ハモってどんな魚?生息地などの特徴や家でもできるおいしい食べ方を解説!

ハモってどんな魚?生息地などの特徴や家でもできるおいしい食べ方を解説!

ハモは関西地方の夏の風物詩として親しまれており、京料理などによく使用される高級魚です。西日本の太平洋沿岸部に多く生息する魚で、兵庫県や徳島県などが主な産地として有名です。ハモは小骨が多く血に毒を含むので、調理する際には注意してください。

記事の目次

  1. 1.ハモは関西の夏を代表する高級魚!
  2. 2.ハモの特徴
  3. 3.ハモってどんな食材?
  4. 4.ハモのおいしい食べ方
  5. 5.ハモの主な産地
  6. 6.ハモの値段は?
  7. 7.ハモは見た目は怖いが食べるとおいしい!

ハモの主な産地

出典:photoAC

ハモは瀬戸内海にある紀伊水道や播磨灘でよく獲られており、兵庫県や徳島県が主な産地として有名です。兵庫県や徳島県周辺の海域は、周囲を陸地に囲まれており、山の栄養をたっぷり含んだ川の水が海に流れ込みます。潮の流れが速く栄養を広範囲に運んでくれるので、脂の乗ったおいしいハモが育ちます。

産地①:兵庫県

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兵庫県の淡路島や明石市は、ハモの有名な産地として知られており、京都の高級料亭などにも兵庫県産のものが多く出回ります。兵庫県の南に面した瀬戸内海は、海底の地層が柔らかくプランクトンが豊富なため、脂の乗った上質なハモが育ちやすいです。

淡路島産のハモは、見た目がよく傷が少ないことから「べっぴん」などと呼ばれ、地元の人から愛されています。

産地②:徳島県

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徳島県は、兵庫県と並び全国有数の漁獲量を誇るハモの産地として有名です。小型のハモや4キロを超す大型のハモを再放流して、安定してハモが獲れるような活動を積極的に行っています。徳島県のハモは、美しく透き通った身をして品質がよいと評判で、「踊る阿呆」や「巴ハモ」などのブランドハモも売られています。

ハモの値段は?

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ハモの値段は、1度目の旬を迎える夏の時期が最も高く、冬の安い時期と比べると倍以上の価格の差がつきます。2度目の旬を迎える秋は夏よりも値段が下がるので、漁師の間では「安くておいしいハモを食べるなら秋」などと言われています。

ハモは600~800グラムのサイズが、骨も柔らかく料理に使いやすいため値段が高いです。

夏が近づくと値段が高騰する

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ハモの値段は、6月頃が年間を通して最も高く、冬に向かうにつれ徐々に下がる傾向にあります。6月に値段が上がる理由は、夏に京都で行われる祇園祭などで、ハモを食べる機会が増え需要が高まるからです。

2022年大阪本場市場の1ヵ月の平均卸売価格は、6月は1キロ1456円、12月は1キロ537円で取引されています。

大型よりも中型のほうが値段が高い

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ハモは600~800グラムの中型のサイズが、食用として最も好まれ高値で取引されます。中型のサイズは脂の乗りがほどよく、骨が柔らかくてほねぎりもしやすいので、高級料亭の懐石料理などによく使われます。

1キロを超える大型のサイズは、脂が乗っておいしいですが、骨が硬くほねぎりをしても舌触りが悪いので加工品などに最適です。

ハモは見た目は怖いが食べるとおいしい!

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ハモは細長い体と鋭い歯が特徴の怖い顔をした魚ですが、食べるととてもおいしいです。関西では夏の暑い時期にさまざまなレシピで食べられており、湯引きや白焼きなどがおすすめの食べ方です。ハモは小骨が多くて血に毒を含む取り扱いのしづらい魚でもあるので、家で調理するときは十分注意してください。

ないとも
ライター

ないとも

千葉でのバス釣り、北海道でのトラウト釣りをメインに楽しんでいます。釣れた時の達成感、バラした時の悔しさなど、釣りでしか味わえないような魅力をお伝えしていきたいと思います。

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