シマノ「ストラディック」歴代モデルを比較!スペックはどう変わった?

シマノ「ストラディック」歴代モデルを比較!スペックはどう変わった?

15ストラディックと19ストラディックの違いを徹底比較!シマノの人気スピニングリール「ストラディック」シリーズの最新モデルの19ストラディックと、従来の15ストラディックのスペックの違いを巻き心地から価格まで、あらゆる視点から解説します。

記事の目次

  1. 1.シマノのスピニングリール「ストラディック」とは?
  2. 2.シマノ「ストラディック」のラインナップは?
  3. 3.19ストラディックと15ストラディックの違いは?
  4. 4.19&15ストラディック!新旧のスペックを比較!
  5. 5.19ストラディックはこんな釣り人におすすめ!
  6. 6.15ストラディック以上のハイスペックを実感!

シマノのスピニングリール「ストラディック」とは?

出典: http://fishing.shimano.co.jp/product/reel/5768

シマノのスピニングリールの中でも特に根強い人気を誇るシリーズが「ストラディック」です。「永遠に変わらない巻き心地」というコンセプトで開発されたストラディックは、使いこんでも劣化を感じさせない耐久性能と快適な使い心地を合わせ持った名作モデルとして知られています。

シマノ「ストラディック」の特徴

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スピニングリールに求められる基本性能が平均的に高く、かつ優れたコストパフォーマンスまで維持しているのがストラディックの特徴です。比較的安価な価格帯のリールであるにも関わらず、これまで上位機種にしか搭載されていなかった最新技術が、これでもかと盛り込まれています。

シマノ「ストラディック」のラインナップは?

出典: http://fishing.shimano.co.jp/product/reel/5768

ストラディックシリーズからは現在、13種類のモデルがリリースされています。好みの釣りのスタイルに合わせて選べるのも魅力のひとつ。♯1000サイズのスタンダードモデルから、ライトショアジギングにも耐える♯5000サイズまで用途に合わせて使い分けることができます。

シマノ「ストラディック1000S」の特徴

出典: http://fishing.shimano.co.jp/product/reel/5768

ストラディック1000Sは、バットガイド系の小さいロッドでもスムーズに糸抜けするスタンダードモデルです。ライトソルト全般に使用できますが、軽いルアーを投げるのに適しているためエリアトラウトやアジングでも力を発揮します。軽量なので女性や子供向けとしても人気です。

シマノ「ストラディックC2000S」の特徴

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ストラディックC2000Sは、♯1000サイズのボディに♯2000の大径スプールを装着したモデルです。スプール径が大きいので1000番台に比べて飛距離が伸びやすく、ラインの巻き取り量が向上しています。価格もお手頃なので初心者にもおすすめです。

シマノ「ストラディックC2000SHG」の特徴

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ストラディックC2000SHGは、上記C2000Sのハイギアモデルです。♯1000サイズの軽さと♯2000サイズの大径スプールに加え、ハイギア仕様ならではの巻き上げスピードをあわせもった渓流トラウト最適モデルに仕上がっています。ライトソルト全般に対応する使い勝手の良さも魅力です。

シマノ「ストラディック2500S」の特徴

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ストラディック2500Sは、♯1000~♯2000サイズに比べてスプール径が大きく、ハンドル一回転ごとの巻き上げ量を向上させたモデルです。ボディの重量が軽くてスローな釣りに適しているため、シマノでもバスフィッシング用にストラディック2500Sを推奨しています。

シマノ「ストラディック2500SHG」の特徴

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ストラディック2500SHGは、上記2500Sのハイギアモデルとなっています。ラインの巻き取り量が78センチから89センチに向上しているため、仕掛けの回収から再投入までの流れが非常にスムーズです。また、流れのある釣り場でのルアー操作のしやすさにも定評があります。

シマノ「ストラディックC3000」の特徴

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ストラディックC3000は、対象魚を絞らず使えるバーサタイルモデルとして仕上げられた一本です。2セットドラグを搭載しているためドラグ力は9.0キロと非常に頑強。大型のシーバスの引きにも対応できるパワーがあるので、淡水からソルトまで場所を選ばずに使えます。

