ルアーにスナップを付けると釣果が変わる?使わないときとの違いを解説!

ルアーにスナップを付けると釣果が変わる?使わないときとの違いを解説!

ラインとルアーの結束アイテムとしてスナップがあります。このスナップ、ルアーフィッシングでは好む人と嫌う人に大きく別れます。スナップを使う事で、釣果に変化がでるのでしょうか?どんなメリットがあり、どんなデメリットがあるのか、今回は解説してみましょう。

記事の目次

  1. 1.スナップというアイテム
  2. 2.ルアーフィッシングにおけるスナップのメリット
  3. 3.ルアーフィッシングにおけるスナップのデメリット
  4. 4.スナップを用いた場合の釣果変化
  5. 5.釣果を求めるスタイルに合わせるのがベスト
  6. 6.臨機応変に対応する事が釣果につながる

スナップというアイテム

出典:ライター撮影

ラインとルアーを結束するためのアイテムとしてスナップがあります。このスナップにも様々な種類がありますが、基本的にはルアー交換を手早く行うために使われる物がほとんど。ルアー交換毎にラインを結び直すより、効率良く交換が可能になるアイテムです。

様々な釣りに用いられるスナップ

スナップは、ルアーフィッシングにおいてはかなり普及しています。そのため、商品のバリエーションも豊富で、使い手側が好みのアイテムを選べるほどです。それだけ便利なアイテムと言えます。また、エサ釣りでもスナップ付きサルカンなどさまざまな商品があります。しかし、強度はルアー用で設計された商品の方が強いと言えます。

ルアーの可動範囲の確保

スナップを使った場合、スナップ部分に必ずアールがあります。このアール部分がルアーの動きの自由度を高めます。直結の際は、直接縛りつけるため、その部分の可動範囲は全くなくなります。ルアーが動こうとする力を少なからず抑えてしまいます。それを防ぐのが、スナップの役割でもあります。

ルアーフィッシングにおけるスナップのメリット

出典:ライター撮影

では、ルアーフィッシングを行う際に、スナップを使うことでどのようなメリットがあるのでしょうか?まずは、ここから解説してみましょう。

ルアー交換の素早さ

最大のメリットとしては、やはりルアー交換の素早さでしょう。直結の場合、ラインをカットし、ルアーに結ぶ必要があります。スナップは、ロック部分を外せば容易に取り外せ交換出来ます。時間にすると、ほんの数秒の作業で交換が可能なのが、スナップの大きな特徴です。手間が非常に少なく、ルアー交換を頻繁に行えば行うほど、ロスタイムは大きく差が開きます。

結束強度の安定

直結の場合、ルアー交換の度に結び直す手間が発生します。その結束も、どんな状況でも安定して100%の強度を発揮できるか?と言えば、それは非常に難しいです。常に環境は一定ではありませんし、慌てればミスも発生します。それに比べスナップは、一度、結束してしまえば、その強度は安定して保たれます。ルアー交換などでもその強度を確保できます。

ルアーの動きを引き出す

スナップをつけると、ルアーのアイを固定する事がありません。そのため、ルアーが動く自由度が最大限に引き出せます。直結は、その方法にもよりますが、多くの場合はきっちりとアイを固定する事になります。摩擦抵抗でプラグなどは、そのアクションを最大限に引き出せなくなります。この可動範囲を作るアイテムとしては最適です。

ルアーフィッシングにおけるスナップのデメリット

次に、スナップを使った場合のデメリットについてご紹介していきます。メリットを考えた上で、どの様なデメリットがあるのか?考えてみましょう。

簡単だけに、落とし穴も

スナップをつけると、ルアー交換が非常に楽です。しかし楽な反面、注意も必要です。それは、スナップのロックを確実に行う事と、交換頻度が多くなれば必然的に金属疲労で弱くなる事です。ロックの掛け忘れは、ルアーのロスや魚のバラシにつながります。金属疲労も同様です。そのため、確実なロックの実施と、定期的なスナップ交換は確実に必要です。

