伊豆大島での釣り場事情について
伊豆大島の釣り場について知っていますか?
伊豆大島での釣りをされた方はいらっしゃるでしょうか。伊豆大島では、独自の生態系が保たれており、普段そこまで釣りでお目にかかれない魚も多く生息しています。そのため、各都道府県からも多くの釣り人達がこの神秘的な島へと足を運ぶのです。そこで今回は、伊豆大島の釣り事情に迫っていきたいと思います。どんな魚種が存在して釣果として上がり、どんな釣り場、ポイントがあるのか、徹底解説していきます。
伊豆大島ってどんなところ?
伊豆大島ってどこにある島でどんなところなの?
〒100-0101
東京都大島町元町1-3-3
TEL:04992-2-2177
伊豆大島は観光スポットでもよく知られている場所ですが、どこにあるのでしょうか。実は、東京都の排他的経済水域にあたり、静岡県にある伊豆半島の東の方にに位置する伊豆諸島の中で、最大規模の島であります。それが伊豆大島になります。人口1万人程度ですが、春夏秋冬の年間を寒暖差の少ない気候の良い島となっています。また開発規制もあり、自然と生態系の保護がしっかりしているために、生物側にとっても環境の良い場所が整っているのでしょう。
伊豆大島の釣りの時期と魚の関係性について
伊豆大島の釣りと時期はどう関係するの?
伊豆大島で釣れる魚種
アイゴ | アカハタ |
アナゴ | イサキ |
イシガキダイ | イシダイ | ウマズラハギ | オオモンハタ |
カイワリ | カンパチ | ギンガメアジ | サバ |
シイラ | シマアジ | スズメダイ | スマガツオ |
ネンブツダイ | マアジ | マダイ | ヒラマサ |
ブリ | ヒラスズキ | ブダイ | アオリイカ |
ヤリイカ | タマン | メジマグロ | ヒラメ |
伊豆大島の釣りと時期の関係にも迫っていきたいと思います。通常、春夏秋冬の各時期によって、回遊する魚が大幅に変わるのが普通です。この伊豆大島での釣りと時期の関係を、他の都道府県(北海道〜沖縄まで)の釣りと時期の関係と比較すると、先ほど触れたように、寒暖差の少なさの影響もあり、長い時期にかけて、同じ種類の魚を狙うことができます。しかしながら、さすがに真冬の寒い時期に差し掛かると釣れない魚も多いですが、基本的には、春から初冬にかけての時期までは、たいていの魚が、長い時期をかけて釣果を上げることができます。
伊豆大島の釣り場ポイントの特徴について
伊豆大島にはどんな釣り場が多いのか?
釣り場のことをイメージすると、漁港や堤防での釣りが海釣りの基本でもあるので、堤防をイメージされる方が多いでしょう。しかし、伊豆大島では、すべてがすべて、漁港や堤防のような整備された釣り場があるわけではありません。整備の整った堤防とは大きく違い、足場の悪い自然のままの釣り場も存在します。そんな伊豆大島の釣り場の特徴を大きく分けて2つに分けてお話していきたいと思います。
漁港、堤防の釣り場
基本的な陸からの釣り場として、良く利用するのは、漁港や堤防になるでしょう。足場が良く、初心者やファミリー連れにもおすすめの釣り場となっております。伊豆大島でも、漁港や堤防の設備の整ったの釣り場が多く存在します。
磯、地磯の釣り場
堤防に対して、足場が非常に悪いのが、この磯や地磯。基本的には、開発が行われていない、自然のありのままの釣り場と考えるとわかりやすいでしょう。魚が隠れやすい場所も多く、自然豊かな釣り場が多いので、そのために、様々な魚が生息しています。利点としては、あまり目にかかることの少ない、珍しい魚も釣ることができるかもしれませんね。
伊豆大島のオススメ釣り場ポイント9選
伊豆大島の釣り場ポイントの紹介をしていきましょう。伊豆大島自体が、大した大きさでもないから釣り場も少ないなんて思われるでしょうが、意外と釣り場が多いんですよね。そこで今回は、おすすめの釣り場を設備の良い堤防、地磯の両方の釣り場を含めて、合計9つの場所をご紹介していきます。
伊豆大島のオススメの釣り場 岡田港
【桟橋有】伊豆大島のオススメのポイント! 岡田港!
