ベイトリールの正しい投げ方
ベイトリールの投げ方は、スプールを親指で抑えながら後ろに振りかぶり、ロッドを前方へ振り出す時に自身の頭上から少し前のあたりで親指を離してルアーを投げます。初心者は、ルアーをロッドから10センチほど垂らし投げるとコントロールがしやすいです。
ルアーを投げる際は、投げる度に周囲に人や障害物がないか確認を怠らないようきをつけましょう。
ベイトリールの向き
オーバーヘッドキャストでルアーを投げる時、ベイトリールのスプールを押さえている親指の爪が自身から見て横を向く様に構えると手首のスナップの可動域が拡大し、ルアーを思い通りの場所へ投げるときや遠投がしやすいです。
スプールにかける親指の爪が自分に見える様に構えた状態で投げると、手首の可動域が狭くコントロールもつきにくいです。
グリップ
ベイトリールのグリップはトリガーに人差し指をかけます。ベイトリール用の釣竿にトリガーと呼ばれる突起があります。ルアーを投げる時、トリガーにかける指の本数は基本として人差し指一本のみです。
トリガーの握り方は、人によって中指を含めた二本指のグリップでルアーを投げる人もいますが、初心者の方はルアーを投げる時の手首の可動域が大きい一本指を推奨します。
シングルハンドとダブルハンドの使い分け
釣竿の持ち方は竿の特性によってシングルハンド(片手)かダブルハンド(両手)で投げるかを使い分けます。シングルハンドで投げる場合は、タックルのグリップが短く柔らかい竿で手首に負担なく投げられる時に使います。ダブルハンドは、タックルのグリップが長く、硬くしなりが少ない釣竿の場合に使います。
ベイトリールによる基本キャストの種類と投げ方
ベイトリールの投げ方で基本キャストの種類はオーバヘッドキャスト、サイドハンドキャスト、ピッチングがあります。三種類の投げ方ができれば大抵の釣り場で困ることはないでしょう。
基本キャストの中でも投げ方の基本となるオーバーヘッドキャストの正しい投げ方を習得すれば、竿のしなりを十分に理解でき、他のキャストも簡単に投げられます。
オーバーヘッドキャスト
オーバーヘッドキャストはルアーが頭上を通るように釣竿を後方へ振り、勢いよく前方へ振り抜きながら投げるやり方です。
ルアーを後方へ振りかぶる際、ルアーの重さによる竿のしなりをしっかり感じながら投げることを意識してください。前方へ振り抜く際は頭上を少し前方までルアーが差し掛かるあたりで、スプールにかけている親指を離してルアーを投げます。
オーバーヘッドキャストのポイント
良くオーバーヘッドキャストで飛距離が出にくいと悩む方がいます。多くの原因は正しい投げ方ができていないケースが多く、後ろに振りかぶった際の竿のしなりを上手く使えていないことが挙げられます。
どれぐらい振りかぶれば竿にルアーの重さがのるかを体で覚えることがコツですので、ルアーを投げる前に何度か竿をしならせて、竿のしなりを使えているか確認しましょう。
サイドハンドキャスト
サイドハンドキャストは基本であるオーバーヘッドキャストを90度横に寝かした形でルアーを投げます。サイドハンドキャストはルアーの動きが視界に入るため、目標までの距離感を把握しやすくため、とても投げやすいです。
サイドキャストはルアーを水面と水平に投げて、弾道を低く水面をルアーが跳ねながら飛んでいくスキッピングをさせる時にも多用します。
ピッチング
ピッチングはルアーを手に持った状態から投げる方法です。ピッチングはルアーと釣り糸を結ぶアイを手で摘む様にして持ち、ロッドを前に降り出す反動を利用して短い距離で正確にルアーを投げます。
出典:ライター撮影