スイムベイトは初心者でも釣れるスゴイルアー!使い所や釣り方をご紹介!

スイムベイトは初心者でも釣れるスゴイルアー!使い所や釣り方をご紹介!

巻くだけでデカバスが釣れると、プロからアマまで、広く愛されるのがスイムベイト。
現在の日本のバスフィッシングシーンに欠かせないカテゴリーとなりました。しかし、なぜそこまで釣れるのか?初心者でも使いこなせるのか?使い方や使い所も含め、スイムベイトの魅力に迫ります。

記事の目次

  1. 1.はじめに
  2. 2.スイムベイトが釣れる理由
  3. 3.スイムベイトの使い方&使い所
  4. 4.スイムベイトで釣れる人、釣れない人
  5. 5.真っ直ぐ泳がないスイムベイトに出会ったら
  6. 6.まとめ

はじめに

10年ほど前は、その大きさから多くのアングラーから敬遠されがちだったスイムベイトですが、今やオールシーズン通用するルアーとして確固たる地位に君臨する人気ルアーとなっています。今回は、それだけの市民権を得たスイムベイトの釣れる秘密を解説し、初心者でも使いこなせるためのコツなども紹介しましょう。

スイムベイトが釣れる理由

自身で撮影

それでは、なぜスイムベイトはそれほど釣れるのでしょうか?

タダ巻きでポテンシャルを発揮!

スイムベイトは基本的にタダ巻きでそのポテンシャルを発揮するルアーです。遠くからでもバスを呼び寄せることができるので、ライブリーなアクションで違和感なくバイトに持ち込みます。なので、初心者でも十分にルアーのパワーを引き出すことができます。

多様性

基本的な使い方はタダ巻きであると上述しましたが、そのほとんどがシンキングタイプであるスイムベイトは、他にもさまざまな釣り方に対応してくれます。代表的なものはフォーリング、根がかりに強いタイプならボトムバンピング、ズル引きなどがあります。また、フローティングタイプであれば、デッドスティッキングや水面でのトゥイッチなどの釣り方にも対応できます。

スイムベイトの使い方&使い所

自身で撮影

使い方

タダ巻き

上でも述べたように、ほとんどのスイムベイトはタダ巻きが基本操作になります。しかし、スイムベイトによってベストなリトリーブスピードが違い、それによって生まれるアクションもさまざまなので、実際にフィールドでキャストしてみてベストスピードを見極める必要があるのです。巻き方やロッドの角度などを調整しながら微調整してみましょう。

フォーリング

簡単に言うと「沈ませる」だけのアクションですが、スイムベイトは僅かな水流でアクションするため、沈ませるだけでもバスにアピールします。さらに、ロッドの角度や繊細なリールの巻き方次第でカーブフォールを演出できます。スイムベイトによってはフォーリングでアクションしないものもあるので気をつけましょう。

ボトムバンピング

スナッグレス性能の高いスイムベイトでボトムバンピングすると、タダ巻きでは釣れなかったバスをキャッチできることがあります。あまり派手にボトムを跳ねさせないようにする方が、ルアーを見切ってしまうバスを騙しやすくなるでしょう。ボトムに岩などのストラクチャーがある場面や流れの強いにおすすめのテクニックです。

ジャーク&トゥイッチ

こちらも一般的なタダ巻きではスイムベイトを見切ってしまうバスに効果的なのが、ジャークやトゥイッチです。バスがスイムベイトに追尾してきたけど喰う気配がない時に、ロッドを煽ってルアーに大きなアクションを加えることでバイトトリガーになることがあります。また、サイトフィッシングなどでボトムに放置したスイムベイトを見に来たバスにリアクションバイトを誘発する際にも、ジャークなどが効果を発揮します。

使い所

スイムベイトはシーズンを問わずに使用できるのが大きなメリットです。また、しっかりリトリーブできるスペースさえあれば、カバー周りであろうが、流れがあろうがエリアを選ばず使用できます。強い流れの中では、その存在感から、他のルアーよりも有効になることもあるくらいです。ただし、カバー周りやボトムを攻略する際は、カバーに強いタイプのスイムベイトや、対カバー用のフックセッティングをしないと根がかりが多発してしまいます。

春はスイムベイトの独壇場⁉

春はスイムベイトが大活躍するシーズンです。プロの取材を見ていても、春にスイムベイトがよく使用されており、他のルアーでは釣れないようなデカバスでさえ簡単に釣れてしまいます。これには、春のバスが抱く「産卵に向けて大きな餌を捕食したい」という思いに対して、大きいけれど、ゆっくりとした巻き方に対応できるという特性がメリットとなるからだと考えられています。

スイムベイトで釣れる人、釣れない人

自身で撮影

スイムベイトを使っても釣れないという声もよく聞きます。スイムベイトでよく釣る人と釣れない人の違いは何なのでしょうか?