シマノ「ストラディックC3000HG」の特徴

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ストラディックC3000HGは、上記C3000のハイギアモデルです。バーサタイルとハイギアの万能性能をもち、ストラディックのC3000系としてはスタンダードモデルにも指定されています。対象魚やシチュエーションに関わらず使えるので、迷ったときは一本持って行くと安心です。

シマノ「ストラディックC3000XG」の特徴

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ストラディックC3000XGは、C3000系としては最速の巻き上げ速度を誇ります。ハンドル一回転ごとに94センチもラインを巻き取ってくれるので、手返しの速さを求める釣り人におすすめのモデルです。重量は他のC3000サイズと変わらないという超軽量化設計になっています。

シマノ「ストラディック3000MHG」の特徴

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ストラディックMHGは、♯4000サイズのボディに♯2500サイズのスプールとローターを搭載した3000モデルです。大きなボディで巻き上げのパワフルさを実現しつつ、コンパクトなスプールとローターで巻きの感度をアップさせたシーバススタンダードモデルとなっています。

シマノ「ストラディック4000」の特徴

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ストラディック4000は、♯3000サイズよりもさらにスプール径を大きくしたパワフルなモデルです。ロックフィッシュをはじめとした引きの強い大物にも負けないパワーがあり、ルアーの操作性よりも巻き上げ力を重視したい釣り人におすすめの一本に仕上がっています。

シマノ「ストラディック4000XG」の特徴

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ストラディック4000XGは、ライン回収のスピードに長けたモデルです。最大巻上長101センチという圧倒的なラインスラック回収能力は現行のストラディックシリーズの中でも随一。横風でラインを流されてもタイムロスなくルアーを操作でき、サーフでの精細なコントロールが光ります。

シマノ「ストラディック4000MHG」の特徴

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ストラディック4000MHGは、♯4000番台のハイギアモデルとなっています。一回転ごとの巻き取りは約95センチと、あえて4000XGよりもラインの回収速度を落として汎用性を高めたのがこのモデルの特徴です。巻き重りを軽減したい方は4000XGよりこちらを選ぶのが良いでしょう。

シマノ「ストラディックC5000XG」の特徴

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ストラディックC5000XGは、現行のストラディックシリーズ最大の型番です。♯4000サイズを超える大型スプールにロングハンドルやカーボンクロスドラグワッシャを搭載しており、青物をターゲットにした釣りでも大活躍します。このパワーで重量295グラムという軽量性も魅力です。

19ストラディックと15ストラディックの違いは?

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多くの釣り人に支持される「15ストラディック」のコストパフォーマンスを受け継ぎながら、シマノの最新ギアを搭載してさらなる進化を遂げたのが「19ストラディック」です。巻き・耐久性・飛びといったスピニングリールの基本性能をより洗練させています。

新旧ストラディックの違い①マイクロモジュールギアⅡを搭載

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19ストラディックには、ミドルクラスでは初となるマイクロモジュールギアⅡが搭載されています。これにより従来品と比べてギアノイズを大幅に低減。ギアフィーリングも滑らかになって巻き心地の良さが向上しました。

新旧ストラディックの違い②ガタつきを抑えるサイレントドライブ

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これまでは「ステラ」などの上位モデルにしか採用されていなかったサイレントドライブを搭載しているのも、19ストラディックのスゴイところです。ボディ全体の微細な隙間やガタつきが徹底的に排除されたことで、雑味のないシャープな回転性能を実現しています。

新旧ストラディックの違い③HAGANEギアの性能アップ

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19ストラディックには上位機種と同等の新設計HAGANEギアが使われています。ミクロン単位の制度で削り上げられたHAGANEギアは、使い込んでもおとろえることのない滑らかな巻き心地と、大型魚の引きにも負けないパワーを生み出すシマノ独自の先端技術です。

新旧ストラディックの違い④ロングストロークプールを採用

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19ストラディックにはロングストロークのAR-Cスプールが採用されています。従来品よりもライントラブルを抑えつつ、遠投性能がアップしているのが特徴です。ステラシリーズにしか使われていなかった技術を取り入れているあたりに、シマノの本気度があらわれています。

