冬のバス釣り6つの攻略術!釣れない悩みを解決する攻め方をご紹介!

冬のバス釣り6つの攻略術!釣れない悩みを解決する攻め方をご紹介!

バス釣りでは最も釣れないとされる冬。まだ一度も冬バスを釣り上げたことがないという人も少なくないはずですが、冬バスを釣るための攻略法はいくつもあります。今回は厳寒期のバス釣りに抵抗感があるアングラーのために、冬バスの釣り方や狙うべきポイントを紹介しましょう。

記事の目次

  1. 1.はじめに
  2. 2.攻略術その1!なぜ冬のバスは釣れないのかを知る
  3. 3.攻略術その2!冬のバス釣りは水温の安定したポイントを狙う!!
  4. 4.攻略術その3!シャローもしっかり攻める!!
  5. 5.攻略術その4!真冬のバス釣りはデッドスローかハイスピード!!
  6. 6.攻略術その5!冬に頼りになるルアー達を使う!!
  7. 7.攻略術その6!冬のバス釣りは季節の細分化で決まる!!
  8. 8.攻略術番外編!バス釣り以外の釣りに挑戦してみる!!
  9. 9.まとめ

はじめに

ジャッカルオフィシャルサイトからの引用出典: https://www.jackall.co.jp/bass/column/p-15152/

バスフィッシングでは1番難しいシーズンとされるのが冬です。プロでさえノーフィッシュを経験してしまうほどのタフなシーズン。しかし、初心者は冬バスをキャッチすることができないのかというと、決してそんなことはありません。冬バスの生態や冬のバスフィッシングがなぜ難しいのかを理解することで、初心者もバスを捕獲できるのです。今回は初心者のために難しい冬バスの攻略術をご紹介しましょう。

攻略術その1!なぜ冬のバスは釣れないのかを知る

ジャッカルオフィシャルサイトからの引用出典: https://www.jackall.co.jp/bass/column/p-15152/

「冬にバスが釣れなくなるだろう?」
実践的な攻略術を覗いていく前に、こういった疑問を解決し、バスの心境を考慮した釣り方を実践することが冬バスを釣るうえで、とても大事になります。そして、冬のバスを釣るのが難しい理由、それは水温とバスが変温動物であることが関係します。

変温動物とは?

一年中一定の体温をキープするのが恒温動物。我々人間を含む哺乳類がこの恒温動物に分類されますが、魚類や爬虫類、両生類は変温動物と呼ばれ、気温や水温によって体温が変動します。そして、一定の体温を下回ると体が思うように動かなくなり、爬虫類などは冬眠に入ります。

変温動物としてのブラックバス

バスの場合、冬眠という行動こそ取りませんが、水温が8℃にまで低下すると、著しく活動が制限され、捕食もハイシーズンほど活発に行わなくなります。それに伴って、アングラーが魚を手にする確率も低下するわけなのです。この動きたくても、うまく動けないというバスの心情を頭に入れておくだけで、難しい冬のバスを攻略できるかできないかが大きく変わってくるので、常に頭の片隅に置いておきましょう。

攻略術その2!冬のバス釣りは水温の安定したポイントを狙う!!

ジャッカルオフィシャルサイトからの引用出典: https://www.jackall.co.jp/bass/column/p-14927/

冬は水温の安定したスポットを狙う釣り方が基本となります。一般的にはある程度水深のあるポイントの方が水温が安定していると言われており、他のシーズン以上にディープを狙うアングラーが増えます。ただし、深ければ深いほど良いわけではなく、フィールドやポイントによって比較的温かい水が留まるレンジが異なるので、さまざまな釣り方を試す必要があります。

川は水温の安定したスポットを見極めやすい

野池や湖では、一体どこが安定した水温のエリアなのか特定することはなかなか簡単ではありません。しかし、河川では、水温が安定し、バスが集まるエリアを比較的に簡単に推測することができます。

テトラポット

バスフィッシングでは、河川にしかないストラクチャーとも言えるのがテトラポットや消波ブロックです。波や強い流れを緩和したり、ブロックするための人口ストラクチャーだけあって、水温が安定しやすく、冬場のバスが集まるスポットなります。クランクベイトやダウンショットリグでタイトに攻略すると良い釣果に繋がります。

逆ワンド

本流の流れがほとんど干渉しないようなワンドは、水が止まっているため、安定しやすい傾向にあり、バスが越冬するために集まります。また、流れがないので、春になると、そのままワンド内で、スポーニングの準備に入るバスも多く、冬から春にかけて、侮れないスポットになります。

攻略術その3!シャローもしっかり攻める!!