スナップによる無駄な可動範囲

使うルアーによっては、スナップの可動範囲が悪影響になる場合もあります。例えば、バス釣りのワームなどは、スナップが邪魔をする事が多いです。可動範囲の必要のないルアー、特にワームはスナップを使わない直結が一番です。無駄な動きが、ナーバスになったバスなどの捕食を遠ざける原因になります。小刻みなアクションを演出したい時は、直結の方が有利です。

小さな部品も悪影響に

出典:ライター撮影

スナップにも様々な商品がありますが、全てがオールマイティーに様々な釣りに適しているとは言えません。例えば、トラウト用プラグに大きめのスナップをつけると、当然ですがスナップの重さで沈みます。このウエイト変化がアクションに影響を与えます。バス釣りのトップでも同様です。スナップサイズはターゲットやルアーに合わせてバリエーション豊富に準備する必要があり、使い分けが必要です。

スナップを用いた場合の釣果変化

では、ここからが本題です。スナップをつけると、釣果へどの様な変化が起きるのか?釣れる様になる?釣れなくなる?ここから釣果が変わる理由などを考えてみます。

手返しの早さからの状況対応能力アップ

スナップをつけると、一つのタックルで様々なルアーを臨機応変にセット出来ます。バス釣りのように、複数のタックルを持ち歩く場合には、差ほどルアー交換の頻度は多くないかもしれませんが、陸っぱりのバス釣りやトラウトゲーム、ソルトゲームでは大きなアドバンテージが生まれます。釣果に影響する釣りは、非常に多いと言えます。状況に合わせてルアー交換は、釣果に繋がる事は間違いありません。

アクションロスのないルアー

プラグ類の場合、ルアーに水の抵抗を受けてアクションします。そのアクションは、アイからの入力によって起こります。その部分でのロスは、少しでも少ない方が、設計者が考えた動きが生まれます。そのためには、やはりスナップをつけるのが最も簡単で確実です。ただし、アイにスプリットリングが付いている商品がありますが、これに関してはスプリットリングに直結でもスナップ同様の役割をしてくれます。スナップ無しでも、動きの違いが出来ない様に付いています。

動き過ぎ対応には

出典:ライター撮影

スナップをつける事で、プラグのアクションの違いが生まれる事は確かです。ワームであっても同様です。しかしワームの場合には、よりナチュラルな動きというのがキモになる場合が多いです。そのため、バス釣りのワームはフック直結が基本です。これでワーム本来の動きが、逆に引き出せると言えます。ワームでの釣りに関しては、断然、スナップを使わない方が釣果アップの秘訣と言えます。

イレギュラーに動かすルアーには賛否両論あり

ルアーをイレギュラーに動かす事が効果的な事も多々あります。そんな時には、それに適したプラグを使いますが、スナップをつける事でイレギュラーな動きが大きくなりすぎる事もあります。動きが良すぎるルアーだとラインを追い越し、フックがラインを引っ掛けてしまいます。そんな時には、スナップを使わない方が断然、釣果アップにつながります。トッププラグの場合も、この症状が多発します。そんな時には直結が安定して魚の反応を得られます。

釣果を求めるスタイルに合わせるのがベスト

スナップによる釣果の違いは、確実にあります。ただし、ルアーフィッシング全般において、全てで違いが出来るわけではありません。必ず、スナップをつける方が釣果がアップする釣りと、スナップを使わない直結の方が釣果がアップする釣りが存在します。ここは、使う側がしっかりと考えて使い分ける必要があります。

バス釣りにおけるスナップの有効性

Photo bycaspowser

バス釣りの場合、非常に多種多様なルアーを使います。それだけに、ルアー交換なども頻繁になったり、コンディションに合わせてのローテーションも大切な釣りです。この釣りでのスナップの必要性を考えてみましょう。

バス釣りのワームは直結一択

何度も前述していますが、バス釣りでのワームゲームはスナップは使わない直結が一番です。これは、リグに関係なく直結一択です。スナップをつけると、ワーム自体の動きが本来のものと変わるのが原因で、釣れる魚を逃がす事になります。よりナチュラルなアクションを作り出せる様に、ワームは直結で使いましょう。