新旧ストラディックの違い⑤防水にはXプロテクトの技術

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15ストラディックには防水技術としてコアプロテクトが採用されていましたが、19ストラディックにはコアプロテクトの上位互換として話題になった新技術のXプロテクトが搭載されました。海水をシャットアウトする内部構造がボディを腐食から守ります。

新旧ストラディックの違い⑥ベールの開閉構造も変化

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19ストラディックではベールの開閉構造にも違いが見られます。ベールそのものは15ストラディック時代を継承したワンピースベールとなっていますが、前作よりも大きく開くよう改良された新設計のベール構造になっており、以前よりスプールにタッチしやすくなりました。

19&15ストラディック!新旧のスペックを比較!

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ここからは19ストラディックと15ストラディック、新旧モデルのスペックについて気になる点を比較していきましょう。シマノの最新技術をこれでもかと盛り込んだ19ストラディックですが、具体的には何が従来品と違うのでしょうか。

15ストラディックと19ストラディックの違い

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19ストラディックは総合的に前作の上位互換的な造りになっています。15ストラディックの発売後にシマノが開発した新技術が多く搭載されているため、巻き心地から耐久性にいたるまで、19ストラディックはあらゆる点で15ストラディックより上です。

19ストラディックは15ストラディックより平均10グラムも軽量化

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従来品と比べて大幅な軽量化がなされた点も19ストラディックの強みといえるでしょう。1000Sで比較すると、15ストラディックの重量が200グラムだったのに対し、19ストラディックは185グラムに軽量化されています。その他のクラスでも平均10グラムの軽量化が実現されました。

価格は15ストラディックより1,000円ほど値上げ

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19ストラディックの価格は定価で25,500円~28,500円です。同程度のスペックを持つ他社製品と比べると充分に低価格ですが、前作の15ストラディックと比較するとおよそ1,000円ほど値上げされていることがわかります。

19ストラディックはこんな釣り人におすすめ!

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圧倒的なコストパフォーマンスと汎用性の高い性能を両立する19ストラディックは、幅広いフィッシングスタイルの方におすすめできる一本です。以下の条件に当てはまる方は、ぜひお近くの釣具店でストラディックシリーズに触れてみてください。

大型狙いに適した耐久性の高いリールとして

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19ストラディックの高い耐久性能は、青物やロックフィッシュといった重量級の大物にもしっかりと対応してくれます。日頃から大物狙いで釣行する方は♯4000~♯5000番台のサイズを選んでおけば間違いないでしょう。

巻いて楽しむルアー釣りで違いを感じたい方

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ストラディックシリーズのスペックは、巻いて楽しむルアー釣りでこそ違いを感じ取れます。波や横風をものともしない操作性の高さはもちろんのこと、限界まで軽量化されたボディが疲労を軽減してくれる点も魅力です。

エントリーモデルにもしやすい価格と重量

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ストラディックは初心者向けのエントリーモデルにもおすすめです。重量が185~295グラムまで抑えられているので、釣りに慣れていない人でも竿を振りやすいでしょう。価格帯もそれほど高くないため、初心者用としても優秀なモデルだといえます。

中級者~上級者の予備リールとして

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もともと重量が軽いことで知られていたストラディックですが、19ストラディックになってさらに軽量化しています。これだけ軽いと予備リールとして持ち運ぶのも苦にならないので、中級者~上級者の予備リールとしても活躍します。

15ストラディック以上のハイスペックを実感!

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15ストラディックも十二分に素晴らしいモデルでしたが、比較してみると最新モデルの19ストラディックのスペックの高さは歴然です。大幅な軽量化に加えて基本スペックの全体向上など、あらゆる要素が「永遠に変わらない巻き心地」の実現に一役買っていることがわかりました。ハイスペックモデルを試してみましょう。

大納言あずき
ライター

大納言あずき

海に囲まれた沖縄県に住む釣り人です! タマン・カーエー・イラブチャーなどなど…本州では耳馴染みのない沖縄の珍しい魚たちを狙って海に出ます! 南国ならではの変わった魚種の釣り情報を中心にご紹介させて頂ければ幸いです!よろしくお願いします!

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