ダウンショットリグの結び方4選
ダウンショットリグはバス釣りにて強さを発揮する仕掛けです。本記事で紹介する結び方はクリンチノット、パロマーノット、ユニノット、チチワ結びです。各仕掛けの簡単さ強度、おすすめ度を以下に表として記載させていただきましたので、ぜひ参考にしてください!
簡単さ | 強度 | おすすめ度 | |
---|---|---|---|
クリンチノット | ★★★★ | ★★★☆ | ★★★☆ |
ユニノット | ★★★★ | ★★★☆ | ★★★☆ |
パロマーノット | ★★★☆ | ★★★★ | ★★★★ |
チチワ結び | ★☆☆☆ | ★★★☆ | ★★☆☆ |
ダウンショットリグの結び方①クリンチノット
まずはクリンチノットについて紹介します。細いラインを接続金具やルアーなどに結節する際にクリンチノットは使われます。また川釣りや海でも使うことができ汎用性の高い結び方でもあります。
クリンチノットの特徴
構造が簡単で早く作れる
クリンチノット最大の特徴は、時間をかけずに作れる上にそれなりの強度を得られる点です。根掛かりなどで仕掛けをばらしてしまっても、すぐに作り直して釣りを再開することが可能になります。また仕掛けのしまい方も、糸を切るだけでおしまいなのでお手軽です。
クリンチノットの結び方
①金属環にラインの先端を通し折り返します
金属環にラインの先端をくぐらせてから、12~15㎝ほど手前に折り返します。
②ラインを本線に巻き付けます
その後、ラインの先端を持ちできた長い線のほうに5~6回巻き付けます。
③ループの部分に先端を通します
その次にラインの先端を折り返し、環のそばに作ったループの部分に先端を通します。
④できた輪にラインを潜らせます
もう一度ラインを折り返し、できた輪にラインの先端を通します。その際に指をつかって、巻き付け部分が緩まないようにするのが、きれいに仕上げるコツです。
⑤慎重に締め込みます
ノット全体を唾液などで湿らせたあと、巻き付けたラインが重ならないように気を付けながら、ヨレないように慎重に締め込みます。最後に余ったラインを切ったら完成です。
ダウンショットリグの結び方②パロマーノット
パロマーノットの特徴
結合強度が抜群
パロマーノットの最大の特徴はその強度です。本記事で紹介する結び方の中で最強の結合強度を誇り、最もおすすめする結び方です。またしまい方もクリンチノットと同じでラインを切るだけなのでお手軽です。
パロマーノットの付け方
①ラインを二つ折りにします
まず初めに、対象物の2,3倍の長さを目安にラインを二つ折りにします。
②ラインをアイに通します
そのあと、ラインをアイに通します。するとラインが想像以上に長く驚くかもしれませんが、慣れないうちは後々の作業のために、ラインを長めに取っておくことをおすすめします。
③ラインを本線に重ねます
次に、アイにくぐらせた二つ折りのラインを折り返して本線に重ねます。
④本線とラインを結んで大きめの輪を作ります
そのあと重ねた二つ折りのラインと本線を緩めに結んで大きめの輪を作ります。
⑤輪にフックを潜らせます
次に輪に通した二つ折りのラインの先を広げ、できた輪にフックをくぐらせます。
⑥本線を引っ張ります
結び目を抑えながら、唾液などで濡らした状態で本線を引っ張ります。そうするときれいに結ぶことができます。最後に余ったラインを切ったらパロマーノットの完成です。
ダウンショットリグの結び方③ユニノット
ユニノットの特徴
安定した強度が得られる
ユニノットの最大の特徴は、誰が結んでも比較的安定して強度が得られる点です。また結び方も非常に簡単です。それゆえバス釣り初心者は、クリンチノットと同様にユニノットもおすすめ。しまい方もクリンチノットと同じで糸を切るだけなので簡単です。
①輪を作るようにラインを押し曲げる
まず、ラインを金属環に通してから先端を折り曲げて、輪を作るように折り曲げます。
②ラインを本線に絡めます
その次にラインを金属環に通したあと、4~5回ほどラインを本線に絡めます。
③ラインを引き締めます
