようにブラック、ブラウン系でもいいのですがホワイトもよく使われます。バス釣りのラバージグでも良いですし海専用のラバージグを購入してもらってもいいです。  

海専用のラバージグを選ぶのならホワイトをお薦めします。ただカラーは自分で釣れると思った物を選んでもらうといいです。重さは軽いと底が取れないので3/16oz以上がいいです。海のルアーだと重さ表示がグラムになるので5g以上です。淡水と違い海では波があるので少し重めの物を選んでください。

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トレーラーの選び方は海用のグラブやストレートワームでもいいです。あまり大きいと釣れないので狙っている魚のサイズに合わせてください。バス用のストレートワームだと半分ぐらいにカットしてテール部分をつけてください。ラバースカートがあるのでトレーラーがスカート内に埋もれてしまわないように注意してください。

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海でのショアラバで狙うシチュエーションの選び方ですが堤防などで底に石などが入っていたらチヌ、ガシラ、メバル等が狙えます。砂浜だとカレイ、コチ等が狙えます。ポイントの選び方はやはり何かの変化です。堤防の継ぎ目や角。船が通ることによってできた溝を狙います。基本的にラバージグでやることは淡水でも海でも変わらないのでどちらかでラバージグの釣りを極めてもらうとどこででも釣れるようになります。アルマゲドンが起こっても釣り道具とラバージグがあれば生き残れるようになります。

まいける111
ライター

まいける111

みんなで楽しく釣りに行きましょう。

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