サミングのやり方は?正しいやり方とコツを覚えれば難しくない!

サミングのやり方は?正しいやり方とコツを覚えれば難しくない!

サミングは正しいやり方とコツをマスターすれば決して難しいテクニックではありません。初心者の方でもわかりやすいサミングのやり方や自宅でもできる基礎的な練習法をご紹介します。サミングの正しいやり方をマスターしてルアーフィッシングを楽しみましょう。

記事の目次

  1. 1.サミングの意味
  2. 2.サミングがキャストに必要なわけ
  3. 3.サミングの正しいやり方
  4. 4.スピニングリールでのサミングのやり方
  5. 5.サミングは難しい?

サミングの意味

シマノ出典: http://fishing.shimano.co.jp/product/reel/5292

サミングとはどういう意味なのでしょうか?ルアーフィッシングを扱う釣り雑誌や動画などを見ていると、サミングという言葉がよく使われています。初心者の方には難しい専門用語ですが、サミングはルアーフィッシングをするうえで基本となるテクニックです。特にベイトリールを使ってキャストする場合は特に大事になってきます。これからルアーフィッシングを始める初心者の方はサミングの意味をしっかりと理解しておくことがキャスト上達への早道です。

サミングはサム(親指)を使ったテクニック

サミングのサム(Thumb)は親指という意味です。つまりサミングは親指を使ったテクニックを意味します。ベイトキャスティングリールを使用する釣り全般で使われるテクニックですが、ルアーフィッシングのようにキャストを多用する釣りで基本となるテクニックです。キャスト時にサム(親指)でスプールの回転を調整し、ラインの放出を調節することからサミングと呼ばれています。

サミングはベイトリールの基本動作

サミングはベイトリールを使うルアーフィッシングにおいては特に基本となるテクニックです。ベイトリールは構造上キャストしてラインが放出される際に、ラインが巻かれているスプールが高速で回転します。サミングを使えるようになれば高速回転しているスプールを上手に調整して思い通りのポイントにルアーをキャストすることが可能になります。またバックラッシュというやっかいなトラブルを防ぐこともできます。

サミングがキャストに必要なわけ

サミングがベイトリールを使ってキャストするときに必要なわけは大きく分けて二つあります。一つ目はサミングを使ってライントラブルを防ぎスムーズなキャストをするためです。そしてもう一つは、サミングを使ってルアーを思い通りのポイントに攻め込むためです。ライントラブルが多発してはせっかくの楽しい時間が台無しになってしまいますね。それよりもサミングをマスターして思い通りのキャストでルアーを自在に操れるようになるための一歩を踏み出しましょう。

サミングでライントラブルを防ぐ

サミングを使い、避けては通れないライントラブルでも出来る限り最小限に抑えたいものです。生い茂ったブッシュや木の枝等の障害物にキャストをするたびにルアーを絡めてしまっては、回収するたびにラインが擦れて傷ついたり、最悪ラインを切らなければならないこともあります。そうなると大切な愛着のあるルアーともさよならしなければなりません。そんなことにならないようにミスキャストでラインが障害物に絡まることをサミングで事前に防ぐことが大切です。

バックラッシュ防止にはサミングが基本

サミングを使ってバックラッシュを防ぐことがべイトリールでスムーズにキャストする際の基本条件です。バックラッシュとは高速回転するスプールにラインの放出が追い付かず起こるライントラブルのことを意味します。バックラッシュが発生するとラインがスプールに絡まってしまいラインがグシャグシャになってしまいます。軽度ならスプールからラインを引き出して直すことも可能ですが、多発したり重度の場合はラインがよれて使い物にならなくなることもある大変やっかいなライントラブルです。

サミングは攻めるためのテクニック

サミングが上達すれば難しいポイントを攻める可能性が高くなります。バスフィッシングに代表されるルアーフィッシングでは、ターゲットを追い求めて様々な状況でキャストを繰り返します。杭や立木、桟橋の下、水面まで張り出した枝葉の陰等、バスが潜んでいそうなポイントに的確にルアーを導くためにはサミングでのライン操作が重要です。グッドコンディションのバスを捕えるためにサミングはとても重要なテクニックなのです。

サミングの正しいやり方

サミングの正しいやり方をマスターしないとベイトリールでキャストすることは出来ないと言っても過言ではありません。よくベイトリールを初心者のうちから使うのは難しいという言葉を聞くことがありませんか?それはサミングという基本テクニックをしっかりと出来るようにならないと難しいという意味も含まれています。サミング自体は決して難しいテクニックではありません。正しいやり方とコツをつかむことが初心者の方にとって上達の早道です。

