キス釣りの時期と生態をご紹介!初心者でも釣れる仕掛けや釣り方は?

キス釣りの時期と生態をご紹介!初心者でも釣れる仕掛けや釣り方は?

キス釣りは初心者でも攻略できる釣りです。その攻略を簡単に誰でもできるように、時期や生態のような特徴をつかみながら解説します。時期をつかめば初キス釣りで爆釣も夢ではありません。釣り方は防波堤、サーフどこでもできる投げ釣りを紹介します。本当に初心者でもできます。

記事の目次

  1. 1.キス釣りを攻略する前に
  2. 2.キス釣りの仕掛け
  3. 3.エサ
  4. 4.キス釣りで狙うポイント
  5. 5.キス釣りの最適な時期
  6. 6.まとめ
  7. 7.終わりに

キス釣りを攻略する前に

主に投げ釣りで釣れるキスはシロギスです。九州以南では違うようですが。

キス釣りに主に使用される投げ釣りは投げ師という人がいるくらい、初心者からベテランまで広い範囲で愛されている釣り方です。投げ釣りは仕掛けが難しくありませんし、多種多様な魚が釣れるのが人気のポイントです。是非とも釣り初心者に挑戦していただきたいと思います。ここでは初心者を含めて誰しもがキス釣りを攻略するポイントを紹介します。

キスの生態と特徴

キスはシロギス、モトギス、ホシギスなどに分けられますが、日本列島で主に釣れるのはシロギスです。内海、湾内の砂底、河口付近に生息し、小規模の群れをなす生態があります。イソメや、ゴカイ、ジャリメなどの多毛類、小エビなどの小型甲殻類を好んで捕食しますが、底が荒れてしまうと捕食活動が弱まる特徴もあります。全長は15センチから25センチ程度のものが多いですが、30センチを超える大物もおり、サイズを問わず味がよいため、非常に人気の釣り魚となっております。

キス釣りで起こりうる危険

投げ釣りとは読んでの通りキャストする釣りです。キャストするには竿を振らなければなりません。遠くに投げることはキス釣り攻略の大事な部分ではありますが、周りに配慮せずキャストすると人を釣りかねません。顔などに掛けようものなら大惨事です。周囲には気をつけて投げ釣りはしましょう。

毒魚

カサゴに似ているハオコゼです。刺されるとかなりの痛みを伴います。

投げ釣りは多種多様な魚が釣れます。同じエサを食べるや、同じ地域に住むなど似た生態を持ち合わせている魚は多くいるためだと思います。当然その中には危険な魚もいます。よく釣れるのはゴンズイ、ハオコゼ、クサフグ、アカエイなどです。初心者ならば特に各種チェックして危険に備えましょう。事前に生態系をチェックしておくのもよいです。

足元

砂浜に住む生態、特徴を利用してサーフで釣りをする人もいると思います。波打ち際にはクラゲであったり、少し奥ではエイが潜んでいたりします。刺されると危ないですよね。しっかり靴や長靴を履いたり、肌の露出を抑えましょう。

キス釣りの仕掛け

キス釣りを攻略するのはそれほど難しいことではありません。あまり距離を出さなくてよい釣り方のちょい投げでもキスは釣ることができます。初心者も、経験者も基本的な構造や釣り方は同じですので、特徴をつかみ、攻略しましょう。

初心者向けちょい投げ

釣り具屋さんでも「投げ釣りセット」のように一つのセットになって売られており、竿やリール、仕掛けまでが手頃な値段でそろいます。そのセットでちょい投げ仕掛けは完成します。

竿 リール ライン

人それぞれ振りやすい竿は異なります。2~3メートルで自分に合うものを選んでみてください。

竿は2~3メートルのものが竿を振りやすくておすすめです。リールは2000番台(番は糸の巻ける量の多さを表す)程度のスピニングリール、ラインはナイロン3号(号数はラインの太さ、強度を表す)のものがよいです。いくらちょい投げとはいえど、遠くに投げれた方が釣れる確率が高いので、投げやすいタックルが不可欠になってきます。

仕掛け

高いものもあるが安くても釣果は出ます。重視するものを考えて購入しましょう。

重要な針やハリスについてです。市販の仕掛けがよいのですが、種類が豊富すぎてどれがよいのかわからないということになると思います。針が違ったり、ハリスの太さが違ったり、蛍光玉がついている、なぜかハリスが赤い、針が多いなどメーカーや、用途によって個性さまざまです。

おすすめの仕掛け

そこで私がおすすめするのは、絡み止めパイプが取り付けられているものです。仕掛けが変に絡むのを防止してくれるもので初心者にはありがたいものだと思います。これのせいで釣れないという人もいるかもしれませんが、仕掛けがぐちゃぐちゃになっては釣りになりません。あと、普通に釣れますので問題ないです。

おもり

こちらはジェット天秤10号です。10号でもそれなりの重さがあるので無理ならば8号をおすすめします。

投げ釣りで非常に重要になってくる道具です。飛距離に直結するアイテムですので、慎重に選ぶ必要があります。おすすめはジェット天秤10号です。簡単な作りのジェット天秤は安価ですし、根掛かりしづらいという利点があります。さまざまな天秤がありますけど、最初に使う天秤はジェット天秤で間違えないです。

慣れてきたら

慣れてくると、より飛距離を目指すと思います。遠くのポイントのほうが釣果が上がりますし、魚種も広がるかもしれません。そんな人たちはジェット天秤の号数を20~30号にして飛距離を目指してください。その際はちょい投げのタックルでは耐えられないので、それに見合った竿、リール、ラインにシフトしてください。ジェット天秤以外の天秤にしてみたりというのも面白いです。ご自身でいろいろ試してみてください

