ティップランエギングとは?
オカッパリでアオリイカを狙う時は、キャストをしてシャクってアオリイカ狙いますよね?船で行うティップランは、キャストをする必要が無く、真下にエギを落としドテラ流しで船を流してエギを引いてくる釣りです。イカの小さなアタリをティップで拾っていく繊細な釣りですが、陸っぱりより簡単に大型のイカにも出会えるチャンスが大きいです。
仕掛けはエギングのエギを重くしたイメージ
仕掛けはオカッパリとほとんど同じですが、唯一大きく違うのがオカッパリのエギに比べて重りが重くなっています。ティップラン用のものは、顔に専用のシンカーマスクが装着されいて、大きさも3号以上が基本で、ロッドもエギングとは違いキャストする必要が無いため、ティップランが柔らかくなっています。
ティップランは難しくない!
ティップランは、船でイカがいるポイントまで連れて行ってくれるので、自分でポイントを探す必要もないし、ライバルも少ないので初心者でも簡単に釣ることができます。エギングが難しいのは、イカがスレてしまっていため、なかなか抱いてくれないということが多いです。ティップランは、船でしか行けない場所がポイントになるので、スレている個体が少ないです。
ティップランエギングが可能な船を探そう!
遊漁船
ティップランは船でやる釣りなので、まずはティップランをやっている遊漁船を探しましょう。近くの釣具屋さんにティップランをやりたいけどおすすめの船はありますか?と聞いてみると教えてくれまし、ルアーで出航している船なら、ティップランをやっている船も多いので問い合わせしてみましょう。
シーカヤック
シーカヤックは車に積んで持ち運びができ、近海なら手軽に出航できる船です。遊漁船を予約する必要もなく、機動性に優れているので、大きな船では入れないポイントや、隙間など入れたり、オカッパリでは狙えない場所なども狙うことが可能になります。
ライフジャケットは義務化です!
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平成30年2月1日から、小型船舶の乗船者はライフジャケットの着用が義務化になりました。国の安全基準を満たした桜マークが付いている物のみが対象で、Aタイプが遊漁船で対応しているので乗船前に必ず用意しましょう。もし持っていない場合でも、船には必ず常備しているのでレンタル可能か船長に確認しておきましょう。自分の命を守る大切なものなので、正しい着用をしないと、船によっては次回から乗船拒否なんて場合もありあます。
ティップランエギングにおすすめのタックルをご紹介
ティップランは繊細なイカのあたりを感じられるように、ティップが柔らかいものを使用します。ティップが硬いとアタリが分からなく釣果に大きな差が出てしまいます。今回は初めてティップランを始める人から上級者までおすすめのタックルを紹介します。
ティップにおすすめのロッド
メジャークラフト クロステージティップランモデル
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メジャークラフトから出ている入門モデルです。値段もリーズナブルですが微かなイカのあたりも感知でき、使いやすいロッドです。
テイルウォーク SALTY SHPE DASH TIPRUN 610ML
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テイルウォークティップランシリーズで、ロッドウェイトも100gを切っている軽量モデルです。どんな場面でも使いやすく、初めて選ぶ1本におすすめです。
おすすめのスピニングリール
ティップランには2500番〜3000番程度のリールを使用します。オカッパリで使用しているリールをそのまま使っても大丈夫ですが、ドラグ性能が良く、なるべく軽いリールを使用しましょう。
ダイワ15レブロス2506
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レブロスは値段も安く、入門モデルですが値段以上に性能がいいリールなので初めての1台におすすめです。
ダイワセオリー 2508PE
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セオリーは重量が200gを切る185gと軽量で、長時間の釣行でも疲れないのでおすすめです。
シマノ17 アルテグラC3000HG
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アルテグラはシマノの入門モデルで、値段からは想像出来ない程にかなりシルキーな巻きごごちで、あえてアルテグラを使う上級者もいるほどです。
シマノ 16ストラディックCI4+
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3000番で190gとかなりの軽量で、巻き出しの軽さは別次元です。1日中シャクていても疲れにくく、上級者でも納得のいく1台です。
ドラグ性能が良いものを選ぼう
ドラグ性能が良いものを選ぶ理由としてティップランは細いPEラインを使用します。ドラグが滑らないと合わせた時に高切れしてしまうことがありますし、せっかくあたりを捉えたのにイカの足が切れてしまう事なども有ります。また、大型のアオリイカのジェット噴射は想像以上に強烈なものになります。
ベイトタックルでティップランエギングは可能?
オフショアをやっている人の中では、ベイトタックルしか持っていないなんて人もいます。ティップランはスピニングタックルでやるもの、と言うには過去の話で、最近では各メーカーからベイトタックルも販売されています。ベイトタックルにもメリットがあるので、ご紹介していきます。
ベイトタックルは疲れにくい!