ジャッカルオフィシャルサイトからの引用出典: https://www.jackall.co.jp/bass/column/p-15227/

ある程度の水深があるスポットを狙うのが定石と書きましたが、シャローにもバスがいる可能性は十分にあるということも知っておくと、より冬の難しいバスに近づくでしょう。冬でもシャローに上がってくるバスはベイトを積極的に捕食する元気のある個体が多くいます。特に、大型のバスは真冬でもシャローでエサを探す傾向があるので、自己記録を更新するようなバスに出会えるかもしれません。

冬のバス釣りにおけるシャローの攻め方

シャロー攻略といっても、ハイシーズンと同じ攻め方ではバスは釣れないでしょう。ハイシーズンならば水深50㎝の浅瀬でも果敢にバイトしてくることがありますが、冬の場合、浅くても最低1m50㎝のラインを攻略するのが無難です。また、単に浅いところにバスが集まることは滅多になく、カバーや岩、ベイトといった複合条件の揃ったエリアが好ましいので、ストラクチャーが絡むポイントを把握しておきましょう。

攻略術その4!真冬のバス釣りはデッドスローかハイスピード!!

ジャッカルオフィシャルサイトからの引用出典: https://www.jackall.co.jp/bass/column/p-12474/

真冬の一番バスがベイトを捕食しなくなる時期になると、ルアーアクションはデッドスローかハイスピードが有効になるシチュエーションが多くなります。それは一体なぜなのでしょうか?それぞれのアクションがバスにどういった印象を与えるのかを考えてみましょう。

デッドスロー

ルアーをデッドスローに動かすことが冬に有効な釣り方であることは、初心者でも想像がつくと思います。水温の低下で身動きが取りづらくなったバスでもルアーに追いつけるようにするためです。この攻め方にはダウンショットリグやサスペンドタイプのルアーを使用することが多くあります。理由は超スローにジリジリと動かしながらも、バスの目線より上を通過させることができるからです。

ハイスピード

ここまでの内容をしっかり読んで頂いた初心者の人達は、なぜ水温低下でバスがうまく身動きを取れないのにも拘わらず、ルアーをハイスピードで動かす必要があるのか疑問に思うはずです。これはリアクションバイトという人間には考えられないバスの特性が根底にあります。

リアクションバイトとは?

リアクションバイトとは、バスが反射的にベイトやエサに喰いついてしまう現象を指します。人間が早く動くいきなり視野に入ってくると、反射的に肩をすくめたり、目をつむってしまいますが、バスの場合は襲い掛かってしまうというフィッシュイーターらしい本能を持っているのです。この習性は真夏の食欲がない状況や真冬の身動きが取れないバスにも有効で、強制的にバスにバイトさせる攻め方として知られています。

ただ高速でルアーを動かしても冬のバス釣りは釣れない

ただ単に高速で巻き続けてもバスはなかなか釣れません。なぜならルアーに追いつけないからです。なので、追いつけるタイミングをアングラーが作ってあげる必要があります。シャッドなどを使うのであれば、クイックなアクションを数回演出した後に、数秒のポーズを入れるのが一般的です。バイブレーションなどであれば、リフト&フォール。リフトでリアクションを誘い、フォーリングが食わせの間を生み出すことがポイントです。

攻略術その5!冬に頼りになるルアー達を使う!!

