ウォブリングとは？ルアーの動かし方の特徴や釣れるアクションのコツをご紹介！

ウォブリングは、おもにクランクベイトなどのハードルアーや一部のソフトベイトを水中で使用した際に、「ブルブルッ!」と震えて魚の好奇心を誘う動作の一つ。昨今、量販店などで発売されているルアーの中には、このウォブリング動作に対応しているものも多く、バスを引き寄せる要素を持つ釣果の高いルアーとして、多くのアングラーに注目されています。

一説では、ブルブルと震えるウォブリング動作は、バスが普段捕食している小魚などのベイトフィッシュの動きに似ており、逃げ惑う小魚と勘違いして食いつくのではないかと考えられています。しかし、一方では、その動きに反射的に口を使ってしまう【リアクションバイト】という、魚の本能を利用した新しい釣り方も現在では、確立されています。

上述の通り、ウォブリングアクションは、ルアー本体をベイトフィッシュに見立てて使うのが一般的です。逃げ惑う小魚や弱った小魚を演出し、バスの捕食本能を刺激すれば、リトリーブの最中に果敢にアタックしてくることも珍しくはありません。特に大型の警戒心の強いバス、春の産卵前の釣りづらい魚などが多く釣れる傾向にあります。

ウォブリングアクションは、クランクベイトやシャッドなどのハードルアーにもともと付帯されたアクションなので、バス釣り初心者の方でも簡単に巻くだけで演出することができます。河川であれば消波ブロックなどのストラクチャーに絡めて使うことで、より一層の釣果が期待できるでしょう。誰でも簡単に釣れる手軽なスタイルとして、是非クランキングはおすすめです。

ウォブリング動作は、ルアーを巻いてくることにより自発的に発生するアクションなので、基本はゆっくりとただ巻けばOK。首振り動作とともに水を掻き分け、強烈な波動を発生させて魚を引き寄せます。慣れてきたら徐々に様々なアクションをおりまぜ、簡単にはルアーに反応しないスレバスを効果的に狙っていくのがベターです。

【ストップ＆ゴー】とは、ルアーを一定時間巻いたら止め、またすぐに巻き始める動作のこと。タダ巻きは、そのまま静止せずに巻くのに対し、【ストップ＆ゴー】は随所でルアーの動きに緩急をつけて誘う動かし方です。バスが確実に着いているであろうポイントでは、十分に時間を掛けてゆっくりと誘い出すのが釣果につながりやすいのです。

ウォブリング動作というと、一般的にはクランクベイトや一部のシャッドなどのハードルアーで効果的なアクションとして知られていますが、実はソフトベイトでも十分に発することができる波動アクションです。特にワームのテール部分に特徴のあるシャッドテールワームでは、ルアーを上げ下げする【リフト＆フォール】アクションにより、ウォブリング動作を自発させることが可能です。

自発的な波動を出すコツとしては、ルアーが着水後、ラインスラッグを回収する動作と同時にロッドティップの感触だけで、ゆっくりと長くロングトゥイッチをおこなってみてください。竿先にブルブルッと細かな波動を感じ取ることができれば、ウォブリング動作がうまく機能している証拠です。

クランクベイトは、ウォブリング動作を得意とするルアーの1つですが、アクションのコツは、なるべく水中に沈んでいる岩などの障害物に当ててヒラを打たせるのがキモ。平打ちとは、ルアーが何かにぶつかった瞬間、くるっと回転したりバランスを崩す動きのことで、この瞬間に予期せぬ不規則な動きにより、バスの好奇心を駆り立てバイトチャンスを導き出します。

特に1メートル以下の水深のシャローエリアと言われる場所は、クランクベイトの最も出番の多いエリアです。平打ち動作に加え、ボトムにぶつけてわざと砂埃を舞わせることにより、生命感を演出して遠くにいるバスをも惹きつけることが可能です。イメージとしては、底をついばむベイトフィッシュの動きを醸し出し、演出してみてください。

クランクベイトやシャッドなどのハードルアーは、先端に「リップ」と呼ばれるルアー本体を水中に潜らせるための湾曲したプラスティックが施してあります。これにより、ある一定の層まで潜らせることができますが、ポイントは、様々な層を探るのがベスト。リトリーブスピードに強弱をつけて、弱った小魚を醸し出し、逃げ惑うベイトフィッシュを演出してみてください。

ルアーが急に止まったタイミングというのは、最も釣果に結び付きやすい瞬間です。岩にぶつかった瞬間にリーリングを止めてみたり、タダ巻きの後に静止させてみたり、アクションに「止める」動作は必ず必要です。ルアーを追ってきた魚は、常に口を使うタイミングを待っていることを頭に入れておきましょう。

フローティングカバーやアシ際、ガマの密集しているエリアなど、ヘビーカバーのエリアではフィネスな釣りが不向きな場合があります。物陰に潜むバスは、機敏な動作に即座に反応することが多いため、ウォブリングが有効なクランクベイトなどを使って障害物スレスレに巻くか、カバーの奥の奥へ投げ込んでストップ＆ゴーで魚を誘い出すのが基本動作です。

