ダイソーのエギルアーはメンテナンスでより長持ち
海のイカ釣りに最も欠かせないルアーがエギです。エギは釣り具メーカーのものだと結構値段がしますが、耐久性がないものだと傷んでしまって使い物にならくなってしまいます。しかしそんな状況も見事にクリアしてくれるエギが何と100均のダイソーで売っています。種類も豊富でよく釣れます。多少壊れやすいですがメンテナンスを施すことでで長持ちさせることもできます。
作りがアバウトな分は動かし方で勝負
作りに関しては100均のルアーという事を考えればしかたないので、ここはフォールとジャークの際のロッドの使い方でカバーしましょう。フォールの際、ウェイトの付き方に種類で個体差があるので上手くきれいに落ちないことがあるので、釣れないときにはロッドの動かし方でアクションをつけます。ジャークの際にはゆるゆると巻き上げてしゃくりを時折入れ動かし方を変えます。
カンナの部分が弱くハードに使うとフックが曲がる
ルアーでいうところのトレブルフックにあたるカンナの部分が釣り具メーカーのものと比べると作りが甘く、ハードな使い方だと大物がヒットした時には伸びたり曲がったりします。ここは値段なりと解釈してスペアを何本か用意する(1本110円なので気軽に用意)、釣るときにアタリ後にロッドを立てた動かし方でなるべくスピーディーに取り込んでしまうのが良いでしょう。
とにかく安いからスペアを種類たくさん持って
このダイソーエギの一番良いところはロストしても全く気にならないことにあります。なにせ1本110円ですから。という事で予算の許す限りたくさんスペアをカラーと種類をたくさん持っていきます。その際はカラーもしっかり揃えましょう。10投以内には確実にどこか壊れてくるのでカラーローテーションを贅沢にする使い方でいきましょう。
ダイソーエギをメンテナンスして強くしよう
ダイソーのエギは確かに釣具メーカーのものに比べると耐久性には欠けますので思い切り傷むと釣れないですが、まだまだ十分使えるエギなので直して使うとまた釣れるように蘇ります。ボディを強くするようにコーティングしたりカンナを交換して工夫をすると結構キレイに生まれ変わります。
ダイソーのエギはメンテナンスをしてしっかり使う
ダイソーのエギは良く釣れますが、ハードに使うとすぐに布コーティングがはがれてしまうので釣り場だとすぐにスペアを使わなくてはならなくなります。ですので釣行から帰ったらすぐに修理とメンテナンスをすると長持ちします。壊れた箇所をチェックしてメンテすることでまた良く釣れるようになりますので、全てのエギにメンテナンスをしていきましょう。
まず購入した時にチェックしてメンテ
まずダイソーのエギルアーは購入して家に戻ったら各部をチェックしましょう。まずこれもダイソーで売っているダイヤモンドヤスリでカンナの部分を磨いて針先をシャープにさせましょう。そしてカンナの継ぎ目とラインアイの継ぎ目、シンカーの接続部分は瞬間接着剤でしっかり補強しておきましょう。
次に布コーティングを補強して初期設定完了
次にエギの腹の部分を確認しましょう。腹の部分の布コーティングが縫い合わされているところに縫い目に合わせて瞬間接着剤を塗っていきます。少し厚めにしっかり塗っていきましょう。そして頭部のウィングの継ぎ目にも瞬間接着剤を塗って補強します。これで購入時の初期設定は完了ですので釣りに出かけましょう。
釣行から戻って傷んだダイソーエギのメンテナンス
釣行から帰ってくると結構な具合でダイソーのエギは傷んだ状態になっているでしょう。使い方がハードだとカンナが曲がっていたり、布コーティングがはがれて来たり、またイカの噛み跡で破れた個所もあるでしょう。さらにシンカーが取れかかっている場合もあるので、こういったところを直してまた使えるエギに再生します。
まずカンナの修理あるいは交換