サミングのコツはブレーキ調整

出典: http://fishing.shimano.co.jp/product/reel/5292

サミングの正しいやり方のコツは、ブレーキ調整です。ベイトリールにはスプールの回転を制御するブレーキがあります。ポイントへ気持ちよくキャストできるかは、サミングの前にブレーキの調節次第とも言えます。マグネットブレーキと遠心ブレーキを例に、初心者の方が調整するコツはマグネットブレーキではクラッチを切ったらルアーがゆっくり落ちるくらいに締めることです。遠心ブレーキならまずは最大に設定しましょう。飛距離は短くなりますがバックラッシュする可能性は低くなります。

サミングのコツはスプールのエッジを押さえる

サミングはスプールを親指でおさえて回転を制御するテクニックですが、スプールのエッジをおさえることがコツです。ラインをおさえる方法もありますが、繰り返しキャストする必要のあるルアーフィッシングでは、親指との摩擦でラインが擦れてしまいトラブルの原因になることがあります。初心者の方はスプールに巻いてあるラインをおさえてサミングしたほうが簡単かもしれません。慣れてくるまでは自分にしっくりくるやり方のほうがいいでしょう。

ルアーを付けずにサミングの練習

サミングの練習をするとき、初心者の方はルアーをつけずに行うかルアーからフックを取り外して行うことがおすすめです。これならはじめての釣行でせっかくのお気に入りのルアーを練習のつもりでキャストしてなくしてしまったということも避けられます。また、釣りに行かなくてもちょっとしたスペースがあればサミングの練習ができますので、楽しい釣行にむけてルアーの代わりに少し重めのシンカーをラインにつけてサミングの練習にトライしてみましょう。

ここがポイント!初心者のサミング練習法

サミングの感覚をつかめる初心者向けの練習方法があります。陸地でも部屋の中でも、ちょっとしたスペースで練習できるのでおすすめです。ルアーの代わりにシンカーをラインの先につけ、ベイトリールのブレーキを少し緩めに調整します。クラッチを切るとシンカーの重みでラインがスーっと滑りだすくらいがいいでしょう。ラインを先端まで巻き取りロッドティップ(竿先)を高くかまえます。クラッチを切るとラインがスーと走り出したらサミングをしてラインを止めてみましょう。

スピニングリールでのサミングのやり方

サミングはスピニングリールでも使うテクニックです。フェザーリングと呼ばれますがサミングと同じ意味で、右利きの場合、親指ではなく右手の人差し指を使います。また、左手でスプールをおさえるやり方もあります。基本的にスピニングリールではバックラッシュは発生しないのでラインの出方を調整し、キャストしたルアーが着水したときに出る糸ふけをフェザーリングでおさえライントラブルを予防する働きがあります。

サミングには人差し指が基本

フェザーリング(サミング)では右手の人差し指を使うか左手を使うかの二通りがあります。(右利きの場合)人差し指を使う場合は、スプールのエッジを触ってラインの放出量を調整します。人差し指を使ったフェザーリングをマスターすると、ロッドさばきでルアーにカーブをかけることができるため、高度なテクニックでもあります。右手の人差し指ではなく左手を使う場合は、フェザーリングからベールを素早く返しやすいので次の動作に移りやすいメリットがあります。やり方はどちらでもよく、人差し指を使ったやり方が基本といわれています。

サミングは難しい?

サミングは難しいと思っている初心者の方は多いかもしれません。確かにバックラッシュの危険性がないスピニングリールで人差し指をかざすだけのフェザーリング(サミング)と違い、ベイトリールでキャスト毎にサミングをしてバックラッシュを防ぐためには慣れが必要です。ですが、自宅でもちょっとしたスペースがあればサミングの練習は出来ます。常日頃から愛用のタックルでサミングする習慣を身に着けていれば本番できっと生きてくるはずです。

コツさえつかめば初心者でもサミングは難しくない

サミングはコツさえつかめば初心者でも難しいテクニックではありません。まずはしっかりとブレーキの調整をすること、日頃から自宅でもスプールを親指でおさえる感覚を身につける練習をする等、実践前にできることはたくさんあります。ちょっとした高さから意識的にサミングしないでルアーを着地させればバックラッシュ体験もできます。いざ本番というときのためにサミングのコツをつかんでおきましょう。

サミング上達にはキャストあるのみ!

サミング上達には実践でのキャストあるのみです。メインはスピニングタックルと割り切って、フックなしのルアーやシンカーを付けて思い切りベイトタックルでキャストしましょう。ラインも安価なナイロンラインならバックラッシュしてもお財布に優しいかもしれませんね。まずは経験有るのみ!ロッドのしなりとルアーの重さを上手に使ってキャストしましょう。サミングして思い通りのポイントへルアーを導いた時の喜びは格別です。ベイトタックルを駆使してビッグフィッシュを仕留めに出かけましょう!

bbking1174
ライター

bbking1174

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