桟橋や乱杭といった縦ストラクチャーを狙う際の基本動作も、常に「障害物ギリギリにリトリーブ」を心掛けるのが基本です。感覚としては、縦ストに対してわずか数十センチ横をかすめるのがベスト。少しでもルアーが離れてしまうとバスは警戒心抱き、ルアーに食いついてきません。よく釣果を出すアングラーの方の多くは、キャスト精度が抜群に優れているということが言えます。

バス釣りをする上で是非知っておいてほしいのが、天候や気圧の変化が釣果に影響するという要因。ある時突然、急に風が吹き始めたり雨が降り始めたりすると、バスの反応が良くなることが多いのです。これは、魚の体内にある浮袋に影響すると考えられており、気圧の変化が浮袋を膨らませ、魚が表層近くまで浮いてきて高活性になることに起因すると言われています。

ジャッカルの人気プロ「ババタク」こと馬場拓也氏がプロデュースするオカッパリのために開発された強波動クランクベイト。マグネット固定式重心システムから繰り出されるキャスタビリテイー・安定のクランキング姿勢はスナッグレス性能に長け、フィールドを選ばずにウォブリング波動を体感できるおすすめのハードプラグです。

レベルクランクの特筆すべきポテンシャルは、「遠投性能」「レンジキープ力」「高いスナッグレス性能」のオカッパリに欠かせない3要素。これらが見事に調和され、驚くほどの高度なキャスタビリティーを実現します。デカバスと対峙するためのみに開発された次世代型シャロークランクのパフォーマンスは絶大です。

アメリカツアーを転戦した清水盛三プロが絶対の信頼を置くワイルドハンチは、どんな過酷な状況下においても高いクランキング性能を維持し続ける高度なパフォーマンス力が魅力です。必ず釣れるという実績が、今もなお続いている人気の証。エバーグリーンから発売されている、バスアングラーに絶大な人気を誇る「シャロー特化型」スーパークランクベイトはおすすめです。

ウォブリング動作というと多くの場合、ハードルアーを思い浮かべがちですが、実はソフトベイトでも容易にアクションを起こすことが可能です。その代表的なルアーが、シャッドテールワームと呼ばれるテール部に特徴のあるルアー。釣れない時の切り札として、ウォブリングアクションの特徴、確実に1匹を手にできるいちおしワームをご紹介します。

なかなかハードプラグではバイトチャンスに結び付かない低活性時には、微波動ウォブンロールアクションで誘えるシャッドテールワームがおすすめです。使い方は、ピンポイントで着水後、シェイクしたりリフト＆フォールの繰り返し。テール部が適度な水圧を受け微波動を発して水流を作り、数少ないバイトチャンスを誘発します。

スイングインパクトは、バスアングラーなら誰もが知っている確実に釣れると評判のワームです。昨今では、某ユーチューバーさんが初めて訪れるフィールドで、バシバシ釣っている動画を拝見された方も多いのではないでしょうか。タックルボックスに是非忍ばせておいて損のない一押しワームですね。

シャッドテールワームと言えば絶対にコレ!と言われるほど実績の高い人気のソフトベイトです。ゆっくりとタダ巻くだけでテール部がピロピロと微波動を発し、多くのバイトチャンスを誘発します。実際、このルアーで爆釣を経験した方も多いので、完デコ続きの方は、是非使ってみてはいかがでしょう。

ダウンショットリグの利点は、ボトム感知能力に優れ、フックの下側にシンカーが位置していることにより、ワームの動きがきめ細やかに自然に演出できることです。また、障害物回避性能が高く、ヘビーカバーにも難なくアクセスできるので、あらゆるシーンで使えるのも魅力。釣れる確率も高く、バス釣り初心者の方がまず始めに覚えるべきリグと言えるでしょう。

アシ際などのカバー撃ちに代表されるリグがテキサスリグです。その中でも軽めのシンカーを用いたライトテキサスは、カバーの奥の奥へ突っ込めるため、春先の活性の低いバスを障害物の奥から引きずりだせる数少ない仕掛けの1つ。スピニングタックルでも使えるので、比較的比重の重いシュリンプ系ソフトルアーを使いこなすのにも役立ちます。

ワンタッチでリグれて広範囲に魚の居場所をサーチできるジグヘッドリグは、まさにシャッドテールワームに適したリグと言えます。ボトムスレスレや中層スイミングでタダ巻きするだけで、ワームのパフォーマンスを大きく引き出せるのが最大の魅力。ボトム感知能力にも優れており、食わせの威力、ウィードレス効果の高いリグとして是非おすすめです。

「長時間、バイトがない!」「魚がスレている」「何を投げても全く食わない!」「見えバスが居る」などのシーンでは、シンカーを使わないノーシンカーリグがおすすめ。着水後の沈下速度が極めて遅いため、バスに食わせの時間を与えることができ、よりナチュラルな動きで魚を誘えます。シャッドテールワームを使った夏場の表層バジングは、見事なウォブリング動作を放つトップウォーターゲームの1つとして有名です。

クランクベイトやシャッドテールワームが作り出す「ウォブリング」と呼ばれる微波動は、バスの捕食本能を刺激する最も効果的なアクションとして知られています。基本はタダ巻きで十分釣れますが、動かし方や使い方をアレンジすれば、今よりも更なる釣果が期待できるでしょう。是非この機会に基本動作をマスターし、日頃の釣りに活かしてみてはいかがでしょうか。