まず大物がかかったりすると痛むのがこのカンナ部分ですので、この部分をチェックします。カンナが曲がっているようであればペンチで修正し、針が開いてしまっているようならもう釣れないのでカンナを交換します。お湯にカンナの部分をつけておくとカンナが抜けてきますので新しいカンナに交換して水けを十分取ってから瞬間接着剤で取り付けます。
次に布コーティングの破れの補修
次は布コーティングの部分の確認です。はがれなどがある場合は切れ目の先端を軽くライターであぶって硬くしてから瞬間接着剤で補強します。破れがある場合は細いテグスと縫い針を用意してボディに縫い合わせてから瞬間接着剤で補強します。そうしてボディ部分を再生していきます。
シンカーの外れがないか確認
そして最後にシンカーの緩みや外れがないかどうかチェックします。シンカーはイカやタコに噛まれたりすると外れやすくなったり曲がっていることがあるので、ここはしっかり直しておきましょう。向きをペンチで修正してから瞬間接着剤で補強します。
ケイムラでボディを塗装して補強する
ダイソーに限らずエギのボディは布コーティングなのでイカやタコにかまれると布コーティングがはがれてきます。このままでは釣れないので、市販の透明なケイムラでボディ全体を塗ることで強いコーティングをつけることができます。この作業だけでも耐久度ががぜん変わってきます。
ウレタンコートでドブ漬け
ボディ自体に強度をつけるためにウレタンコートを使ってエギそのものを漬けてコーティングしてしまう方法もあります。ウレタンコートのビンに直接エギを漬け込んで、吊るして乾かす。この作業を三回くらい繰り返して最終的に自然乾燥させます。十分乾燥したのを確認してから1200番くらいの耐水ペーパーで磨いてあげると仕上がりが良くなります。この方法だとかなりボディが強化されます。
メンテナンスのついでにダイソーエギを改造
ダイソーのエギは価格が価格なので自由に手を加えることに躊躇がある人は少ないでしょう。そこで修理が終わったら自分のオリジナルのエギを作ってしまうことも可能です。さらによく釣れるようにするために改造をやってみましょう。
腹の部分をシートで覆う
ダイソーエギの腹の部分は布コーティングになっていますが、これをもっといかにアピールするように改造してみましょう。釣り具屋でアワビシートなどのルアーをコーティングするシートがありますので、特にアワビシートがフラッシング効果が高いのでアワビシートをエギの腹の形に合わせて切ってから瞬間接着剤で張り付けます。ギラギラ感がより出て釣れそうな気がします。
ウィングを交換する
あとエギの頭の部分にあるウィングですが、こちらも交換してみると釣果に違いが出ることがあります。一番効果が高いのはフライフィッシングの毛バリ用のハックルですが、ものすごく高価なので釣り具屋ではエギ用の交換羽を売っているのでそれを使うとよいです。ウィングのカラーを変えると結構効果あります。あとウィングの長さも調節しておくと釣果に違いが出てきます
シンカーをカットする
一番動きに影響するのがシンカーの改造です。シンカーはエギの沈む速度や深さを左右するので、ちょっとした工夫でかなり沈下速度が調節できます。少しだけシンカーの端をカットすると重さが軽くなるので中層あたりを攻めるのに役に立ちます。下半分をカットすると沈まなくなるので、フローティングとしても使えます。表層にイカが上がっていたらチャンスですヒットの確率が上がります。
ダイソーエギは使いつぶしがきいて自由にメンテできる
ダイソーエギは110円という低価格ながら、よくイカが釣れる優秀なルアーです。耐久性には多少の難がありますが、カラーもそろっており釣り具メーカーのエギに負けない釣果を出してくれます。使いつぶすつもりならストックをたくさん持って行って大胆に使って壊れたらメンテナンスして使いましょう。
ダイソーのエギでイカを爆釣
ダイソーのエギは本当に良く釣れる価格以上の出来のルアーです。また価格が安いので自分なりにメンテナンスすることでオリジナルのエギにすることもできま、釣りの楽しみが広がります。メンテナンスをしながらダイソーのエギルアーを思い切り使い倒しましょう。