ミジュンの釣り方を知ろう!
ミジュンの釣り方はサビキ釣りが主で、砂浜でも釣れますが、釣り場所は漁港が一番おすすめです。ミジュンは群れで泳いでいるため、釣れるポイントを見つけると同じような大きさの魚がたくさん釣れます。だいたい25センチまで大きくなるといわれていますが、成魚のほとんどは10センチほどの大きさです。
ミジュンはサビキ釣り
サビキ釣りはサビキ仕掛けを使います。サビキ仕掛けは7~8本の小さな針にエビなどに似た疑似餌を引っかけ、一番下に重りになるカゴをつけて、そのカゴの中に撒き餌を入れて海に落とし、魚を集める仕掛けです。
疑似餌や撒き餌に誘われたミジュンが針に食いつきますので、持ちあげるだけで何匹か一気に釣れます。ミジュンは投網でも釣れますので周囲に注意しながら、ぜひお試しください。
ミジュン釣りは初心者向き
サビキ釣りは初心者向きの釣り方です。簡単にたくさん釣れるので楽しいですし、特にミジュンは海が黒く見えるほどの群れで動くので、仕掛けをたらせば10匹以上釣れるといわれています。
どの棚にミジュンがいるのかは、サビキでミジュンが引っかかっているところをチェックするとわかりますので、2回目はその棚をめがけて仕掛けを落としましょう。
ミジュン釣りに必要な道具
ミジュン釣りに大げさな道具は入りません。竿・リールなど釣るための道具は何でも大丈夫ですので、普段から使っている慣れたものを使用しましょう。サビキ仕掛け用の疑似餌・ルアーのカラーや種類をいくつか持っていくと、その日の当たりを探れます。
エサのオキアミ・釣ったミジュンを入れるクーラーボックス・締め用の氷・仕掛けが絡まった時にほどくためのペンチやハサミは必須です。
ミジュンはプランクトンを食べる
ミジュンは肉食性で、常に口を開けながら動物プランクトン・エビ・小魚などを捕食して生きています。釣り人がまくオキアミ(撒き餌で使用するエビに似たプランクトン)もミジュンにとっては生きるための糧となり、漁港や浅瀬に入ってくるひとつのきっかけです。
釣果は大漁
ミジュンは大漁に釣れます。しかし、大漁で困ることはありません。料理のレシピでは、たくさん使うことを前提として書いてある場合がほとんどです。小ぶりな魚ですが50~100匹ほど釣れる場合が多いので、クーラーボックスは大きいものを持っていきましょう。
地元の人も「ミジュンの群れがきた」と聞くと、すぐに釣り場へ直行するほど人気の魚です。
ミジュンは大型魚のエサになる
ミジュンは食べるだけでなく、カツオなどの大きな魚を釣るためのエサとして利用されてきました。ミジュン釣りを楽しんでいる時も、沖から浅瀬に移動してきたミジュンを捕食するために大型のガーラ(琉球の方言でアジ科の魚を指す言葉)がやってきます。
そのガーラを釣り上げられるビッグチャンスに期待して、泳いでいたら狙ってみましょう。
釣りの季節は8月
ミジュンが釣れる季節は8月です。食べるなら8月の終わりごろからが旬といわれています。ちょうど夏休みとかぶるので、お子様と一緒に釣りを楽しめますが、近年ではポイントごとに釣れる季節がずれるともいわれていますので、何が釣れるのか釣果情報を下調べしてからチャレンジしましょう。
釣果情報はネット検索だけでなく、地元の釣具を扱っているところなどで教えてもらえます。
出典:写真AC