【簡単!早い!安心!】堀田式FGノットをご紹介
皆さんは、堀田式FGノットをご存じでしょうか。リーダー直結時に欠かせないのが、FGノットです。一番簡単で、早くて、安心という三拍子そろった定番の堀田式FGノットをご紹介します。誰でも結べる簡単な結び方、堀田式が定番である理由を解説します。FGノットが難しくてできないと感じている方必見です!
定番で一番簡単な堀田式を覚えよう
堀田式FGノットとは?
堀田式FGノットは、プロアングラー堀田光哉氏が考案した、誰でも簡単に結べるノットです。FGノットはPEラインとリーダーを直結するときによく用いられる結び方です。FGノットは難しくてできないと諦めてしまった方も、いるのではないでしょうか。
堀田式は誰でも簡単にできる結び方なので、FGノットができないと思っていた方もぜひ堀田式にチャレンジしてみましょう!
堀田光哉氏とは
ソルトショアゲームのエキスパート
静岡県出身のプロアングラー堀田光哉氏は、サーフ釣りの第一人者であり、ヒラメハンターとも呼ばれています。堀田氏はヒラメのみならず、アオリイカやメバルなど多くの魚種が得意分野であり、あまたの実績もあげている方です。フィールドスタッフとしてルアー開発にも携わっています。そんなソルトショアゲームのエキスパート、堀田氏が生み出したのが、堀田式FGノットなのです。
ルアーゲームに欠かせないFGノット
FGノットとは?
FGノットとは、PEラインにリーダーを直結するときに用いる、いわゆる摩擦系ノットと言われる結び方の1つです。直結するリーダーにメインラインであるPEラインを食い込ませて、摩擦抵抗を発生させるため、高い強度が実現できます。
結び目が小さく結べるので、ルアーを遠くに飛ばす必要があるルアーゲームには、欠かせない結び方です。
リーダー直結なら、堀田式FGノット一択!
早くて簡単
リーダーを直結するなら、早くて簡単な堀田式FGノット一択でしょう。FGノットには、堀田式の他にも、指を使ってPEラインを巻きながら結ぶ方法など、いくつかの結び方がありますが、この方法より早くて簡単なのが堀田式FGノットです。
誰でも結べる
堀田氏FGノットは誰でも簡単に結べます。これまでFGノットができないと悩んでいた方も、一番簡単で、早くて強い、堀田式FGノットをマスターするべきでしょう。ものすごく早い人なら1分程度で結ぶこともできるのです。
この三拍子がそろった結び方であれば怖いものはありません。堀田式を覚えて、「できない」から卒業しましょう!
堀田式FGノットの簡単な結び方!
堀田式FGノットの結び方を写真で解説!
早速、早くて簡単な堀田式FGノットの結び方をご紹介していきます。FGノットができないと悩んでいた方も簡単に結べるように、6つのステップに分けて、写真でわかりやすく解説します。皆さんもマスターしたら、「早い!簡単!」と思えること間違いないでしょう。
結び方①:PEラインを固定
まず、PEラインを1メートルほど出して、ラインの先端を口でくわえて固定しましょう。テンションがかかった状態にします。リールからPEラインを出して、リールを固定するとやりやすいです。
ここで、PEラインが緩んでいると、次のステップでうまくリーダーを巻きつけられないので、PEラインをピンと張れるような形を作りましょう。
結び方②:リーダーを重ねて巻きつける
スタートポジション
次に、PEラインが固定できたら、リーダーを15センチメートルほど手にとって、固定したPEラインの上に十字になるように重ねます。この形がスタートのポジションです。(写真はわかりやすく、刺しゅう糸を用いています。)
交互にくぐらせる
リーダーをPEラインの上に重ねたら、写真のようにリーダーを奥側で下から上にくぐらせます。これを一回とカウントしましょう。その次にリーダーを手前側で下から上にくぐらせます。このように、リーダー本線の奥側と手前側を交互にPEラインに巻きつけ、編み込んでいきましょう。
結び方③:巻きつける回数は20〜30回
リーダーの奥側と手前側を交互に、20〜30回くらい巻きつけましょう。この時にPEラインが緩んでいるとうまく巻きつけられないので、ひと巻きずつしっかり糸を張って巻いていきましょう。
編み込みの間隔がずれていると、強度が弱くなり、失敗につながってしまうので、きれいに巻いていきましょう。ある程度巻けた状態が、写真のような形です。
結び方④:仮止めして、締め付ける
ハーフピッチで仮止めしよう
PEラインにリーダーを20〜30回ほど巻き、編み込めたらリール側のPEラインとリーダーの余った部分をそろえます。このそろえた2本のラインを、PEラインの余った部分でハーフピッチ(片結び)しましょう。この過程が仮止めです。
ゆっくりと締め込みましょう
ハーフピッチをして仮止めができたら、PEライン本線とリーダー本線を両側に引っ張り、強く締めこんでいきます。PEラインとリーダーの余った部分も同様に引っ張ります。
締め込む際は、強く締め込めるように素手ではなく手にグローブをしてゆっくりと締め込みます。安全で滑らなくなるでしょう。結び目に唾をつけ水分を含ませておくと、締め込みが密になり、より強度が増します。
うまく締め込んで行くと
ゆっくりと締め込んでいくと、PEラインがリーダーに食い込んでいきます。そのため、結び目の色が変わってきたらうまく締め込めている証拠です。結び目はカチカチに硬くなります。これで締め込みは完了です。
結び方⑤:ハーフピッチ
ゆっくりと締め込んだら、ハーフピッチを繰り返して仕上げます。まず、仮止めの時と同じようにPEラインとリーダーの2本のラインを一緒に、PEラインの余った部分で再度4回ほどハーフピッチをします。すっぽ抜けないようにしっかりと丁寧に結んでいきましょう。
その後、写真のようにPEラインの本線だけにPEラインの余った部分を2、3回ハーフピッチをかけます。
結び方⑥:強度アップのひと工夫
最後に強度アップの一工夫として、PEラインの残り端をライターなどであぶりましょう。あぶることによって、ほつれなくなり、あぶりコブができるので、よりすっぽ抜ける心配が減って、強度が増します。もちろん釣り場でライターがなくてできない時は、このステップは省いていただいて問題ないですよ!