最初に大きな港である岡田港からご紹介いたします。主に、伊豆大島の出帆港は、大きく分けて2つの漁港が使用されます。その1つが岡田港です。岡田港の堤防は、かなり足場が良く、投げサビキや、ジグサビキ、やチョイ投げなどの簡単な釣り方でも、十分に楽しむことができる釣り場となっています。そのため、観光に来たファミリー連れや初心者にもおすすめですね。また岡田港には沖に向かって長い桟橋が併設されています。そのため桟橋の先ではすぐ近くでエブラが立ったりするのでチョイ投げや、短めの竿でのルアー釣りでも青物を狙うことが可能になっております。桟橋をうまく利用してエブラにルアーを投げ大きな釣果をあげましょう。
岡田港でオススメの釣れる魚種と釣果実績について
岡田港で釣果を上げられる狙いたい魚種は、ずばりアジでしょう。先ほど言った通り、ファミリー釣りをまずはお勧めしたいので、サビキでのアジの数釣りを楽しむのが良いでしょう。アジ以外にも、メジナやサバ、メバルなどをサビキ釣りで釣ることも可能です。また岡田港は釣果実績も高い釣り場なので、ボウズ逃れのために伊豆大島での釣りをされる際は、ぜひ一度足を運んでいただきたいですね。
近隣の釣具屋やその他の周辺施設について
岡田港の近隣には、大沼商店(釣り具屋)さん、良作丸(釣り船)があります。良作丸さんにて、サビキの貸し竿セットがレンタルできるので、手ぶらでの釣りを楽しむこともできるのは利点の一つですね。また良作丸るさんで釣り船をチャーターして沖合で大きな釣果を上げるというのも釣り船ならではのボウズ逃れのわざとなります。釣り船のレンタルは休日や、休暇での際はほとんど予約でいっぱいなので一度釣り船の空き状況などを確認、または予約してから赴くことが大切です。周辺情報としては、岡田港駐車場があるので、もし車で来られる際には、そちらをご利用ください。
伊豆大島のオススメの釣り場 元町港
【桟橋有】伊豆大島のオススメのポイント、元町港
岡田港と同じく、伊豆大島のもう1つの出帆港として使用されるのが、この元町港です。こちらもかなり大きな釣り場となっております。こちらも足場が良いので、堤防でのサビキ釣りを楽しむことができます。そのため、気楽に釣りをすることができますね。しかし、釣り船の他にもここに東京からや神戸からの船が到着するので釣りブレや大型船舶とのライントラブルに気をつけましょう。ファミリーや初心者はまずはサビキ釣りなどをしておけば安心の釣り場です。また沖合にのび太桟橋が併設されており、その桟橋は主に船が停泊するために作られていたのですが、午後などの時間帯は桟橋に停泊する船が少ないので利用することが可能になります。
元町港でオススメの釣れる魚種と釣果実績について
元町港で釣れる狙いたい魚は、カマスとメッキです。サビキやウキ釣りでも狙うことは可能ですが、ルアーでのアジングなどで釣果を上げるなど、釣り自体を楽しくさせてくれること間違いないです。ジグヘッドワームやミノーなどルアー釣りで狙うのがベストです。どちらも程よいアタリを感じさせてくれるので、飽きることのない釣行として満足することも可能でしょう。
近隣の釣具屋やその他の周辺施設について
元町港の近隣にある釣具屋ですが、大きく分けて3店舗になります。丸一釣漁具店、桜田(釣り具屋)かあちゃん(貸し竿)の3店舗が点在します。桜田とかあちゃんでは、貸し竿を行っているので、釣り初心者の方も、手ぶらで気軽にレンタルして、釣りを楽しみましょう。元町港も、専用駐車場があるので、車でお越しの方はそちらを利用しましょう。
伊豆大島のオススメの釣り場 泉津港
【桟橋無】伊豆大島のオススメポイント 泉津港
次に紹介するのは、泉津港です。上記の2つの港以外は、いわゆる漁港という感じになります。泉津港は、マイナーということになりますが、一部の釣り他人からは、人気を集めている港です。現地の方以外でも、泉津港で竿を出す方も多いそうです。やや伸びた北向きの堤防で沖に近づいて釣果アップをすることができ、民宿側には鉄砲とも呼ばれる地磯の釣り場があり、釣果の魚種を上げることができます。しかし、こうなので早朝などは釣り船の行き来などのがあるためにライントラブルに注意しましょう。初心者は落とし込みサビキでも十分釣果をあげられるのでサビキ釣りでボウズを逃れ、釣り船とのトラブルを回避しましょう。
泉津港でオススメの釣れる魚種と釣果実績について