ベイトタックルでのメリットは重い仕掛けでも楽に扱うことができます。潮に流されたエギをシャクるのは、手首に相当な負担がかかってしまいますが、ベイトリールだと包み込む様にパーミングしているので、手首にかかる負担が少なく疲れにくいです。
ベイトタックルは手返しがいい
スピニングと違いベイトにはベールを返して戻すという作業がありません。片手でラインを放出できるベイトタックルはスピニングに比べて手返しが良く、素早く投入することができます。これはスピニングではできない、ベイトタックルの最大のメリットです。
底取りが分かりやすい
初心者にとってスピニングだと着底しても船が流れているので着底が分かりにくいです。ベイトはスプールが止まるので、着底が分かりやすいので着底後すぐにアクション出来るため、根掛かり防止にもなります。
おすすめのPEライン
シマノタナトル4 0.8号200m
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PEラインはマーカー付きの物で、0.6号か0.8号程度の物を使用しましょう。極端に細すぎるとライントラブルの原因になりますので、気を注意しましょう。
おすすめのリーダー
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ティップランでは3号〜5号程度フロロカーボンのリーダーをおすすめします。フロロカーボンの方がナイロンより比重が重く、硬いので感度が良くなります。長さは基本的に両手を広げた程度の長さ役1.5mを使用します。リーダーを付けないと、細いPEは簡単に切れてしまうので、必ずリーダーは装着しましょう。
ティップランエギング用のエギをご紹介
ティップランで使用するエギは専用のものが各メーカーから市販されていますので、おすすめのエギをご紹介いたします。エギの特徴を理解して、エギを選ぶ参考にしましょう。
ティップラン用のエギがない時の対処法
陸っぱり用のエギは軽すぎてそのままだと、使用することはできません。しかし、根掛かりを考えると多めに持っておきたいですが、数を揃えるのはお金がかかってしまい財布の負担が大きくなります。そんなときは、エギのカンナ部分にナス重りをスナップで装着してティップ用のエギに改造してみましょう。重さもカスタムできるので、お気に入りのエギでやってみてはいかかですか?
スナップは装着しよう!
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スナップは必ず使用しましょう。スナップを付ける事で、不自然なフォールをしないように姿勢維持をしてくれて、根が荒いポイントでは結び目を保護してくれる役割をします。エギを交換する時にも手返しが良く交換がでるので、スナップを使用しましょう。
持っておきたい便利な道具をご紹介
ティップランに行くにあたり、持って行くと便利な道具をご紹介します。初めて行く人は参考にして下さい。
偏光サングラス
ティップランは日中の釣ですが、船の上は海面からの照り返しが凄く、ひどい場合は目が開けられないほどに眩しい場合があります。こうなってしまうと、アタリが取れないどころか、危険になってしまうので、偏光サングラスは持っておきましょう。海面の中を見る目的ではなく、眩しさを防ぐ目的なので、安いもので十分です。
イカ締めピック
釣ったイカはイカ締めピックで締めましょう。やり方はイカの目と目の間を刺すと、イカが白く変わるので、これが締められた証拠です。イカをより美味しく持って帰るためにも、持っておきましょう。
ジップロック
イカを持ち帰る時、氷と海水に直接触れさせてはイカが劣化してしまいます。直接触れさせないように締めたイカはジップロックに入れて、クーラーボックスの中で冷やしておきましょう。沖漬けのタレを入れておいて、釣れたイカをそのまま入れておくの時にも便利でおすすめです。
おすすめのタックルボックス
オフショアの釣りは、何かと道具が多くなってしまいます。ティップランエギングだけではなく、オフショアの道具を収納するに便利なタックルボックスをご紹介します。
リングスタードカットD−4700
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オフショアとで大人気のタックルボックスのドカットは、ジギングなどにも人気があります。大容量でドカットの上にも座れるので、椅子の代わりにもなります。自分でロッドホルダーやオリジナルカスタムをしたい方はこちらがおすすめです。
メイホウ バケットマウス BM−5000
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ドカットと同じく大容量で上に座れますが、ドカットに比べて大きな違いが、専用のロッドホルダーが別売りされているので簡単に装着できます。オプションパーツが多く、簡単に装着できるので、簡単にカスタムしたいという方にはおすすめです。
まとめ
エギングとは違うティップランですが、専用のロッドさえあれば手軽に楽しめます。オフショアは敷居が高いと思われがちですが、道具もエギングとさほど変わらないタックルで挑戦可能なので、陸っぱりでは狙えないポイントで大型のアオリイカを狙ってみたはいかがでしょうか。釣りだけではなく、アオリイカは食べても美味しいので、これも楽しみの1つですね。
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