アンタレスDCの飛距離がヤバい?特徴やスペック、インプレをご紹介!

アンタレスDCの飛距離がヤバい?特徴やスペック、インプレをご紹介!

シマノの「16アンタレスDC」を実際に使ってみた私がご紹介します。何と言ってもその存在感と圧倒的な飛距離で、シマノの最高峰に君臨するベイトリール「16アンタレスDC」。今回は、その特徴とスペックをお伝えしながら私が使いこんだ16アンタレスDCをインプレします。

記事の目次

  1. 1.16アンタレスDCの特徴
  2. 2.アンタレスDCのスペック
  3. 3.アンタレスDCのインプレッション
  4. 4.16アンタレスDCの発売日
  5. 5.16アンタレスDCのまとめ

16アンタレスDCの特徴

16アンタレスDCとは

16アンタレスDCとはシマノのベイトリールです。その最大の特徴はデジタルコントロールブレーキというブレーキシステムにあります。その圧倒的な飛距離がメリットとなり、バス釣りの楽しさやベイトリールの楽しさを向上させてくれます。アンタレスにDCが搭載されから10年の時を経て、2016年にNEWアンタレスDCの16アンタレスDCとして生まれ変わりました。

外観

出典:o-dan

16アンタレスDCの外観の特徴といえば何と言ってもそのギラギラしたボディ外観です。そのボディにはメタリックシルバーの高剛性マグネシウムフレームが採用されています。メカニカルブレーキノブがサイドプレート内に移動され、流線型のラインがよりアンタレスらしさを際立てている印象です。

本体重量

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ベイトリールが軽いということは、メリットです。アンタレスDCの本体重量はシマノのカタログ通りの220gで、06アンタレスと比較すると30gも軽量化されています。DCを搭載しながら、前モデルの12アンタレスよりも30g軽いのは驚きです。アンタレスDCの特徴である金属ボディはそのままに本体重量は軽くなっていて、特にロッドを持ち歩くおかっぱりアングラーにはうれしいですね。

アンタレスDCの飛距離がメリットになる時

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16アンタレスDCの特徴である飛距離がそのままバス釣りの釣果に直結するとは限りません。しかし、野池でのオカッパリや川の対岸、カバーの奥など誰もキャストしていないだろうポイントへロングキャストできればバス釣りの幅が広がり、ライバルに大きな差をつけることができます。16アンタレスDCはおかっぱりアングラーの強い味方となります。

軽量級ルアーの飛距離

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軽量級ルアー(約8g)の飛距離は私自身のインプレで、約20〜25m程度です。軽いルアーをベイトリールでキャストするに37mmの大径スプール径は向かないという意見もあります。しかし、それはそれぞれタックルセッティングや釣り場、風向きにもよっても大きく異なりますし、一概に断言できません。軽いルアーを比較的多用する方は、メタニウムMGL・スコーピオンDCなどの34mmのスプール径を検討してみても良いかもしれませんね。

中量級ルアーの飛距離

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アンタレスDCの特徴はやはりその飛距離にあります。私自身のインプレでは、中量級ルアー(約18g)の飛距離は、50〜60m程度は十分可能です。もちろん、タックルセッティングにもよりますのであくまで概算とはなりますが、対岸への大遠投など未開のポイント狙えるその飛距離でバス釣りの幅が広がりますよ。

バックラッシュ

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この16アンタレスDCのバックラッシュについては、初心者には少し難しく感じるられるかもしれません。しかし、風の状況やブレーキセッティング、タックルセッティング、ライン選択、キャスティングする場所など、さまざまなシチュエーションによってそれらも変わります。16アンタレスDCの良さとそのスペック能力を存分に引き出すためにも、ある程度ベイトリールの使用経験が豊富な方が有利かもしれません。

NEW 4×8DCブレーキ

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DCとはデジタルコントロールブレーキの略称です。必要な時に電子制御でブレーキを掛けるシマノ社独自のシステムで、この16アンタレスDCに搭載された「NEW 4☓8DCブレーキ」はマイコンの制御機能によりキャスト直後のブレーキ開放時間を1000分の1秒単位で自動制御することが可能です。最大回転数を維持することで、大遠投を可能にしています。

Xモード(エクストリームロングキャスト)

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16アンタレスDCには、Xモード(エクストリームロングキャスト)というものが用意されています。Xモード(エクストリームロングキャスト)のメリットとして、飛距離を徹底的に追求するためにバックラッシュ寸前まで追い込めるモデルになっています。どんなコンディションの風に対してもバックラッシュを防ぎつつ、最大飛距離を叩き出せることは誰しもメリットに感じるはずです。

マイクロモジュールギア

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16アンタレスDCには、前モデルの12アンタレス同様にマイクロモジュールギアが搭載されています。ドライブギアとピニオンギアの歯を出来る限り小型化し、歯数を2倍まで増やしています。マイクロモジュールギアは巻き心地はとても滑らかにし、小さなアタリや細かなボトム変化、ストラクチャーなどに繊細に気づけるような仕様になっています。

サイレントチューン

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16アンタレスDCはサイレントチューンを搭載しています。サイレントチューンは、スプールが高速回転する時のベアリングに僅かな圧を加え、キャスト時の雑音を除去してくるというものです。これによりスプールの回転もより滑らになり、飛距離を更に伸ばすことができます。

