ヒラメのおすすめ料理法をご紹介!人気のおいしい食べ方をご紹介!

ヒラメのおすすめ料理法をご紹介!人気のおいしい食べ方をご紹介!

冬の代表的な魚のヒラメは白身の高級魚として有名です。歯ごたえがよく、くせがないので煮つけや刺身、ムニエルなど料理の幅も広く、どの料理もとてもおいしいです。今回はそんなヒラメのさばき方からおいしい料理のレシピまでご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ヒラメはどのような魚か
  2. 2.ヒラメとカレイとの違い
  3. 3.ヒラメの入手方法、調理方法
  4. 4.ヒラメのさばき方
  5. 5.ヒラメのおすすめ料理
  6. 6.まとめ

ヒラメはどのような魚か

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高級魚のヒラメ

寒びらめと呼ばれるヒラメは冬を代表する高級魚です。身は弾力があるので歯ごたえがよく、刺身にすると身が透明でとてもきれいです。くせがなく、特に冬に取れたヒラメは脂がとてものって甘み、うま味がありとてもおいしい魚です。料理の幅も広く、塩焼きや煮つけ、ムニエル、カルパッチョなど和食にも洋食にも合う魚です。

どのような所に生息しているか

ヒラメは北海道から沖縄まで日本近海のどこでも生息してます。ヒラメは品種も多く、海外でも広く分布してます。普段は砂地に体を隠しているので砂地を好み、冬場になると水温が下がるため深海部に移動し、産卵期の春から初夏になると産卵のため浅瀬に移動します。

ヒラメとカレイとの違い

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見分ける特徴

ヒラメとカレイはどちらとも扁平で体の形がひし形をしています。ヒラメとカレイの見分け方は、目の向きが左向きか右向きかで見分けられます。しかし例外もあり、ニュースなどで見かけることがありますが、左向きのカレイも存在するので一概に左向き言ってヒラメと断定できるわけではありません。

食べるものが少し違う

ヒラメは小さいうちは小魚やエビ、カニなどの甲殻類を食べ、大きくなるにつれて段々と魚を捕食するようになります。なので砂地に擬態して魚が近寄ってきたところを捕食します。活性が高い時だと表層まで泳いで餌を探すこともあります。それに比べカレイは大きくなってもエビやカニの甲殻類などを食べることがほとんどです。なので魚を捕食するヒラメは口が大きく発達し、魚をあまり食べないカレイは口があまり大きくないのが特徴です。

ヒラメの入手方法、調理方法

調理方法

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ヒラメは淡白な白身で繊細ですが、火を通しすぎても身が硬くなりにくいので、和食や洋食でいろいろな料理、食べ方があり、人気があります。旬は脂がのる秋から冬にかけてです。どんな料理ともよく合うので、自分で焼き方や食べ方を変えてみたりしてアレンジしてみてもいいかもしれません。

入手方法

スーパーや市場

フリー写真素材ぱくたそ

ヒラメはスーパーで買うことができますが、切り身が多く、一尾丸ごと売っていたとしてもサイズが小さいものがほとんどです。大きいサイズとなると漁港が近い市場や、鮮魚を多く取り揃えているスーパーで購入することができます。値段は旬の冬場と夏場で大きく変わり、旬の冬は高くなります。

釣り

ヒラメの釣りはサビキで釣っている小魚に食いつき釣れる場合もあります。基本的に生きた魚を使う泳がせ釣りか、ジギングで釣ることが多いです。天然のヒラメは脂がのっていて、スーパーでは売られていない大物が釣れることもあるのでヒラメを狙って釣りに行く方も多くいます。

ヒラメのさばき方

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ヒラメは他の魚とさばき方が違い、5枚おろしと言われるさばき方でさばきます。ぬめりが強いので滑らないようタオルやキッチンペーパーなどで固定するように注意しましょう。

下処理

ヒラメはウロコが小さいのですき引きでウロコを落とします。(小さいサイズのヒラメはたわしや金たわしでウロコを落とした方が簡単です)裏側も同じようにウロコを落とし、エラ蓋に沿って頭に切り込みを入れて、内臓と一緒に引き抜くように頭を落とします。頭に切り込みを入れる際に内臓を傷つけないように気を付けましょう。

