記事の目次
- 1.青森県の釣り場
- 2.青森県の釣り場は方角で分けられる
- 3.大きく分けて3つのエリア
- 4.青森の釣り場西エリア
- 5.青森西エリアの釣り場情報1「艫作漁港」
- 6.青森西エリアの釣り場情報2「深浦漁港」
- 7.青森西エリアの釣り場情報3「風合瀬漁港」(かそせ漁港)
- 8.青森西エリアの釣り場情報4「北金ヶ沢漁港」
- 9.青森西エリアの釣り場情報5「鯵ヶ沢漁港」
- 10.青森の釣り場北エリア
- 11.青森北エリアの釣り場情報1「竜飛漁港」
- 12.青森北エリアの釣り場情報2「平館漁港」
- 13.青森北エリアの釣り場情報3「野辺地港」
- 14.青森北エリアの釣り場情報4「川内漁港」
- 15.青森北エリアの釣り場情報5「大間漁港」
- 16.青森の釣り場東エリア
- 17.青森東エリアの釣り場1「三沢漁港」
- 18.青森東エリアの釣り場2「八戸漁港」
- 19.青森東エリアの釣り場3「大久喜漁港」
- 20.港内にはあの厳島神社がある!
- 21.青森東エリアの釣り場4「小川原湖」
- 22.冬になるとワカサギ釣りができる!
- 23.青森でのオススメな釣り方
- 24.サビキ釣り
- 25.青森での釣り方【番外編】
- 26.青森は釣り人の安全地帯
青森県の釣り場
青森県の釣り情報といえば「船釣り」の情報が占めています。大物が生息している青森は確かに船釣りにスポットがあたるのは仕方ないことです。しかし、陸からの釣りでも好釣り場が多く存在していて、手軽に「高級魚」が狙えるのです。今回は足場が良く、手軽に竿が出せる漁港、堤防からの釣りを紹介していきたいと思います。
青森県の釣り場は方角で分けられる
大きく分けて3つのエリア
青森県を海釣りの観点からだと明確に3つのブロックに分けれます。日本海側、北海道との海峡側、太平洋側の3ブロックです。地方名でいえばだ津軽、下北、上北となります。この3エリアをエリア毎に釣りスポットを紹介していきます。
青森の釣り場西エリア
青森県の西、日本海に面した側はメディアでも紹介されます。通称、津軽のエリアです。このエリアは降雪が多く、鰺ヶ沢が毎年豪雪でメディアで流されますが、その周辺は根魚やサーフで青物まで釣れるポイントがたくさん存在しています。また漁港も多く漁場として素晴らしい環境ですが、冬の時期は雪と北風が釣り人を苦しめます。
青森西エリアの釣り場情報1「艫作漁港」
別表記で「舮作」とも言う「艫作漁港」は、朝鮮の難破船の舳先を修理して海に返したことから、艫作と呼ばれるようになった俗説がありますが、真実は近くの黄金崎周辺のカタチが「艫作」の由来になっているそうです。この釣り場は北東からの風が強いので冬も結構な人が入りますが、ハタハタやホッケの一連の冬釣りの大人気スポットです。
釣り後に楽しめる周辺施設「不老ふ死温泉」
青森県の西エリアの移動は車を使わない場合はJR東日本五能線を使うことになります。最寄駅近くに、有名な「不老ふ死温泉」があり、夏は岸壁でクロダイやイナダ、秋からは穴釣りでソイやアイナメ、湾内ではアジ、サヨリのサビキで通年釣れる艫作漁港は、釣行後に、温泉に浸かり、釣果自慢もまた一興ですね。
青森西エリアの釣り場情報2「深浦漁港」
キス釣りポイントがたくさん!