トレースコースを見極める

スイムベイトに限らず、トレースコースはバイトの確率を大きく変動させますが、特にスイムベイトのような大きなルアーはその差が顕著にでます。これはおそらく、バスにとって大きな餌を捕食することは簡単ではないという心理から来るものでしょう。つまり壁際など、バスが「あの大きな餌でも、あのコースなら喰える!」と思えるコースを通すことがバイトを増やすコツです。また、ほとんどのスイムベイトがシンキングなので、その日のバスがいるレンジを丁寧な巻き方で攻略することも大事になります。

カラーセレクト

視覚的なアピールが強いスイムベイトにとってカラーセレクトはとても大事になってきます。クリアウォーターならナチュナル系、濁っていればチャートやピンクというのは、スイムベイトに関わらず、全てのルアーにおけるスタンダードです。特に初心者には視認性の高いカラーがおすすめで、ルアーをコントロールし易くなるので上達への近道になります。

ナチュナルと視認性を両立したカラー

ナチュラルかつ視認性の高いカラーが存在します。ボディーの大部分なナチュラルで、背中だけに派手な色が配色されたカラーは、クリアウォーターでバスに違和感を与えないことに加えて、アングラーにはルアーの位置を確認できる万能カラーなのです。リップが無く、引き抵抗が弱いスイムベイトは目で見てレンジやコースをコントロールする場合があるので、プロもこういったカラーを必ずタックルボックスに忍ばせています。また、どの辺りを泳いでいるか視認できることは根がかりの軽減にも繋がります。

濁りは敵?味方⁇

ナチュナルで柔らかな波動でバスを誘うスイムベイトですが、濁りの強いフィールドではそれがデメリットになってしまいます。濁ったフィールドは視界が悪く、サイレントでフラッシングも放たないスイムベイトは発見されにくいのです。濁りに強いカラーで対策を講じることもできますが、カフェオレのような水質では、スイムベイトを控えることが賢明です。しかし、濁りが常にスイムベイトの敵とは限りません。いつもスーパークリアーなフィールドが軽く濁った際は、スイムベイトが爆発するチャンス!ルアーをすぐ見切ってしまう賢いバスも視界がぼやけて、判断力が鈍るのです。一方で、水上からも水中が見えにくくなるので、根がかり対策が必要になります。

真っ直ぐ泳がないスイムベイトに出会ったら

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スイムベイトを使っていると、買ったばかりなのに真っ直ぐ泳がない個体に出会うことがあると思います。原因はさまざまですが、真っ直ぐ泳ぐようにチューニングすることは可能です。

ラインアイを曲げる

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1番スタンダードなのが、ラインアイをプライヤーなどで曲げる方法です。右に傾くのであれば左に、左に傾くのであれば右にアイを曲げてみましょう。曲げ過ぎはかえってアクションがあっかしたり、ラインアイの破損に繋がるので、微調整しては、スイムテストして、様子を見るのが無難です。

ネイルシンカーを埋め込む

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スイムベイトの柔らかなボディーを利用して、ネイルシンカーを使った修正方法が存在します。右に傾く場合はボディーの中心より若干左に、左に傾く場合は中心より右側に軽めのネイルシンカーを埋め込むことでバランスを取るというこの方法は非常に効果的かつ簡単で、あらゆるスイムベイトで有効です。症状によって埋め込むネイルシンカーの重さが変わってくるので、釣り場で臨機応変に対応してみましょう。ヒレがあるものはヒレに刺しても問題ありません。

まとめ

自身で撮影

そのメリットを正しく理解し、使い所や釣り方さえ間違えなければ頼もしい武器となるスイムベイト。使ったことのない人や苦手意識を持っていた人はこれを機に使い方をマスターしてみましょう。もしかすると、自己新記録を叩き出すようなビッグフィッシュを手にすることができるかもしれません。

萩原 佑樹
ライター

萩原 佑樹

バスフィッシング歴18年。 野池を中心にストロングスタイルでデカバスを狙っています!

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