5枚おろし

背びれに沿って切り込みを入れ、中央の背骨に沿って頭側から尻尾まで切り込みを入れる。最初に入れた背びれの反対側も同じように切り込みを入れる。尻尾の付け根から中央の切り込みに包丁を入れ、三枚おろしと同じ要領で中骨をなぞるように身を切り離していきます。後は反対側の身を同じように切り離して、裏面も同じように切り離せば5枚おろしができます。

エンガワ、腹骨、皮を取り除く

皮が下になるように切り身を置き、身とエンガワの境目に指や箸を入れて隙間を作ります。隙間に包丁を入れ切り離すとエンガワを綺麗に取れます。エンガワを取ったら他の魚と同じように腹骨と皮を取り除きます。

ヒラメのおすすめ料理

おすすめ料理①煮つけ

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ヒラメ料理と言えば煮つけが有名で、魚の煮つけ料理の中でも特に人気なのがヒラメです。身も柔らかく、子持ちのヒラメは卵まで食べれます。作り方も意外と簡単で、時間もそこまでかからないのでおすすめです。

レシピ

ショウガ・水・醤油・みりん・酒・砂糖を鍋に入れて火を入れます。鍋に入れた調味料が沸騰したらヒラメの切り身を入れ、落し蓋をして中火から弱火で15分間煮ます。15分煮たら火を止めて味を染み込ませるため少し置きます。一度冷ませばより味が染み込みます。味が十分に染み込んだら盛り付けて完成です。

おすすめ料理②刺身

ヒラメの刺身はとても舌触りがよく、身の弾力もあるので歯ごたえがありとてもおいしいです。エンガワもコラーゲンが多くコリコリとした食感がおいしいので寿司屋でも人気のあるネタです。他の魚と刺身の切り方は同じなので簡単に作れます。肝も醤油に混ぜて肝醤油にする食べ方もあり、絶品なのでぜひ試してみてください。

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レシピ

刺身自体は上記のさばき方でさばき、身の部分とエンガワを刺身の大きさに切り盛り付けます。肝醤油を作りたい場合は、内臓を取り除いたときに肝を取り分けて、肝の血管を包丁や先のとがった爪楊枝で血管に穴を開けて血を押し出して水洗いします。洗ったらキッチンペーパーなどで水気を拭き取り、目の細かいざるで肝を裏ごしします。裏ごしをしたらお好みの割合で醤油と混ぜれば肝醤油が出来上がります。

おすすめ料理③から揚げ

から揚げは子供や男性に人気の料理です。サイズの小さいものだとしっかり火を通せばヒレも食べることができ、食感を楽しむこともできます。肉のから揚げのようにしつこくないので食べやすくヘルシーです。そのまま食べてもおいしいですが、レモンや塩との相性もいいので、食べ方もいろいろ楽しむことができます。

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レシピ

ヒラメの切り身の水分をふき取り、塩コショウを振り下味をつけます。小麦粉をまぶして余分な粉をはたき落とし、160度くらいの弱火の油で中まで火を通します。油に浸けていると気泡がでてくるので、気泡が細かくなってきたら一度取り出し余熱で火を通し、180度の油に入れて二度揚げします。しっかりと色がついたら油から上げ、油をきり盛り付けたら完成です。骨やヒレがついていない切り身だけの場合だと、180度の油で一度上げるだけで十分においしく出来上がります。

おすすめ料理④塩焼き

塩焼きは簡単に作れておいしいので魚料理の中でも人気ですが、ヒラメの塩焼きはあまり聞きません。しかし、ヒラメは脂がのった身がとても柔らかくおいしいのでぜひ一度作って食べてみてください。焼き方も他の魚と変わらないので簡単に作れます。