ラインを本線に絡めた後、ラインの先端を強めに引き締めます。その際にラインを唾液や水などで濡らしておくと締めやすいです。
④結び目をラインアイに付くまで引き締めます
そのあと、結び目がラインアイに引っ付くまでゆっくりと引き締めます。最後に余分なラインをカットしたら完成です。
ダウンショットリグの結び方④チチワ結び
チチワ結びの特徴
次はチチワ結びについて紹介します。別名『ひばり結び』や『カウヒッチ』とも呼ばれている結び方です。このチチワ結びは仕掛けを切らずに外すだけで良いので何度も繰り返し使うことができるのが利点です。また上向きに針が向くので、根掛かりしにくくバス釣りでもよく使われています。
脱着が簡単
チチワ結びの最大の特徴は、脱着が簡単で再利用が可能だという点です。上記で説明した結び方は一度使い終えると糸を切り、処分しなければいけません。しかしチチワ結びの場合は仕掛けを穂先から外し、再度その仕掛けを付けるだけで釣りを楽しめます。
チチワ結びの結び方
①ミチイトで小さな輪を作ります
ミチイトの上を10㎝ほど折り返し、二本束ねた状態で小さな輪を作ります。この際、交点が緩まないように、反対側の指でつまんでおきます。
②輪をねじります
親指と人差し指を使って輪をねじります。その際、このねじりが戻らないように交点を抑えていた指先で押さえなおします。
③できた輪を調節してから結び目を締め付けます
次にねじった輪の中に折り返し部分を通します。そのあとできた輪が4~6㎝ほどになるように調整してから、結び目をしっかりと締めつけます。(以下の画像では見やすいように大きめに結んでいます)これで一つ目の輪の完成です。
④輪の先端側にも同じものを作ります
同じ手順で輪の先端側にも長さ1㎝ほどの小さなループを作ります。二つ輪ができたらチチワ結びの完成です。
チチワ結びの付け方
チチワ結びの結び方を学んだあとは、チチワ結びの付け方について紹介します。チチワ結びの付け方は結び方とは違ってかなり簡単なのでそれほど身構える必要はありません。これを覚えればしまい方も簡単になるのでぜひ覚えましょう!
①本線を折り返してラインを潜らせます
本線を折り返し、重ねる形で大きい輪のほうにラインをくぐらせます。
②リリアンを輪に入れてから曲げます
潜らせたラインの先にリリアンを入れて、リリアンを折り曲げます。
③本線を締めます
最後に本線を締めたら完成です。なお、外すときは小さいほうの輪を引っ張ると仕掛けが外れます。これでチチワ結びの付け方の紹介はおしまいです。チチワ結びの結び方だけでなく、付け方まで覚えれば釣りの快適さが段違い!釣りに行くときに一つはチチワ結びの仕掛けを持っていきましょう。
ダウンショットリグの際におすすめする針
ダウンショットリグの際におすすめする針を紹介します。針にはオフセットリグとマス針の二種類があります。以下ではそれぞれの特徴とその利点を説明させていただきます。
初心者はオフセットフックがおすすめ
「バス釣りをとりあえず楽しみたい」という初心者にはオフセットフックがおすすめ。その最大の利点は根掛かりがしにくいことです。何度も仕掛けが引っ掛かるとストレスが溜まるので、ストレスなく楽しめるオフセットフックをおすすめします。
頑丈で壊れにくく、性能に関しても申し分なし!そのうえ値段も手ごろなのでとてもおすすめです。
慣れてきたらマス針がおすすめ
ある程度バス釣りに慣れて、もっとバスを釣りたいという方にはマス針をおすすめします。マス針はオフセットリグよりも小さいのでワームの動きを最大限に発揮できます。そのためバスは食いつきやすく、掛かる可能性が高まります。外れにくく頑丈なのでおすすめです!
バレることが少なく、また大きさもちょうどよいので使いやすいです!おすすめの逸品です。
ダウンショットリグでバス釣りを楽しみましょう!
ダウンショットリグの結び方を覚えたら、あとはバスを釣るだけです!休みの日にふらっと言って簡単に楽しめるのが釣りの魅力。この記事を読んだ皆さんも是非この週末にバス釣りに出かけてみたらどうでしょう?静かな自然の中でゆったりと過ごすひと時は、きっと日頃のストレスを忘れさせてくれますよ!
出典:ライター撮影