ジャッカルオフィシャルサイトからの引用出典: https://www.jackall.co.jp/bass/column/p-15044/

厳しい時期ほどルアーが持つ釣れる性能に頼ることがポイントになり、冬が苦手な初心者ならばなおさらです。ただし、いくら冬に強いからといって、何も考えずに投げ続けて釣れるルアーなんてありません。バスがいるであろうポイントを絞り、正しい攻め方でルアーを操って初めて、冬バスは釣れるのです。それでは、冬に初心者を助けてくれるルアーと使い方のポイントを紹介しましょう。

冬に釣れる定番ルアー!メタルバイブレーション

ジャッカルオフィシャルサイトからの引用出典: https://www.jackall.co.jp/bass/products/lure/vibration/keeburn/

冬の超人気ルアーがメタルバイブレーションです。ボートやおかっぱりを問わず使い易く、タックルやフィールドを選ばないので、すべてのアングラーにマッチす。リアクションバイトを誘発しやすいクイックなアクションで冬バスが釣れることが人気の理由です。かつてはメタルジグが人気でしたが、おかっぱりからの使用が難しいという弱点がありました。メタルバイブレーションはその弱点を克服し、冬ルアーでは不動の人気を維持しています。

イマドキのメタルバイブレーションはメタルではない?

近年はメタルバイブレーションも進化し、金属だけで作られたルアーではなくなってきています。デプスのサーキットバイブやジャッカルのキーバーン(上の画像のルアー)といった人気のメタルバイブレーションは、その名の通りサーキットボードをボディーに採用し、従来のメタルバイブレーションよりハイレスポンスなアクションを実現しています。

止めて喰わせる!サスペンドシャッド

ジャッカルオフィシャルサイトからの引用出典: https://www.jackall.co.jp/bass/column/page/14/

水中で静止させることができ、リアクションバイトを誘発させるキレのあるアクションで重宝される冬の人気ルアー、サスペンドシャッド。サスペンドミノーに比べて、タダ巻きでもしっかり動くため、まだトゥイッチなどの釣り方が苦手な初心者は、より簡単なストップ&ゴーなどのシンプルな攻め方でもバスのスイッチを入れることができます。

一点シェイク!ダウンショットリグ

ジャッカルオフィシャルサイトからの引用出典: https://www.jackall.co.jp/bass/column/p-11668/

ハードルアーでリアクションバイトに持ち込めないバスは、ライトリグを使ってスローなアプローチを試みてみましょう。ダウンショットリグを使えば、移動距離の少ない一点シェイクで釣れる可能性があります。ボートから真下にフォールさせてからシェイクで誘ったり、おかっぱりから足元のポイントでシェイクするような攻め方も可能で、バスの居場所は絞れている場合に効果的です。

シャローカバー攻略の定番!ラバージグ

IMAKATSU オフィシャルサイトからの引用出典: https://www.imakatsu.co.jp/_blog/imae_katsutaka/?id=3162

シャローカバーを攻略する際に便利なのがラバージグです。他のルアーではアプローチするのが難しいカバーでもすり抜けバスの目の前までルアーを届けることができます。重めのウエイトのラバージグを送り込めば、速いスピードでバスの視界に飛び込むため、リアクションバイトを誘うことができ、カバーの中でシェイクを続ければ、バスに対してスローにアピールすることができるなど多彩な攻め方が可能です。

ラバージグなら何でもカバーを攻略できるわけではない

IMAKATSU オフィシャルサイトからの引用出典: https://www.imakatsu.co.jp/products/lure/pro_a222.html

ラバージグにもいろいろと種類があり、すべてのラバージグが、カバーを攻略できるわけではありません。まず必ず必要なのがブラシガードです。ブラガードが無くてはカバーに根掛かってしまいます。そして、より複雑なカバーであれば、障害物をすり抜けやすい形状のヘッドを持つモデルを選ぶ必要があります。

攻略術その6!冬のバス釣りは季節の細分化で決まる!!