レシピ

切り身に塩を振り10分ほど寝かせます。水分が浮いてきたらキッチンペーパーなどで水気を拭き取って焼きます。焼き方は魚用グリルや網焼きなどそれぞれお好みの焼き方で焼けます。魚用グリルの焼き方だと、中火で5~10分ほど焼いて中まで火を通した後に強火で表面を焦げ目がつくまで焼きます。食べ方もレモンや醤油などお好みの食べ方で召し上がれます。頭などのアラも可食部分は少ないですがおいしいので同じ焼き方で焼いて食べてみてください。

おすすめ料理⑤ムニエル

ムニエルと言えば鮭のムニエルが人気ですが、ヒラメのムニエルもおいしく、鮭のムニエルと同じ焼き方で簡単に作れます。魚料理で洋食を作りたいと思ったらぜひ作ってみてください。焼き方のポイントはバターを焦がしてしまわないよう、直ぐに切り身を入れ素早く焼くことです。

Photo by yto

レシピ

切り身に塩コショウを振って10分ほど寝かせます。水分が浮いてきたらキッチンペーパーなどで水気を拭き取り小麦粉をまぶします。フライパンを熱してバターとオリーブオイルを入れます。バターが溶けたら切り身を入れて両面がこんがり焼けるまで焼きます。ソースはオリーブオイルとバター、レモンをフライパンで熱しながら混ぜると作れます。

おすすめ料理⑥カルパッチョ

カルパッチョは簡単に作ることもでき、居酒屋や洋食屋さんのコース料理でもよく出てくる人気料理です。ヒラメは身に弾力があるので、シャキシャキな食感のタマネギと組み合わせるととてもおいしく、淡白ながらも脂のうまみを持った身はソースとも相性がぴったりです。

Photo by june29

レシピ

タマネギを薄切りにして水にさらしてタマネギの辛みを取ります。ヒラメを薄切りのそぎ切りにします。タマネギを水から上げて水分を切っておきます。レモン汁、オリーブオイル、塩、ブラックペッパーを混ぜ、タマネギに染み込ませて少し置きます。ヒラメの切り身を並べてその上に調味料を染み込ませたタマネギを置けば完成です。

おすすめ料理⑦骨せんべい

ヒラメをさばいたら残った骨はぜひ骨せんべいにしましょう。作り方もから揚げと変わず、簡単でおすすめです。あまり大きなヒラメだと骨が硬いので気を付けましょう。から揚げと同じようにレモンや塩などお好みの食べ方でおいしく召し上がれます。

レシピ

水分をふき取り、塩コショウで下味をつけます、小麦粉をまぶして余分な粉をはたき落とします。160度の低温の油でしっかり揚げます。低温で揚げた後に一度油から上げ、180度の油で二度揚げします。色がきつね色になるまでこんがり揚げたら、油から取り上げて油をきったら完成です。

おすすめ料理⑧フライ

白身魚と言えばフライが人気です。タルタルソースの酸味がうまくフライと絡み、とてもおいしいです。ヒラメは火を通しすぎても身が硬くなりにくいので、少し揚げすぎてもふわふわのフライを作ることができます。

レシピ

切り身に塩を振って10分ほど寝かせます。タマネギ、卵をみじん切りにして、マヨネーズ、レモン汁、塩コショウを混ぜてタルタルソースを作ります。浮いてきたらキッチンペーパーなどで水気を拭き取り、小麦粉をまぶして余分な粉をはたき落とします。溶き卵に浸けた後、パン粉を付けます。油に火をかけて180度になったらパン粉をまぶした切り身を入れきつね色になるまで揚げます。(揚げている途中で何度か返すと全体に火が通りやすくなります。)色がしっかりついたら油から上げて油をきり完成です。

まとめ

Photo bykevskoot

ヒラメは高級魚で、味も価格に比例するほどおいしいです。特に天然ものはより脂が多いのでより甘み、うま味を感じることができます。さばき方が少し特殊ですが、手間をかけてでも食べる価値は十分にあります。ヒラメを購入されるときは、旬の冬だと脂がよくのっているのでおすすめです。今回ご紹介した以外の料理もまだまだあるのでぜひチャレンジしてみてください。

ユウガ
ライター

ユウガ

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