セニョールトルネードとは?
セニョールトルネードとは、管理釣り場でマスなどのトラウト類を釣るためのルアーの名称です。管理釣り場で行う釣りは別名エリアトラウトとも呼ばれますが、セニョールトルネードは数ある管理釣り場で使用するルアーの中でも特に釣果が期待できます。エリア内のトラウトがスレた時などに使用するのがいちばん効果的です。初心者の方はもちろん、誰もがより高い釣果を期待できる、おすすめのルアーです。
セニョールトルネードのおすすめのカラーは?
セニョールトルネードのおすすめのカラーは赤です。赤カラーのセニョールトルネードは、ほとんどのエリアで釣果実績の報告がある色です。その他のにも、ブラウンやオレンジなどのカラーも釣果がありますが、やはり赤が圧倒的に釣れるようです。初心者の方は赤カラーのセニョールトルネードを1つ持っておくと安心でしょう。
セニョールトルネードの釣り方と動かし方は?
セニョールトルネードの釣り方と動かし方ですが「5秒沈めてただゆっくりと巻くだけ」と、とても簡単です。管理釣りのルアーの中でも扱いが容易で、初心者の方やお子様に最適です。しかし、1回投げてしまうと特徴であるトルネードの巻きがとれ、真っ直ぐになってしまうため注意が必要です。どんなに気を付けて動かしても再度使用するさいには、一度一指し指などに巻き付けるなどしてトルネードの巻き直しが必要になります。巻きが無い状態では、釣果がイマイチになってしまいますので必ず巻き直しをするようにして下さい。セニョールトルネードの釣り方、動かし方、まき直し方は、動画を参考にしてください。
エリア用トラウトルアー、セニョールトルネードの作り方
ここでは、エリア用トラウトルアー、セニョールトルネードの作り方をご紹介します。セニョールトルネードは、材料と道具さえあれば誰でも簡単に製作できるルアーです。製作に必要な材料と道具のほとんどは100円均一で手に入れることができ、ルアー製作がはじめての初心者の方でも1時間ほどで製作できてしまいます。手作りする際にステンレスの針金を使用すれば、セニョールトルネードの弱点である面倒な巻き直しが不要なルアーも製作が可能です。巻き直しが不要なセニョールトルネードであれば、釣り場で手返し良く魚にアピールすることができます。手作りすることでカラーもご自身の好みに合う物が製作できます。ご自身で製作したルアーで釣る魚は格別ですので、ぜひ手作りのセニョールトルネードにチャレンジしてみましょう。それでは手作りのセニョールトルネードの作り方を解説していきます。
セニョールトルネードを作るために必要な道具は?
セニョールトルネード製作に必要な道具は以下になります。
- ペンチ1本
- 2~4mmビーズ50コ
- 径0.9mm長さ150mm以上のステンレス針金1本
- 6~8番スイベル1コ
- ♯0スプリットリング1コ
- ♯6シングルフック1コ
セニョールトルネードを作る時にあると便利な道具は?
セニョールトルネードを作る時にあると便利な道具は以下になります。
- 2本目のペンチ
- 大粒のビーズ2コ
- はかり
セニョールトルネードの作り方①
セニョールトルネードの長さは、約100mmです。まずは、針金を約120mm以上で切断しましょう。針金の両端の10mmでスプリットリングとスイベルを針金をねじってとめるので、必ず針金の長さは120mmより長くとり切断するようにしてください。次に、針金の片端にスイベルを通し針金をねじってスイベルをとめます。この時、ペンチを2本使うと針金をねじるさいに手が痛くならずにすみ、怪我なくスムーズに作業できます。もし、ステンレスの針金をねじってスイベルやスプリットリングをとめることが上手くできない場合は、園芸、工作などで使用するカラー針金を使用すると良いでしょう。
セニョールトルネードの作り方②
針金にスイベルをとめ終えたら、針金にビーズを通していきます。ビーズの数は全部で50コ通してください。大粒のビーズを両端に付ける場合のビーズの数は、大粒ビーズ2コ、2~4mmビーズ48コとなります。ビーズを通し終えたら、スプリットリングをスイベルとは反対側の端に通し針金をねじってスプリットリングをとめます。その後、スプリットリングにシングルフックを通します。針金をねじってとめる前にスプリットリングにシングルフックを通し針金をとめる方法もあります。先にシングルフックを通してしまうと針金をねじって止める時に、シングルフックの針で指を怪我してしまう可能性があります。皮の手袋を着けるなど対策をし怪我には十分に注意してください。
セニョールトルネードの作り方③
最後に、指に手作りのセニョールトルネードを巻き付け、スイベルとスプリットリングの位置が円の中心にくるように形を整えたら完成です。形を整えた後、手作りのセニョールトルネードの重さを量ってみてください。市販のセニョールトルネードの重さは1.7gです。もし、手作りのセニョールトルネードの重さが1.7g以上と重い場合は、動かし方に注意してください。管理釣り場での動かし方を通常よりも早く糸を巻くなど、対策と工夫をし底に沈まないよう動かしてください。
手作りのセニョールトルネードの釣り方は?
手作りのセニョールトルネードの釣り方は、市販品のセニョールトルネードと同じです。ステンレスの針金で手作りしたセニョールトルネードは、市販品とは違いトルネードの巻きがとれにくくなっています。そのため巻きを直す手間が無い分、手返しよく釣り場で使用することができます。上記でご紹介した材料で製作した場合、市販品より手作りをしたセニョールトルネードの方が重量が重いと思います。沈める秒数や糸を巻く速さを早くすることでセニョールトルネードの沈み加減を調節するようにし使用してください。かかった魚の動き方によっては、ステンレスの針金で手作りしたセニョールトルネードでも巻きがとれてしまいます。必ず再度巻き直しをしてから使用するようにしましょう。
まとめ
セニョールトルネードは、管理釣り場で使用するルアーの中でも扱いが容易く釣果も期待できる、とてもおすすめのルアーです。一度使用すれば、その凄さを分かって頂けるのではないかと思います。しかし、そんなセニョールトルネードですが、万能ではなく、すぐに巻きがとれてしまうという弱点もあります。材料さえそろえれば、簡単に巻きがとれるという弱点を克服したセニョールトルネードを手作りすることも可能です。いきなり手作りをしたセニョールトルネードを使用するのではなく、一度市販のセニョールトルネードを使用することで動かし方を覚えてください。市販品のメリット・デメリットを理解した上で手作りした方が、より、ご自身の使い勝手に合ったセニョールトルネードを手作り出来るかと思います。また、今回のセニョールトルネードの手作りを機会にセニョールトルネードだけでなく、管理釣り場で使用する他のルアーも自分好みに手作りしてみてはいかがでしょうか。セニョールトルネードをはじめ、手作りルアーの使用を禁止している釣り場もありますので、釣りをするさいには事前に使用可能か確認した上で、使用しするようにしてください。