泉津港で釣れる、狙いたい魚種はサゴシやショゴの青物やアオリイカです。どちらもこの港では釣果実績の高い魚種になります。理由としても、小魚の回遊も多いのもあり、それを追って大型の青物やアオリイカが入ってくるようです。ルアーや泳がせ釣りで狙うことがおすすめです。アオリイカに関しても、ルアー釣りのエギング釣りや、サビキ釣りで釣ったアジなどの泳がせのウキ釣り、テンヤ釣りで狙いましょう。青物は、ナブラが立つこともあるので、海面の状況確認は怠らないようにすることと長距離飛ばすことのできるルアーロッドや、比重のあるルアーを持参することが大切です。
近隣の釣具屋やその他の周辺施設について
泉津港は、近くには釣具店はないので、途中の丸一釣漁具店さんを利用するのがオススメです。周辺にあるのは、先ほど触れた民宿や公園のみです。民宿では釣り船レンタルのお店と提携しているところが多いので、一度宿泊している民宿に尋ねてみましょう。自動販売機などは少し歩けばあります。自動車は、港内に入れることも可能なので駐車後すぐに釣ることやトランクをあげて雨をしのぎながらの釣りも可能です。
伊豆大島のオススメの釣り場 波浮港
【桟橋無】伊豆大島のオススメポイント 波浮港
次に紹介するのは、波浮港です。伊豆大島の中で最も南側に位置する港なので、かなりの種類の魚たちが生息している人気の釣り場スポットになりっております。また足場も良い堤防の釣り場なので、初心者やファミリー連れであっても問題かく楽しむことができます。さらにテトラ帯も所々に点在するので、穴釣りにも向いている釣り場となります。テトラポット付近に釣り船が行き来する場所もあるので、釣り船が通る際には一度堤防に上がることをオススメします。
波浮港でオススメの釣れる魚種と釣果実績について
波浮港で釣ることの可能な特に狙いたい魚種は、フエフキダイやマダイ、そしてコロダイです。こういった魚種を求めた釣り人が、多く詰めかけるのが、この波浮港になります。特にフエフキダイの釣果実績の評価が高く、全国各地から、フエフキダイを求めて多くの釣り人が押しかけてくるようです。しかも大物が多く釣れるというのも見逃せないポイントになっております。そのためルアー釣りも一つの手ではありますがカゴ釣りやタイラバ釣りなどでタイ系の魚にアピールすることが釣果につながります。
近隣の周辺施設や釣具屋さんなど
波浮港の周辺には釣具屋やエサ屋はありません。またトイレやスーパー、コンビニなどもないために、ファミリー連れには、ややおすすめしづらいかもしれませんね。駐車場に関しては、内部に車を横付けできるスペースがあるので、問題ないでしょう。
伊豆大島のオススメの釣り場 赤岩
【桟橋無】伊豆大島のオススメポイント 赤岩
堤防での釣り場とは違って次からは磯ポイントを紹介していきます。まずはこの赤岩です。伊豆大島に来るベテランの釣り人は絶対に立ち寄りたい釣り場ポイントの一つとも言われています。それほどに大物の釣果実績が高く、魚影も濃い人気スポットとなっております。
赤岩でオススメの釣れる魚種と釣果実績について
赤岩で釣れるオススメの魚はメジナです。磯ということもあり、丸々と肥えたメジナが釣れる最強ぽおインととも言われています。他には、青物やシマアジ(大型のアジ)、さらには、マグロ!?も上がることもあるそうです。実際に60kgオーバーのクロマグロが上がったのです。そのために強めのロッドや、太めのハリスや道糸、比重の重いルアーなども持参して、また大きめタモも忘れずにしましょう。
近隣の釣具屋やその他の周辺施設について
赤岩は地磯なので近隣に釣具屋や釣り船屋はありません。そのため道中の釣具屋によることが必須になってきます。駐車場に関しては釣り場の見える位置に設けられているので、車でお越しの際にはそこに止めましょう。(駐車無料!)またコンビニやトイレもないので事前に済ませていきましょう。
伊豆大島のオススメの釣り場 千波崎
【桟橋無】伊豆大島のオススメポイント 千波崎
続いては千波崎です。こちらにも堤防はなく地磯の釣り場となっております。潮通しの良い釣り場なので漁場としても注目されている場所です。ここはかなりの魚種が多く生息している釣り場で、赤岩と同様に人気を集める釣り場の一つとなっております。
千波崎でオススメの釣れる魚種と釣果実績について
千波崎で狙えるオススメの魚種はズバリ、石鯛です。赤岩と同様にメジナや青物、マグロの釣果実績も聞きますが、千波崎ではイシダイの魚影の濃さがすごいことも有名です。メジナなどと同様に大物狙いのカゴ釣りなどで狙うと、大型の石鯛を狙うことも夢ではありません。また投げサビキでも小さいサイズですがイシダイやイシガキダイも釣れるのでカゴ釣りなどに慣れていない方はそこから始めてもいいでしょう。
