マツカサウオってどんな魚?実は食べると美味しい!生態や料理方法をご紹介!

マツカサウオってどんな魚?実は食べると美味しい!生態や料理方法をご紹介!

マツカサウオは市場に出回らない珍しい魚です。硬いウロコや発光器官など他の魚にはないユニークな特徴を持っているため観賞魚として人気があります。マツカサウオは食べてもおいしい魚であり、さばくのは大変ですが刺身などさまざまな料理で食べられます。

記事の目次

  1. 1.マツカサウオは市場に出回らない珍しい魚
  2. 2.マツカサウオの特徴
  3. 3.マツカサウオの生態
  4. 4.マツカサウオのおすすめ料理方法
  5. 5.マツカサウオの入手方法
  6. 6.マツカサウオは見て楽しい食べておいしい魚

マツカサウオの生態

Photo by bocagrandelasvegas

マツカサウオの分布域は北海道以南の太平洋側と日本海側の水深100メートルまでの岩礁帯です。昼間は岩陰に潜んでいることが多いですが、夜になるとエビや小魚などエサを求めて活動する生態を持ちます。

マツカサウオは光量の少ない夜に、下あごに付いている発光器官を使ってエサをおびき寄せて捕食すると考えられています。

北海道以南の水深100メートルまでの岩礁域に生息

出典: https://www.instagram.com/p/CZ6260qPwgN/

マツカサウオは北海道以南の太平洋側から日本海側までの広い海域の沿岸部に生息しています。水深100メートルまでの岩礁域を好むので、磯遊びや岩礁域のダイビング、釣りなどでマツカサウオに出会うチャンスがあります。マツカサウオは岩陰に隠れる習性があるので砂地には生息していません。

昼間は岩陰に潜んで夜間に活動する

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マツカサウオは夜行性で昼間は岩陰でじっとしていることが多い魚です。マツカサウオは夜になると岩陰から出てきて、エビや小魚などのエサを求めて活発に行動します。夜間は微弱な光でエサをおびき寄せるには最適の時間帯です。夜間にダイビングをすれば、動き回っているマツカサウオを観察できるでしょう。

光でエサをおびき寄せて捕食する

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マツカサウオはチョウチンアンコウのように、光を用いてエサとなる甲殻類や小魚をおびき寄せていると考えられています。水族館では、マツカサウオがエサの匂いに反応して発光が強くなる様子が観察されたことがあるようです。マツカサウオを飼育している人は実験してみることをおすすめします。

マツカサウオのおすすめ料理方法

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マツカサウオは三枚におろして刺身で食べると大変おいしいです。刺身以外にも丸焼き、もしくはぶつ切りにして味噌汁や煮付けに入れてもおいしく食べられます。

マツカサウオは可食部が少なく、ウロコとトゲのせいでさばくのが大変ですが、脂が乗っていて癖もない上質な白身です。新鮮な状態なら、肝もおいしく食べられます。

料理方法①:刺身

出典: https://www.instagram.com/p/CTeNY15FbK7/

新鮮な状態のマツカサウオを入手できたら、三枚におろして刺身で食べることをおすすめします。マツカサウオはウロコとトゲが原因でさばく難易度が高いですが、刺身で食べられます。可食部は少ないですが、脂の乗った白身で癖がなく非常においしいです。新鮮な状態なら、肝も肝醤油で食べられます。

さばき方のコツは出刃包丁で危険なトゲを先に落とし、皮はウロコ付きのまま引くことです。

料理方法②:丸焼き

出典: https://www.instagram.com/p/CVFaZH-lNXg/

マツカサウオはさばくのが大変なので、最初に危険なトゲを切り落としてから丸焼きで食べるのもおすすめです。マツカサウオを丸焼きにする際はウロコ付きのまま焼くことがポイントです。魚体の内部が蒸し焼き状態になり、身が焦げてしまうのを防げます。

焼けた身は包丁でぶつ切りにして、中身に醬油を垂らして食べるとおいしく食べられるでしょう。

料理方法③:煮付け

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マツカサウオは上質で癖のない白身なので、煮付けにしてもおいしく食べられます。さばき方としては、トゲとエラ、内臓を取ってから、頭と胴の間をぶつ切りにするだけで十分です。

一般的な魚の煮付けでは味が染み込むように身に切れ込みを入れるのが普通です。しかし、マツカサウオの場合はウロコが硬く、身も小さいので切れ込みは必要ありません。

料理方法④:味噌汁

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マツカサウオは他の魚と同じようにエラと内臓を取ってからぶつ切りにして、味噌汁に入れてあら汁としても食べてもおいしいです。マツカサウオからはよい出汁がとれるので、昆布出汁とあわせると非常においしいあら汁が作れます。マツカサウオの身を食べる際はカニのように身をほじくり出すと食べやすいです。

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マツカサウオの入手方法

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