オショロコマってどんな魚?北海道に生息する絶滅危惧種を解説!

オショロコマってどんな魚?北海道に生息する絶滅危惧種を解説!

オショロコマは、日本国内だと北海道にのみ生息しており、絶滅危惧種にも指定されている魚です。主な生息地は、道東エリアや道北エリアの渓流で、知床半島では全域に生息しています。オショロコマは釣り人に人気の魚ですが、開発や外来種との競合により年々数を減らしています。

記事の目次

  1. 1.オショロコマは北海道に生息する絶滅危惧種
  2. 2.北海道に生息するオショロコマの仲間
  3. 3.オショロコマの生息地
  4. 4.オショロコマを釣るには
  5. 5.オショロコマは食べられるの?
  6. 6.オショロコマは北海道でしか見られない魚

オショロコマを釣るには

出典:photoAC

オショロコマを釣るのに最適な時期は、エサが豊富にあり魚の活性があがる7月~9月頃です。狙うポイントは、川の源流や渓流の流れが緩くて水深がある淵やトロ場などの岩影です。オショロコマは警戒心が薄い魚なので、居場所がわかれば初心者の方でも簡単に釣れるでしょう。

釣り方はルアー釣りとエサ釣りがおすすめ

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オショロコマは小規模な川にいることが多いので、初心者の方でも扱いやすいルアー釣りやエサ釣りがおすすめです。フライフィッシングでも狙えますが、フライは投げる際にスペースを必要とするため、小規模な川では上級者向けの釣り方です。使用するロッドは長いと木の枝などに引っ掛かるため、短めがよいでしょう。

使用するタックルは渓流用

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オショロコマ釣りで使用するタックルは、ルアー釣りとエサ釣りどちらも渓流用のタックルで問題ありません。

ルアー釣りの場合、4~6フィートの渓流トラウト用ロッドがおすすめです。リールは1000~2000番台のスピニングリールに、ナイロンラインの4~5ポンドを巻きます。ルアーは小型のシンキングミノーや、5グラム前後のスプーンをポイントによって使い分けましょう。

エサ釣りではブドウ虫や川虫を使う

オショロコマをエサ釣りで狙う場合、エサにはブドウ虫や川虫を使い、重りのガン玉を付けて上流から自然に流すようにしましょう。エサを上手に流すには、川の流れや水深によってガン玉の重さを変えて、底付近を流すのがコツです。

渓流釣りの装備とヒグマ対策を忘れずに

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オショロコマが生息するエリアは、ヒグマの生息エリアと重なるため、渓流釣りの装備とヒグマ対策が必要です。渓流釣りではウエーダー・ランディングネット・グローブは必須です。夏場は日よけの帽子や、アブや蚊が多いので虫よけスプレーもあると便利でしょう。

ヒグマ対策には熊鈴や熊よけスプレーを用意して、ヒグマの糞や足跡があったら釣りを止めて引き返すようにしましょう。

オショロコマは食べられるの?

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オショロコマは、イワナやヤマメと同じように食べられますが、野生の魚には寄生虫がいる場合があります。食べる前には加熱や冷凍などの寄生虫対策をしてから食べるようにしてください。

オショロコマの味はイワナに似ており、脂肪分が少なく低カロリーであっさりとした味わいです。栄養面ではタンパク質が豊富で、ビタミンB12やビタミンDが多く含まれています。

食べるなら加熱調理がおすすめ

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オショロコマを食べるなら、塩焼きや天ぷらなどの加熱調理がおすすめです。寄生虫は熱に弱いので、しっかりと中まで火を通せば安心して食べられます。塩焼きで食べる場合、塩を振って焼くだけでいいので手間もかからず、オショロコマをおいしく堪能できます。

刺身などの生食は冷凍してから

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オショロコマを刺身などの生食で食べるときは、冷凍してから食べるようにしてください。冷凍する場合は、マイナス20度で24時間以上冷凍すれば寄生虫を除去できます。

北海道には「ルイベ」という郷土料理があり、オショロコマを冷凍して凍ったまま薄く切れば、ルイベと同じように食べられます。ルイベは半解凍の状態が食べ頃なので、刺身とは違った食感が楽しめるでしょう。

オショロコマは北海道でしか見られない魚

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オショロコマは絶滅危惧種に指定されている希少な魚で、北海道の限られた地域でしか見られません。道東エリアや道北エリアの渓流に生息しており、赤い斑点が特徴的な美しい見た目は一見の価値があります。オショロコマは居場所がわかれば簡単に釣れる魚なので、釣り初心者の方でも姿を見られるでしょう。

ないとも
ライター

ないとも

千葉でのバス釣り、北海道でのトラウト釣りをメインに楽しんでいます。釣れた時の達成感、バラした時の悔しさなど、釣りでしか味わえないような魅力をお伝えしていきたいと思います。

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