パーミング性能

16アンタレスDCは12アンタレスと比較してもパーミング感にさほど差はありません。サイドプレートの丸みも前モデルの12アンタレスと同等、もしくは若干薄く感じました。サムレストの形状は12アンタレスの方がフィットするという方もおられるかもしれませんね。ここは実際に使われる方の感覚によって大きく変わるかもしれませんね。

スプール

16アンタレスDCのスプールにはスーパーフリースプール、S3Dスプール、NEWマグナムライトスプールが採用されています。それによりガタつきやムラを大きく軽減され、遠投性能アップ、バックラッシュ軽減といったキャスト感覚を実現しています。大きくなったスプール径により回転数がより向上し、更にその状態をできるだけ長く維持できるようになることで、アンタレスDCのスバ抜けた遠投性能を実現しています。

メカニカルブレーキの位置

アンタレスDCで形状的に最も特徴的な部分がメカニカルブレーキの位置です。メカニカルブレーキがハンドル側ではなく、中央に移動し、更には黒いダイヤルとなっています。最近のベイトリールはブレーキ性能が進化していて、ブレーキを頻繁に調整する必要が無くなったことからかもしれませんね。

巻き心地

出典:o-dan

巻き心地はシマノ社独自のギアをフレーム搭載している為、非常に滑らかです。スペックからは分からないその滑らかな巻き心地によって、わずかなアタリやボトムの形状も感じ取れ、バス釣りの精度を高め、メリットしかありません。その分、滑らかさを維持するためには、細かなメンテナンスが必要になります。

ハンドル

16アンタレスDCのハンドルは、06アンタレスDCより5mm大型化しています。一日中巻き続けることを考えれば、個人的には大きいほうが疲れにくい印象です。またハンドルのベタつき等もなく、そのあたりもストレスフリーで釣りに集中できますね。

強固なマグネシウムフレーム

16アンタレスDCは、マグネシウムボディのHAGANEボディを採用しています。リールを作る上で一番コストが掛かるのは、フレームです。スペック性能を発揮するには、最終的にはギヤをきっちり噛み合わせるボディがキモです。それでいて220gという軽量ボディは最適なスペックバランスといえます。

アンタレスDCは海水NG

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アンタレスDCは淡水専用のベイトリールです。もし、海水でDCリールを使いたいという方には、海用モデルとしてチューンし、DCも搭載している「エクスセンスDC」がオススメです。ここで注意するべき点としては、淡水での使用であっても、ベイトリールが水没してしまうと故障する可能性があるこということです。大事に使っていきましょう。

耐久性

16アンタレスDCの耐久性は間違いありません。その耐久性を長く持続するためにも、釣行後の手入れを必ず欠かさずにしましょう。その日々のメンテナンスがあれば、買ったばかりのような最高のコンディションと高いスペックをしっかり保ってくれます。年に一回はメーカーへオーバーホールを依頼することもおすすめします。

アンタレスDCのスペック

スプール径

アンタレスDCのスプール経は37ミリです。スプール径は36ミリ以上が飛距離を出すのに向いています。スプール径が大きい、また重たいほど回り続けようとする慣性力が働きます。ベイトリールで遠投するには、スプール径が大きなほうが有利です。

糸巻き量

カタログスペックによれば、ナイロンラインで、12Lb-130m、14Lb-110m、16Lb-100m巻けます。デカい魚を釣るには、太いラインという当たり前の要素に対応しています。ここは飛距離とも関係してくるので、ご自身にバス釣りに合ったセッティングが必要ですね。

ギヤ比

アンタレスDC はギア比が5:6、アンタレスDC HGで7:4となり、このハイギアが特徴でもあります。ギア比が大きくなり、スプール径も大型化すれば、ハンドル一回転あたりの巻き取り量がアップします。かなりスピード感のある、手返しの良い釣りが展開できるギア比となっています。

アンタレスDCのインプレッション

アンタレスDCを使ってみて良かったところ

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  • 巻き心地が良いところ。
  • キャスト時の音が少なくところ。
  • 飛距離が出るところ。
  • ブレーキ調節が細かくできるところ。
  • バックラッシュが少ないところ。
  • おかっぱりでのバス釣りが楽しくなるところ。
やはり、何より良い点としては飛距離が出せるという事です。それと同じくらいに巻き心地が良いことから手返しがよくなることは間違い無しです。

アンレスDCを使ってみて悪かったところ

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  • 大きく少し重い。
  • 冬はリールが冷たくなる。
  • Xモードを扱いきれない。
  • ブレーキ調節が案外シビア。
これらの4つはスペック表には記載のない部分です。メリット、デメリットどちらも使うアングラーによって感じ方が違うかもしれません。自分なりのインプレが必要かもしれませんね。

16アンタレスDCの発売日

発売日

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16アンタレスDCの発売日はそれぞれモデルによって違いますのでご注意ください。16アンタレスDCライトモデル:2016年4月発売、16アンタレスDCレフトモデル:2016年6月でした。DCを待ちわびていたバス釣りファンにとっては、忘れられない記念日となりましたね。

16アンタレスDCのまとめ

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16アンタレスDCの本当の価値は、相当使い込んでも使用感がさほど変わらない耐久性の高さにあります。ファーストインプレッションの段階ではその本当の良さは分かりません。さまざまなタックルセッティングで様々な魚体を釣る中でその耐久性が活きてきます。つまり使う人と一緒に成長できるリールであり、インプレもそれぞれ違ってくる面白いベイトリールということです。

みつまめ
ライター

みつまめ

よろしくお願い致します。

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