初心者向けロックフィッシュの釣り方講座!釣り方やタックルの選び方を解説!

初心者向けロックフィッシュの釣り方講座!釣り方やタックルの選び方を解説!

高級魚というイメージがあるロックフィッシュは種類が様々あります。その種類とともにタックルやルアー、釣り方を初心者向けに説明させて頂きます。地域によって生息しているロックフィッシュの種類は異なりますが、求められるタックルや釣り方はさほど変わりません。

記事の目次

  1. 1.ロックフィッシュとは
  2. 2.ロックフィッシュゲームのターゲット
  3. 3.ライトロックフィッシュゲームでの釣り方
  4. 4.ハードロックフィッシュゲームでの釣り方
  5. 5.まとめ

ロックフィッシュとは

根魚と言われ、根と言われる海藻や岩の隙間などの障害物等付近に生息している魚です。餌を探し、泳ぎ回る魚ではなく、根回りで餌を捕食するタイミングを待っています。産卵数も少なく成長も遅い魚ですが、非常に美味しい魚が多く、釣っては根に潜ろうとする強烈な引きが楽しめる人気がある釣りです。ロック(ROCK=岩)フィッシュという名前で砂地などの障害物がない箇所にいることが少ない魚です。

ロックフィッシュゲームのターゲット

メバル

春を告げる魚と言われる魚で、冬から春頃にメインの時期が来る魚です。稚魚を生む魚であり、5年魚で20cmくらいに成長する成長スピードが遅い魚です。身はたんぱくな白身で、煮つけ料理が絶品です。30cm以上になると料亭に流れるくらいの高級魚です。クロメバル、シロメバル、アカメバルと種類があり、好む水深が異なります。また東北~北海道にかけて生息するエゾメバルも有名です。ナイトゲームでさらに冬の時期であるため寒さ対策は念入りにしてください。

アイナメ

地方名があり、アブラコ・ネウなど様々あります。防波堤から水深の深い場所まで広く生息しています。30cmくらいが平均サイズですが、瓶ビールサイズと言われる大型のものも釣れます。繁殖期にはオスは黄色の婚姻色が出ます。主に日中に活動するため夜釣りで釣れることは珍しい魚です。脂肪が多い白身の魚であり、昆布締めなど食用に利用され、外見はホッケに似た魚です。東北~北海道にかけてロックフィッシュゲームのメインターゲットです。通年で釣れますが、秋頃には大型が釣れやすい傾向があります。

ソイ

外見はメバルによく似た魚ですが、メバルの倍近くまで大きくなります。防波堤から沖までと広く生息し、沖では比較的大型が釣れます。20cmくらいが平均サイズですが、50cm以上に大型化する魚もいます。クロソイ、ムラソイ、キツネメバルなど種類が豊富で、メバルと区別するのが難しい魚種です。真鯛の水揚げ量が少ない地域では「北の鯛」とも言われ白身で上品な味の魚です。通年で釣れますが秋から冬頃がサイズが上がります。

カサゴ

地方名があり、アラカブ、ガシラとも言われ、ロックフィッシュゲームのメインターゲットのハタのゲスト的な扱いの魚です。しかし煮つけ、唐揚げ、みそ汁など、味は他のロックフィッシュに負けていません。鮮魚に強いスーパーなどで稀に見るくらいの高級魚です。30cmくらいになると大型と言われるサイズであり、比較的浅場に生息している魚です。通年で釣れますが、サイズが上がる時期は秋から冬頃になります。

ハタ

一昔前はロックフィッシュゲームと言えばアイナメ、ソイ、メバルでしたが、ハタを狙って釣るハタゲームというカテゴリーも出てきた人気ターゲットです。キジハタ、アカハタ、オオモンハタなどの魚種がいますが、防波堤から沖までと広く生息し、沖では比較的大型が釣れます。浅場では20cmくらいが平均サイズですが、40cmを超える魚体も釣れます。こちらも上品な白身であり、高級魚として扱われています。真夏がハイシーズンとなり岸付近まで上がってきますので釣りやすい時期です。

ライトロックフィッシュゲームでの釣り方

浅場を生息域とするメバルやカサゴ、小型のアイナメ・ソイ・ハタをターゲットとする釣りになります。特にメバルをライトロックで狙う際は「メバリング」というカテゴリーに属します。フィールドは防波堤や漁港など気軽に釣りに行ける場所になります。ライトという言葉通り、軽めのルアーを扱えるタックルを使って楽しむ釣りとなります。