前述の「艫作」から五能線でたった二駅離れただけの「深浦」はキス釣りの好ポイントがたくさんあるスポットです。外海側にあるテトラ帯は初心者は少し厳しい釣りスポットだが、湾内はチョイ投げでキス、カレイが釣れます。防波堤の外では投げで良型のキスが狙えます。夏はキス、冬はカレイと同じ投げ釣り仕掛けで釣れます。
【穴場】イカ釣りの穴場スポットでもある
またこの深浦港はアオリイカの穴場スポットとしても知られており、湾内や、地磯付近にある岩礁帯にアオリイカが住み着いているのでエギングやテンヤ釣りで狙って釣果を上げる釣り人も多いです。
青森西エリアの釣り場情報3「風合瀬漁港」(かそせ漁港)
周辺の島がポイント
風合瀬漁港はその周辺の日本海にある小島へ渡って釣りの方が釣果が上がります。漁港左側の防波堤から渡れる大島と、鳥居崎の磯から徒歩で「トド島」に。ここは絶好のスポットとなり、毎年たくさんの釣り人が釣果を上げています。注意して欲しいのはトド島に渡る時にウエーダー必ずを着用して下さい。
青森西エリアの釣り場情報4「北金ヶ沢漁港」
【穴場】西エリアの穴場スポット
風合瀬駅から五能線で3駅移動すると「北金ケ沢漁港」です。メイン釣り場は赤灯台のある堤防周りにですが、ポイントは先端とテトラ周りのみ。先端では大型アジやイナダが時期には回遊しており、テトラはソイやアイナメ、チヌのポイントです。湾内ではチョイ投げでキス、カレイを狙います。
青森西エリアの釣り場情報5「鯵ヶ沢漁港」
日本屈指の豪雪地帯
豪雪のイメージのある「鰺ヶ沢」ですが、実は海側の好スポットも存在しているのです。釣魚もハゼ、ヒラメなど多種に渡ります。特に湾内中央の堤防で、夏から秋にかけて、アジ釣りができます。また、釣れたアジを泳がせてヒラメを狙うのがおすすめ。キス、アイナメ、クロダイなどの定番の魚の釣果も期待できる好釣り場です。
青森の釣り場北エリア
日本海の津軽海峡を挟んで、その先の北海道を望められる下北エリアでは、演歌で有名な「竜飛岬」周辺から本マグロで有名な大間港周辺までの日本海の陸奥湾が好スポットとなります。ニシン、メバルなどの冬の釣果がありますが、やはり本州最北端の地なので、ハイシーズンは夏の日本海になります。これから最高のシーズンに入って行く下北は釣り人が憧れる地です。
青森北エリアの釣り場情報1「竜飛漁港」
演歌の歌詞でも有名なスポット
本州の北にある「竜飛漁港」は回遊魚の釣れる屈指の好釣りスポットです。夏〜秋はイナダやシーバスなど沖の魚が、冬〜春はホッケやイカなど時期により釣果が替わります。またテトラではソイやアイナメ、磯ではチヌやマダイなども釣れます。釣果を求めるならば欠かせないスポットです。
豪快な大物狙いもできる!
竜飛漁港には陸続きで帯島という島に渡ることができ、ここも魚が釣れるスポットとして人です。中でも上物に定評があり、イナダやワラサなどの釣果も上がっている好スポットです。近くには珍しい「階段国道」などもあって、観光名所としても有名です。
青森北エリアの釣り場情報2「平館漁港」
【穴場】陸奥湾の入り口
地元の方以外だと分かりずらいでけど、青森と北海道の間に日本海の津軽海峡があります。そして津軽半島と下北半島の間には太平洋の平舘海峡があります。その津軽半島の東の端の陸奥湾の入り口に平舘漁港が位置しています。太平洋側も日本海側も潮通しがあり、魚種の豊富さが格別な釣りスポットです。
豊富な魚種が狙える釣り場
トイレ、コンビニもある釣り場としては最高のスポットなのだが、魚種もさまざま生息しているので釣り人を飽きさせません。大タナゴやアイナメに混じって婚姻色の出たウグイまでが釣れます。ウキフカセ釣りなどだと何が掛かるか分からない面白い釣り場です。
青森北エリアの釣り場情報3「野辺地港」