堀田式こそが定番FGノット!
うまく結べましたでしょうか。堀田式FGノットは一番早くて簡単なリーダー直結法といっても過言ではありません。「早い!簡単!」と思えたら何よりです。では、堀田式FGノットが定番である4つの理由をご紹介します。
定番な理由①:簡単で誰でも結べる!
1つ目の定番な理由は、簡単に誰でも結べることです。結び方をマスターするときに、簡単に結べることは一番のメリットでしょう。FGノットができないと思っていた方も堀田式なら結べたのではないでしょうか。初心者の方でも、堀田式FGノットであれば必ずマスターできます。
定番な理由②:慣れれば1分で完成!
2つ目の定番な理由は、なんといっても早いことでしょう。釣りの最中の手返しをよくするためにも、早い結び方は欠かせません。そのなかで、早くて簡単な堀田式はリーダー直結時に最適な結び方なのです。
慣れないうちは少し時間がかかりますが、非常に早い人なら1分ほどで結べるようになります。まずは早くて3分くらいで結べるようにマスターしましょう!
定番な理由③:大物でもすっぽ抜けない!
3つ目の定番な理由は、強度の高さです。堀田式FGノットは摩擦系ノットのため、一番高い強度があります。大物が掛かっても、リーダー直結部分がすっぽ抜けてしまっては後悔してもしきれないでしょう。堀田式FGノットは高い強度を発揮して、リーダーがすっぽ抜けることがなく、大物が掛かっても安心な結び方なのです。
定番の理由④:結び目が小さい!
4つ目の定番な理由は、結び目が小さいことです。ルアーゲームにとって、結び目が小さいことは大きなメリットです。結ぶ目が小さければ、ガイドへの摩擦抵抗が小さくなり、より遠くまでルアーを飛ばせるからです。
ルアーをあと5メートル、あと10メートル遠くに飛ばせられれば、魚に出会える可能性もあがります。小さなことですが、結ぶ目で釣果に差が出る可能性もあるのです。
堀田式FGノットで釣れる魚たち
バスフィッシング
堀田式FGノットはバスフィッシングでも活躍します。考案した堀田光哉氏は、ソルトショアシーンで活躍するプロアングラーですが、堀田式FGノットは、もちろんブラックバスを狙うときにもおすすめです。
バスフィッシングでは、1号以下のPEラインと1号から1.5号ほどの太さのリーダーを使うことが多いでしょう。比較的細めのラインを使う場合でも堀田式FGノットで大丈夫です。
アジング・エギング
アジングやエギングなどのライトゲームでも、堀田式FGノットで、アジやイカ、メバルなどが狙えます。
ライトゲームでは、0.4号前後と非常に細いPEラインを用いるうえに、ガイドが細いロッドを使います。結び目が小さい堀田式FGノットは、非常に適した結び方でしょう。繊細なライトゲームでも堀田式FGノットが活躍します。
サーフルアーゲーム
堀田光哉氏のホームグラウンド、サーフでのルアーゲームでは、言うまでもなく堀田式FGノットが大活躍です。
広大なサーフで、ヒラメやマゴチといった魚を狙うサーフルアーゲームでは、非常に手返しが重要です。そのため、早くて簡単な堀田式FGノットが不可欠です。サーフでは、カンパチなどの大物がかかることも少なくありません。そんな時、強度もある堀田式なら安心でしょう。
ジギング
強度のある堀田式FGノットは、ショアでもオフショアのジギングでも信頼の結び方です。オフショアのジギングでは、カツオやブリなどの大物青物が釣れます。しっかりと丁寧に編み込んで結べば、すっぽ抜けることもほとんどないでしょう。
このように、堀田式FGノットは多くの釣り方で活躍する結び方です。あなたの釣りも堀田式FGノットに変えることで、パワーアップするでしょう。
簡単な堀田式FGノットさえ覚えれば大丈夫
堀田式FGノットは、誰もが覚えるべき、定番で、一番早くて簡単なFGノットです。はじめてFGノットをマスターする方も、他の結び方をしている方も、一番おすすめなのが堀田式FGノットで、誰でも結べる方法でしょう。ぜひ皆さんも、簡単!早い!安心!な堀田式FGノットをマスターして、大物を釣り上げましょう!
出典:ライター撮影