定番の「トリプルサージェンスノット」の結束方法!
サージェンスノットの定番といえば「トリプルサージェンスノット」です。よく使われるリーダ結束方法で、誰でも簡単に結べて強度も出せる結束方法です。
ただ最強なのも理由があるので、しっかり基本は守りましょう。
手順1:ラインを濡らそう
どんな結束方法でも結束時の摩擦を減らすために、まずはラインに水分を含めましょう。濡らさないと水中で緩まってしまい、ほどけやすくなってしまします。
ラインは縦の強度は非常に高いのですが、「つぶれ」に対する強度あまり高くありません。結束強度は最大でも使用ライン強度の80%程度に落ちます。ラインがつぶれるのを回避して締められるように濡らしておくのは必須です。
手順2:2つのラインを重ねよう
リーダーを必要な長さに加えて30cmくらい長めにとってください。ラインを約20cm重ねます。10cmは締め上げる際を持たせたいので残していて下さい。後々、足りないと締め上げるのが難しくなります。
ラインがよれていないことも確認してください。よれがあるとよれを起点として切れます。
手順3:輪の中を3回通そう
重ねたまま輪を作ってリーダーの先の方から3回巻きつけます。輪を通すラインがコブにならないように心がけてください。巻きつけの丁寧さが後々強度に響きます。慣れないうちは輪を大きくして練習してください。
リーダーを長くとるとくぐしにくく難しいですが、先からそろえて丁寧にやってみましょう。
手順4:締めあげる
2つのラインを均等に力を加えて締め上げます。締め上げる際、「丁寧に均等に」を心掛けましょう。均等に締め上げる工程が強度に直接影響します。偏りがなく結べたらおそらく最強になるはずです。結び目を見て強度の判断ができるのも最強の理由の一つです。
強度が足りない時のクインテットノット!
トリプルサージェンスノットでは強度が不安なアングラーは、クインテットノットにおすすめします。重めのルアーを投げるジギングやバス釣りのビックベイターに人気です。回数が多いと結ぶのに少しコツがいりますが、基本を守れば大丈夫です。落ち着いて丁寧に結べれば問題ありません。
トリプルサージェンスノットとの違い
サージェンスノットは輪に通す回数で名前が変わります。名前のとおりクインテットノットは「5回」輪に通します。ただ均等に締め上げるのが難しいため注意が必要です。「クインテット」は英語で「五重の」という意味です。
使い所は、トリプルサージェンスノットではジギングの重いジグが背負いきれないときや、バス釣りでのパンチングで使いたい時におすすめです。
クインテットノットの結び方
結び方は簡単で、輪に通す回数を5回に増やすだけです。トリプルサージェンスノットよりも強度が格段に増します。しかし、巻き数が多く抵抗が大きくなってしまい、締め上げるのがどうしても均一にしにくいので注意が必要です。丁寧さは強度に不可欠です。
出典:ライター撮影