近隣の釣具屋やその他の周辺施設について
千波崎の近隣の釣具屋は、現在ありません。周辺施設もあまりなく、トイレ、コンビニやスーパーも存在しません。駐車場に関しても、残念ながらありません。車で来られる方は、釣り場周辺の荷積み場のポールがあるので、そのわきに駐車しておくようにしてください。
伊豆大島のオススメの釣り場 万根岬
【桟橋無】伊豆大島のオススメポイント 万根岬
次に紹介するポイントは万根岬です。こちらも専門的な釣りで人気を集める伊豆諸島の地磯ポイントとなります。オオツクロとも呼ばれており、親しまれている釣り場です。この釣り場の強みは、南西からの強風時、風裏として風を避けられることが可能という点です。こちらにも大物が入ることが多いために面白い釣りができるスポットです。
万根岬でオススメの釣れる魚種と釣果実績について
万根岬で釣れる狙いたい魚種は、イシガキダイとイシダイの2種類です。また青物やシイラなども多く入ってきますが、イシガキダイ、イシダイの専門釣り(カゴ釣りなど)で人気を集めている釣り場のひとつです。また、外道としてブダイなども釣ることができ、楽しませてくれることまちがいないです。
伊豆大島のオススメの釣り場 万立
【桟橋無】伊豆大島のオススメポイント 万立
続いて紹介するのが、万立です。こちらも地磯の釣り場となります。地磯の釣り場でどこがいいのかと迷ってしまうのであれば、万立に行けと言われるほどの人気を集める釣り場のひとつです。伊豆諸島に生息する魚の大半がここには生息しているというほど、魚種の豊富さがすごい釣り場となっております。元町港にも近いので一日で2つの釣り場を回れることも魅力の一つですね。
万立でオススメの釣れる魚種と釣果実績について
万立で釣れる狙いたい魚種はヒラスズキです。スズキの中でも、大半の個体が磯での生息が確認されているヒラスズキ。青物も多く釣れるので、飲ませ釣りやルアーで狙いたいところです。また先ほど言った通り、様々な魚種が生息する釣り場なので、様々な釣り方で、飽きることのない兆候になること間違えなしです。そのためシーバスロッドやシンキングルアーやメタルジグなども持参しましょう。
近隣の釣具屋やその他の周辺施設について
万立の周辺には釣具屋はありません。しかし、近くに元町港があるのでそこの周辺の釣具屋を利用することをオススメします。駐車場は、地磯から階段を上がった場所に車を停めるスペースがあります。釣り場から見える位置に車を置けることも利点の一つです。
伊豆大島のオススメの釣り場 間伏
【桟橋無】伊豆大島のオススメポイント 間伏
最後に紹介するのは、間伏です。こちらも、地磯のポイントになります。釣りが行いやすいポイントも多いのですが、荒波の影響を受けやすい場所でもあるので、潮時表をしっかり確認した上で、釣りに臨む必要があります。足場の高い釣り座もあり、場所によっては注意することが多くある釣り場になります。
間伏でオススメの釣れる魚種と釣果実績について
間伏の釣れる魚としては、メジナの釣果実績が高い釣り場となっています。メジナのフカセ釣りをされる釣り人の方が多く、また梅雨時にはイサキも多く回遊してきますし、ほかには、いいサイズののブダイも上がることもあります。フカセ釣りが好きな方には、是非とも、間伏にきて、釣りを楽しんでいただきたいです。
近隣の釣具屋やその他の周辺施設について
間伏の近隣に残念ながら、釣具屋はないです。またコンビニや、トイレな度が周辺にありません。地磯の上に砂地でできた駐車場が併設されています。釣り場に直行できる点も大きいですね。足を洗うスペースは用意されているので、潮を浴びた際や手を洗うのに利用することも可能です。
まとめ
魚種がたくさん!伊豆諸島で新たなる伝説を!
いかがでしたでしょうか。時期にあまり影響を受けずに、釣りを楽しむことができる。かなり楽しめる個性的な釣り場がたくさんあります。堤防は勿論、地磯の人気の高さもう人気の一つであると思います。危険がつきものですが、しっかりと釣りの危険性を理解した方であれば、磯での挑戦もおすすめできます。伊豆大島での磯釣りは、1度経験して欲しいです。今まで釣ったことの無い魚を上げる新たな武勇伝を作り上げてください。その際の釣り場は、伊豆大島で。
出典:PIXTA