ジャッカルオフィシャルサイトからの引用出典: https://www.jackall.co.jp/bass/column/p-10372/

12月~2月あたりを一括りに「冬」と呼んで、同じ釣り方を継続してしまうと、バスから遠ざかることになりかねません。冬を細分化してみると、同じ季節でも全く違った攻め方が可能になります。

まだまだ釣れる12月

人間の世界では冬本番に入り、難しいイメージがある12月ですが、秋の巻きモノなどを用いた釣り方を継続すると大型のバスに出会えるシーズンです。ベテランアングラーの中には12月にトップウォーターを投げて良い釣果を叩き出す人もいるくらいなので、冬に苦手意識がある人も、前向きに挑んでみましょう。ただし、バスは冬の訪れを感じ、スローになっていくことも頭に入れておきましょう。

冬本番の1月

冬本番を迎える1月。多くのアングラーが描く難しい時期となり、上で紹介したようなルアーを使った釣り方が有効になります。メタルバイブレーションやサスペンドシャッドなど、広範囲をサーチできるルアーとラバージグやダウンショットなどのピンポイント重視のリグやルアーをうまく組み合わせながら、釣れる攻め方を見つけ出しましょう。

春の兆しが見え隠れする2月

人間の世界ではまだまだ寒い2月ですが、大型のバスは2月半ばになると、いかに低水温であろうと次第にシャローを意識し始めます。理由は、1年の中で最も大事な行事である産卵が迫っているからです。なので、まだまだ体は素早く動かないものの、シャローを目指す個体がいるので、ディープでじっとしている数多くの難しいバスになんとか口を使わせるよりも、シャローに上がってきた、少ないながらもやる気のある釣れる個体を攻略する方が吉と出る可能性があります。

攻略術番外編!バス釣り以外の釣りに挑戦してみる!!

ジャッカルオフィシャルサイトからの引用出典: https://www.jackall.co.jp/bass/column/p-13289/

バスアングラーの冬の選択肢として人気なのが、低水温でも捕食を行う他の魚種への挑戦です。人気の魚種にはシーバス、アオリイカ、トラウトなどがあります。「バスを釣らないと意味がないじゃないの?」という声が聞こえてきそうですが、オフシーズンの他魚種への挑戦は、バスアングラーのスキルアップに大きく影響します。ルアーの操作、バスフィッシングではあまりない釣り方など新たな発見が多くあるからです。

トラウト

ジャッカルオフィシャルサイトからの引用出典: https://www.jackall.co.jp/timon/column/p-1316/

管理釣り場で楽しめる人気のターゲット。低水温でも釣れるトラウトですが、繊細な側面がありルアーのカラー、サイズ、釣り方などで大きく反応が変わるので、スキルアップを狙う初心者におすすめです。また、多くの管理釣り場ではトラウトの泳ぐ姿が目視できるので、反応やバイトが目に見えてスリリングです。

シーバス

ジャッカルオフィシャルサイトからの引用出典: https://www.jackall.co.jp/saltwater/column/p-8532/

バスよりも平均サイズが大きく、低水温でも釣れるので、バスアングラーに人気のシーバスですが、ストラクチャーなどに隠れる傾向が強く、バスと共通する釣り方が効果的なのでバス釣り初心者でも楽しめ、スキルアップに最適です。ついでに、ストラクチャーへのキャスト精度も磨くことができるのも魅力的です。

メバル

ジャッカルオフィシャルサイトからの引用出典: https://www.jackall.co.jp/saltwater/column/2019-02-22-17587/

比較的小型ながら近年人気のメバル。小型のルアーを使って狙うので、繊細でピンポイント狙いの攻め方を学ぶ機会になります。その可愛い見た目と気軽さで女性や釣り初心者にも釣れる人気のターゲットですが、ナイターの方が良い釣果を叩き出せる可能性が高いことも忘れないようにしましょう。

まとめ

ジャッカルオフィシャルサイトからの引用出典: https://www.jackall.co.jp/bass/column/p-15044/

これだけの攻略術をもってしても難しい時期に変わりないのが冬です。初心者のみならず多くのアングラーがノーフィッシュを何度も経験することでしょう。しかし、それでも冬のバスフィッシングには挑戦する価値があります。厳しい寒さの中で手にしたバスは一生の思い出になるだけでなく、アングラーとしての経験値を格段にアップさせてくれるのです。また、興味がある人は他魚種にも挑戦してみてください。

萩原 佑樹
ライター

萩原 佑樹

バスフィッシング歴18年。 野池を中心にストロングスタイルでデカバスを狙っています!

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