バス釣りのハードルアーは

では、バス釣りのハードルアーはどうでしょう。基本的には、使用するルアーに合わせてタックルを準備する事が多いので、頻繁に交換する事が少ない場合には直結で十分だと言えます。バス釣り用のプラグにはスプリットリングがついてる物も多く、直結でもアクションが変わる事が少ない事も理由です。

遊びを必要としないルアー

バス釣りで使用するスピナーベイトやバズベイトなどは、スナップの可動範囲が邪魔になるルアーです。スナップを使うと一点集中でルアーを引く事が出来ないので、動きが変わるだけならまだしも、まともに動かない事に。そのため、スナップは使わない事が大切なルアーもあります。ルアーへの入力部分が一点集中になる事が必要なルアーは、直結の方が釣果は良くなります。

バス釣りではスナップは

トータル的に考えると、バス釣りに関しては、スナップをつけてルアー交換を頻繁に行うというよりも、タックルを複数用意して、タックル交換でルアーを使い分けるのがベストと言えます。陸っぱりの場合にはスナップも有効ではありますが、使うルアーによってスナップを外す必要が出てくる事は覚えておきましょう。バス釣りで釣果アップには、やはり直結の方が有利でしょう。

シーバス釣りでスナップの有効性

出典:ライター撮影

次にソルトの代表的なターゲット、シーバス釣りでスナップをつけると釣果は変わるのでしょうか?直結とスナップの違いを考えてみます。

ナイトゲームだからこそ!

シーバス釣りは、基本は夜間の釣りになります。当然ですが、明かりの少ないポイントでの釣りになりますので、断然、スナップをつける方がルアー交換が楽です。この手返し良さは、釣果に影響する多々あります。少ないチャンスをモノにするには、少しでもロスを減らす事が大切です。

スローアピールが有利な釣り

夜間のシーバスは、どちらかと言うとスローなアピールが有効な事が多いです。スローにリトリーブするとなると、ミノーなどに加わる水の抵抗も小さくなりがちです。そんな場面では、スナップを使ってミノーのアクション可動範囲を出来る限り減らさない事が有効です。スナップをつけるだけで、アクションは大きく変わるので、ヒット率も上がります。

スナップがゲームを楽に

シーバス釣りにおいては、スナップは有効なアイテムと言えます。大きなシーバスを掛けても、ノットが直接アイに擦れない事も、バラシを減らす事にもなります。ただし、魚が大きく強いので、スナップの強度や金属疲労には十分に気を使う必要があります。

他のターゲットでは

ルアーのターゲットは、本当に多いです。その全てをご紹介は出来ませんが、いくつかご紹介しておきます。スナップを使う、使わないを考えてみましょう。

小型プラグのトラウトゲーム

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渓流などヤマメやイワナを狙う釣りですが、この場合には小型のプラグを使う事が多いです。この場合には、流れの中でも思い通りにルアーを動かすために、スナップを利用すると動きが変わる事は確かです。また、細いラインを使うので、アイ部分のバリや小さな傷でラインが切れる事も防ぐ事が出来ます。

オフショアのジギング

大きなメタルジグを使うジギングでは、賛否両論あります。ただし、直結で釣りをする人は少ないと言えます。ジギングで多くの方が使っているのは、強度の優れているスプリットリングや溶接リングなどを連結したアイテムです。アシストフックをセットしたりも多いので、ヒット後の力の加わり方が均一にならないため、スナップ派は少ないと言えます。

エギングはイレギュラーアクション重視

和製ルアーのエギを使ったエギングでは、スナップを使う事が主流です。独自の進化をしたエギングスナップなどもあり、エギの動きを優先する事で釣果は増えます。直結だとイレギュラーな動きをさせにくくなりますので、大きな違いが生まれます。

臨機応変に対応する事が釣果につながる

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全ての釣りでスナップが有効とは言えません。しかし、考えて使う事で、釣果がアップする事は確かです。場面や使うルアー、釣り方に合わせてセットする事が大切です。さらには、様々な種類があるので、その中から自分のスタイルに合った商品を探し出す事も大切です。

Trouter
ライター

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