エサ

こちらはアオイソメです。グロテスクな見た目をしていますが食いは非常によいのでおすすめです。

エサなんてどれも同じとは言えません。生態を捉えたものが一番釣れます。ですので、場所によって食べるものも違いますし、極端に言えば潮なんかによっても食いが違ったりします。だから特徴を捉えることが大事です。ここでは投げ釣りのエサを紹介していきます。

アオイソメ

釣り全般においてポピュラーな虫エサとなっています。迷ったらこれといってもよいほどよくいろいろな魚を釣り上げることができる万能エサです。そして比較的安価なのもポイントで、50グラムで400円くらいと手頃です。やや大きめなのではさみで切って使うのがよいです。

ジャリメ

シロギスを狙うのに最適なエサだと主張する人もいるくらいキス釣りにおいてポイントとなるエサです。アオイソメより釣れる魚種は減るかもしれませんがキスの食いはかなりよいです。しかしながらアオイソメより100円ほど高いのが特徴です。アオイソメとジャリメの違いはこちらの記事をご覧ください。

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キス釣りで狙うポイント

堤防

家族で釣りをしたりする際は堤防からの釣りになると思います。一見するとどこを選んでも変わらなそうですが、シロギスが釣れやすいポイントがあります。それは下記のポイントです。

  • 船道
  • 砂浜側
砂浜の方向がポイントになるのは砂地に住む特徴を考えればすぐにわかります。しかし船道はどうでしょうか。船道は船が通るため水深が周囲より深いことが多いです。そして、船の邪魔にならないように砂地の場合が多いです。これが好条件となり釣れる可能性が高いのです。

サーフ

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砂地が広がるサーフはシロギスが釣れる確率が高いです。それも堤防より広範囲に砂地が広がっており、シロギスの生態に適しているからです。一見すると、サーフならどこで釣りしてもよさそうですが、釣れやすい場所とそうでない場所があります。むしろ、堤防より見分けるのが難しいかもしれません。

  • 離岸流のあるポイント
  • 海底がかけあがりになっているポイント
この二つがメインとなる狙い目です。離岸流がある部分は水深が深い傾向にあります。両方とも地形に変化があるのが特徴です。

釣れるポイントをさがしてみては?

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堤防とサーフの狙い目を書きましたが、もちろん記述してないポイントでも釣れないわけではありません。サーフでは水深が浅い部分で釣れたり、堤防では岩礁地帯かと思う場所でも一部砂地だったという場合があったり、釣れる要素はさまざまです。いろいろ試して自身のポイントを見つけるとよいです。

キス釣りの最適な時期

Photo by isinoid

シロギスは一年を通して釣れるといえば釣れますが、正直なところを言うとそれは経験者に限ります。それはキス釣りに向かない時期でお話ししますので、初心者でも釣れる時期はいつなのかということをここでは書いていきます。

キス釣りに最適な時期を生態から考える

魚は一定の周期で生活する範囲が変化します。カサゴなどの根魚は変化しないことが多いですが、活性の時期はそれぞれです。ですので、生態の面からシロギスが釣れやすいシーズンを明らかにしていこうと思います。これを頭に入れながら釣りをすると、大きく釣果に直結すること間違えありません。(ポイントがあっての時期ですので、それなりの実績ある場所が前提です。)

キス釣りに向く時期

単刀直入にいうと、シロギスは初夏が最も釣れます。決して雑にいってるわけではありません。この時期が最も釣れるというのには理由があります。それはシロギスが産卵をする季節と重なるからです。シロギスは夏の初めに岸にほど近い浅瀬に寄ってきて産卵します。浅瀬に来るいうことは、ちょい投げで釣れるということになるのは誰でもわかると思います。このような理由でシロギスは初夏に釣れやすいというのです。また、産卵期は栄養を蓄えるために捕食活動も活発です。ポイントさえ間違えなければ、確実に釣れるはずです。

キス釣りに向かない時期

向く時期があるということは逆も当然あります。その向かない時期とは真冬です。なぜ真冬が釣れないかというと、シロギスが水深のある深場に潜り込んでしまうからです。回遊魚とはまた異なりますが、寒を避けて深場に潜るのではないかと思われます。先ほど経験者は一年中釣れるというようなことを書きました。それは経験者は遠投ができ、ちょい投げとは比べものにならない広範囲を狙えるからです。投げれる人は100メートルほど飛ばします。このくらい投げれたら冬でも釣りになります。

まとめ

オーソドックスな釣り方でも釣果は上がります。むしろ釣れるからオーソドックスなのです。そして、シーズン選びは間違えないでください。実績あるポイントでも季節によって大きく異なります。ポイントは初夏を目安に周辺の釣り人、釣具屋さんで情報をそろえるとよいです。これにプラスしてポイント、エサを整え大量の釣果を狙ってください。釣った後食べてもおいしい魚ですので忘れられな日にきっとなりますよ。

終わりに

どんな魚を攻略するにしても対象の魚についての知識を持つことで、釣果を増やすことが可能になります。正しい釣り方、釣り方にあったポイント、シーズン、これらを間違えなければ誰でも釣ることは可能なはずです。何も知らずに釣りに行くから初心者は釣れないのです。シロギス釣りを真冬にしたら釣れない上に寒いが重なって釣りが嫌いになります。快適に楽しく釣りを楽しむためにも知識は役立ちます。

徳永 大輔
ライター

徳永 大輔

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