フェリーの埠頭がある大きな漁港
現在は廃線の函館ー野辺地航路のフェリーが過去に着岸していた埠頭がある大きな港です。「野辺地港」には、中央からまっすぐ沖にに延びている赤灯台堤防がメインの釣り場となっております。釣魚は他の漁港と違いはありませんが、夏のルアーはあまり釣果が良くありません。夏はサビキでアジ、サバ、イワシの五目釣りがいいです。
青森北エリアの釣り場情報4「川内漁港」
【穴場】カレイの好スポット
下北半島で陸奥湾の中の漁港なので、湾口が南向きで他の釣り場が冬時期に釣りができない時期でも兆候に行けるのが川内漁港です。湾内右手の白灯台からの外海の投げでマコガレイ、イシガレイが狙えて、外海一帯はヒラメのポイントが多くあります。また左の堤防には川との河口もあり、ハゼなど汽水釣魚も釣れます。
青森北エリアの釣り場情報5「大間漁港」
日本一有名な本マグロ漁港
大間の本マグロは大変有名ですが、実は「大間漁港」ではカレイ、アイナメ釣りが有名。好ポイントは漁港の赤灯台からの投げになりますが、アイナメは時に「ビール瓶サイズ」が上がることでも有名。日本海の潮通しの良い津軽海峡に面してい流ので秋はアオリイカ、ヤリイカ、イナダが釣れ、冬時期のホッケも回ってく好スポットです。
アイナメの生息地としても有名
東北以北でしか50㎝オーバー(ビール瓶サイズ)のアイナメは見られません。さらには岸壁ではそんなアイナメの魚影が濃いので簡単に瓶ビールサイズのアイナメを釣ることができます。
青森の釣り場東エリア
青森の東側は太平洋を望めます。下北半島北東部の東通村〜六ヶ所村、八戸までが青森東エリアです。ここは日本最大の砂丘があるなど、サーフでショアジギング、堤防や港の投げなど多彩な釣り方ができるエリアです。
青森東エリアの釣り場1「三沢漁港」
【穴場】海釣り公園も併設されている
漁港一帯が根魚の生息地である「三沢漁港」は、一年を通してソイ、アイナメ、メバルなどが釣れる良ポイントです。さらには海に向かって右の堤防は、日本海に向かって釣り公園になっており、ファミリーにオススメです。また夏〜秋の時期にはサビキでの五目釣りが楽しめるのでオススメです。
青森東エリアの釣り場2「八戸漁港」
超巨大海釣り施設
青森県で数ある釣り場の中もスポットの多さがひにでた釣りポイントが「八戸港」です。ここは「漁港」「防波堤数本」「埠頭」「釣り公園」が併設する大きな港です。さまざまな魚種が釣れるのですが、中でもオススメなのが「チカ」です。この魚は東北以北にしか生息せず、関東地方の方などにとっては謎の魚ですね。のちほど解説いたします。
釣り紹介
この八戸港は釣れる魚種が豊富です。釣り方はのちほど紹介しますが、前述のチカ、ハモ、アナゴにヌマガレイの普段あまり見慣れない魚種の他に「トゲグリガニ」やなんと「ホタテ」まで釣れます。うらやましい好釣りポイントですね。
青森東エリアの釣り場3「大久喜漁港」
【穴場】自然の岩礁を利用した港
元からあった自然の岩礁帯を利用して作られた珍しい環境の「大久喜漁港」では、湾内に根が存在します。そのため、漁港全体の全てで釣果が上がる港です。夏〜秋にかけ、サビキで釣れる回遊魚を狙って湾内に入ってきたヒラメが狙えることです。また他にも夜釣りでアナゴが釣れ、外海側でイナダが時期を問わず楽しめたりなどさまざまな魚種が釣れる港です。
港内にはあの厳島神社がある!
港にある自然の岩礁帯の上に、震災で流出した笠木がなんとアメリカオレゴンから戻ってきた「厳島神社」が立っております。笠木はもとに戻され、今では近隣の信仰の対象です。また観光スポットであるので、釣果が上がらなかった際はちょっとお参りして再開しましょう。
青森東エリアの釣り場4「小川原湖」
冬になるとワカサギ釣りができる!
