ガイド抜けが悪い!そんなときの改善方法!
投げるとき、結束部分がガイドに引っかかって気持ちよく投げられないときがあります。結び目を小さくするとガイド抜けは改善されますが、まだ飛距離を伸ばすのことも可能です。結束方法の改善でもう少しで届くという場所に送ることができます。
代表として3種類の改善方法があります。使い所もそれぞれ違うので、自分の目的に合ったものを使用しましょう。
①:ハーフヒッチでエンドノットする
PEラインを巻き込んで、リーダーでハーフヒッチを各3回作って締め上げます。しかしハーフヒッチは強度にはあまり寄与しにないので過信は禁物です。
目的は余りラインの先を横に向かせるためと、メインラインから結び目に向かう太さの傾斜をつけるためです。傾斜をつけることで抜けが改善されます。太めのリーダーほどメリットを受けられます。
②:エイトノットでエンドノットする
エイトノットでのエンドノットは①の応用版です。②は①とさほど変わらないのですが②のほうが摩擦は大きいため強度も少し出せます。上の画像の白いヒモが締める前、青が締めた後です。回数は両端1回だけします。根元に施すことがカギです。
エイトノットは「8の字結び」とも呼ばれます。普段釣りの使い所はそう多くないですが、結束に十分つかえます。
③:ライターで止めこぶを作る
ライターを持っているアングラーならとっても楽な改善方法です。ライターで結びこぶの先をあぶって小さくしてみましょう。こぶがストッパーになるので抜けの防止にもなるし、結びこぶも小さくなるのでガイド抜け抜群です。
火力が強いと結び目まで焼き切ってしまうので注意が必要ですが、使いこなせれば簡単に飛距離を伸ばせる武器になります。
サージェンスノットの注意点!
最強のサージェンスノットですが、以下の2点に気を付ければバッチリ結べます。基本的なことですがとても大切です。どんな人でも結束強度は最強の物を使います。ただ結ぶだけでは強力なものにはなっていませんので、注意深くチェックしましょう。
PEラインとリーダーの太さのつりあいをとろう!
サージェンスノットは太さの違いすぎるラインを結ぶのにはあまり適していません。目安はメインラインの強さに対してリーダーは3.5倍~4.5倍です。必ず号数ではなくポンド(lb)で考えてください。ポンドは強さの単位、号は太さの単位です。
PEラインでリーダーを使う目的は、根ずれ防止とフッキング時のショック吸収です。慣れてもリーダーの号数落とすのはおすすめしません。
魚種を考えよう!
サージェンスノットは簡単ですが太すぎるライン同士の結束には向きません。ショアジギングやヨーロピアンカープにPEラインを使うときは、太いライン同士にはFGノットやキングスマンノットをおすすめします。
プロの人たちは細いラインを使うスピニングタックル全般でサージェンスノットを使っています。特にバス・トラウト・アジ・メバルなどでの利用が大半です。
サージェンスノットは簡単・最強・最速の結束方法!
サージェンスノットは簡単で最強・最速のリーダー方法です。基本は①重ねて輪を作る。②トリプルなら3回、クインテットなら5回輪に通す。③均等に締め上げる。の3ステップです。
サージェンスノットを丁寧にできると粗雑なFGノットよりも強度が出せます。練習して精度を上げてこその強さです。
出典:ライター撮影