初心者向けロッド

防波堤や港、浅場の磯などがフィールドとなり、小型のロックフィッシュがターゲットなので7ftくらいのロッドで、10g程度のルアーが投げられるロッドであれば充分です。アジングロッドなどでも楽しめます。メバリングロッドであればよりライトロックに合うロッドです。あまり難しく考えずに、10g程度のルアーが投げられるロッドをお持ちの場合は、そちらを使ってみてください。

ライトロックではスピニングがメインになります。1500~2000番で充分ですが、思わぬ大物がかかることもあるので余裕を少しもって3000番をおすすめします。ライトロックではベイトロッドがまだまだ出ていませんが、フィネス用リールも出ているので7ftで10g程度が投げられるロッドであればベイトも面白いと思います。

初心者向けルアー

ルアー重量は5g程度になります。ソフトルアーだとジグヘッドはテキサスが好まれます。ハードルアーだとアイスジグやシャッド、ミノーでも狙えます。ターゲットはロックフィッシュですので中層からボトムを探るルアーであれば使ってみる価値はあります。少し遠投したい場合はルアー重量を上げアピールしてください。

初心者向け釣り方

消波ブロックなどでは穴釣りといって、ブロックの隙間へテキサスリグなどを使い落していきリフト&フォールで探ります。ジグヘッドやハードルアーを用いる場合はブロックや防波堤を沿ってくるようにアピールするようにします。メバルはナイトゲームのほうがよく釣れます。障害物付近をタイトに狙うようにしてください。

ハードロックフィッシュゲームでの釣り方

深場を生息域とする大型のアイナメ、ソイ、ハタをターゲットとする釣りになります。地磯や沖磯、ボートゲームで大型を狙います。タックルも大型が根に潜らないように力任せに引き上げる能力が必要になりますので、パワーファイトに耐えられるタックルを準備する必要があります。

初心者向けロッド

ショアでは7~8ft、オフショアでは6~7ftをおすすめします。バットパワーの強いロッドが好まれます。どこのメーカーでもロックフィッシュ用ロッドが売りに出されています。そのためご自分が向かわれるフィールドで必要なルアー重量が操作できるロッドを選んでください。30g程度の重さが扱えるのであればバスロッドでも対応できます。

初心者向けリール

ベイトリール、スピニングリールと一長一短あります。ベイトリールはボトムを狙うときに適しています。対してスピニングリールは中層をスイミングで狙うのに適しています。どちらもハードロックゲームでは重要なアクションです。共通して言えるのは一回転当たりの巻取り量が多いリールが好まれます。特にベイトリールはハードロック用と謳われているリールが存在します。

初心者向けルアー

ルアー重量は20gを基本として、ボトムが取れるのであれば軽くしていき、取れなければ重くしていくことをおすすめします。ボトム狙いの場合はテキサスリグ、ジカリグ、フリリグ+甲殻類ソフトルアーを用います。対して中層狙いの場合はジグヘッドにシャッド系ソフトルアーを使用します。バサーの方は手持ちの3インチくらいのバス用ソフトルアーがあれば、そちらでも充分戦力になります。

初心者向け釣り方

ボトム狙いはリフト&フォールとバンピングを組み合わせてアピールしていきます。バイトがあったら即合わせをしてください。食わせの間を作ってしまうと、その間に根に潜られてしまうことがあります。中層狙いはターゲットが潜む根の上をスイミングでただ巻きしていきます。ボトムでのバイトと比べ、引っ手繰られるような強烈なアタリが出ます。中層で根に潜られるリスクは少ないですが、ドラグ調整は忘れずにしておいてください。

まとめ

根に潜る強烈な引き、高級魚であるため釣った後の楽しみがあるロックフィッシュは昨今、細分化されています。様々なカテゴリーが出てきおり、ご自分に合った釣りを見つけてください。ただ一つ忘れてはいけないことがあります。ロックフィッシュはどれも産卵数も少なく、成長も遅い魚であることです。皆様が楽しまれるフィールドで不必要に魚を持ち帰るのは控えて頂き、長くロックフィッシュゲームを楽しんで頂きたいと思います。

小尾英人
ライター

小尾英人

過去、転勤族だったため各地域でバスフィッシング、渓流ベイトフィネス、テンカラ、フライフィッシング、鮭釣り、投げ釣り、ハゼクランク、スロージギングなど様々手を出し、現在はルアーでのマゴチ、ロックフィッシュ・餌でのアマダイをメインに釣りをしています。

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