忘れてはいけないのが「小川原湖」です。ここは水面面積日本第11位の大規模な湖です。他の湖に比べ氷上穴釣りのできる期間は短いのですが、なんとワカサギの漁獲高日本第1位の大変有能な釣り場なんです。遊漁券300円で釣りができるので、冬の海釣りが厳しい時期にぜひやってみて下さい。
小川原湖には別の楽しみ方も
小川原湖は淡水だけでなく汽水域でもあります。そのためワカサギだけでなくシジミやシラウオなどをはじめ、豊富な魚種が水揚げされます。またポイントによってはウナギやボラ、サヨリも釣れます。海釣りは楽しいです。でもたまには淡水での釣りも楽しいですので一度やってみてください。
青森でのオススメな釣り方
サビキ釣り
湾内でアジ・サバ・イワシなどの回遊魚種を数釣りするのに一番数が釣れる釣り方がサビキです。一本のハリスに5~10のサビキ針を付けて魚の群れ目がけて落とします。一般的にはコマセカゴに入れたコマセを振り出し、魚を集めて釣ります。
ハタハタの釣り方
釣る場所が変われば釣り方も変化します。湾内での釣りの際に主流になるのがサビキ釣りです。ハタハタだけはコマセを使わずに釣り上げるのが主流です。内臓ごと調理が多いハタハタはコマセを使うと臭くなります。またコマセで他の魚種を呼ぶとメインが釣れなくなります。カエシの無いサビキ針を使い、サビキをするほど大量に回遊するハタハタならではの釣り方ですね。
チカの釣り方
チカの釣り方としては、オキアミなどのエサを付けたらサビキ仕掛けを海中に落とし、竿を持って待ちます。波の影響で竿のしなり、仕掛けが上下するので、積極的に誘う必要はないです。しかし定期的に撒き餌を行なってください。また、チカは群れで移動するので、一度釣れると次々に釣れ、爆釣しはじめます。湾内に群れが回遊してくるかどうかは日によって差があり、昨日は爆釣だったのに今日は全く釣れないなんていうこともあります。時間帯は朝まずめと夕まずめが良いです。しかし群れの位置にもより、他の時間帯に釣れることもあります。周りの釣果がいいのに、自分だけが釣れない際は、何か違いがあるのかもしれないので、釣り糸を落とす棚の位置を模索し、仕掛けが同じ棚になるよう道糸の長さや竿を扱う位置の調整をしましょう。
チョイ投げ
湾内周辺にはよくカレイ、アイナメがつきます。ロッドは関係なく、チョイ投げ仕掛を準備しておきましょう。最近だと餌だけ買えば即釣りができるセットが何種類も販売しています。チョイ投げは3m前後の短竿に天秤を付けて数本の針を垂らし釣る釣り方です。餌はイソメ系のものを選んで、針に刺して使います。セット仕掛けは天秤すら同封しているものがあるので楽です。湾内の場合だと船の通り道を狙って投げ、防波堤や岸壁では駆け上がりでしばらく待つのが一般的です。
穴釣り
実は、どこの港にもテトラが大量に入れられてます。そこにソイ、アイナメ、カサゴ、メバルなどが生息します。これを釣る方法が「穴釣り」です。テトラの隙間に餌を落として隠れる魚を釣ります。仕掛けは簡単で、ブラクリとも呼ばれ涙型のオモリに針の付いた物に餌を付けてテトラの隙間に落とすだけです。この穴釣りは多くの漁港や岸壁でできて穴場スポットも多く存在しています。またこの釣りは底に潜む魚に餌を与えるだけの釣りなので、落とした場所に魚が居れば釣れます。しかし足場の悪いテトラの上からの釣りなので、足元に充分ご注意ください。
ショアジギング
青森には夏〜秋にかけ、ほとんど場所を選ばずに「青物」が回遊します。イナダがメインですが、たまにワラサが混じることも。堤防の先端や岸壁近くから、サーフからは地元の釣具屋さんから情報をもらい場所選びして釣行しよう。
PEライン1~2号をリールに巻き、40g〜80gほどのメタルジグを投げます。ロッドは遠投できるジギングロッドを使います。取り込み時の「根ズレ」には気をつけましょう。日本海の外海に向かっての投げ釣りが多いショアジギは、足元のテトラが邪魔することがあります。そのためイメトレをしてから釣り始めましょう。
青森での釣り方【番外編】
トゲクリガニのカゴ釣り
青森は「トゲクリガニ」のカゴ釣りが有名です。丸カゴの中にイカゲソなどを縛り付け、防波堤や岸壁から足元に落とし、しばらく待って上げるだけの釣り。八戸で盛んに行われているが、味噌が絶品なので、機会があれば1度はやってみたい釣りです。
ホタテのハンガー釣り
ハンガー状のものの中央に30号のオモリを付け、遠投して砂地をズル引きするホタテのハンガー釣りが八戸港ではできます。棒状の物が開いた貝に当たるとホタテは貝を閉じようとします。その習性を使ったのがハンガー釣りです。漁業権を放棄している港や岸壁などは釣行可能ですので、問い合わせてから釣行しよう。
青森は釣り人の安全地帯
日本海と太平洋の潮が交わる青森の釣り場は魚種が豊富で、有名どころから穴場スポットまで多種多様の釣り場、岸壁がありましたね。時期によっては釣りが厳しい時期もあります。しかし、基本的には湾内からはサビキ釣りが有効で岸壁や堤防先などは投げ釣りで簡単に多くの魚種を釣れますので、最近ボウズが多い方は一度青森で気分転換してみてはいかがでしょうか?
出典:http://www.amgyoren.or.jp