雨の日におすすめの釣り方
雨の日におすすめの釣り方は、サビキ釣り・フカセ釣り・ルアー釣りなどです。雨で活性が上がることに加え、魚が浮くことや警戒心が弱まるなどの効果が重なり、釣果が上がりやすくなります。雨の日は釣り方ごとに活かせるポイントを理解して、釣果アップを狙いましょう。
サビキ釣り:雨の影響を活かせる
雨の日のサビキ釣りは、ターゲットとなる回遊魚の活性が上がり、魚が浮く傾向にもあるため釣果が上がりやすくなります。いつもより浅いレンジを重点的に狙うことで、雨の影響をうまく利用できるでしょう。
ただし、雨が降り続くと表層の塩分濃度が下がり、回遊魚は表層を避けて回遊するので釣れるレンジに狙いを変えましょう。
フカセ釣り:濁りが好条件
雨の影響で海水が濁ることは、フカセ釣りにとっては好条件となります。濁りの影響で魚の警戒心が下がり、ターゲットとなる魚や大型サイズの魚が狙いやすくなるからです。
フカセ釣りのコマセや付けエサは匂いで魚を寄せる効果が高いため、雨による多少の濁りは悪影響になりません。雨の日のフカセ釣りのコツは、エサを濡らさないことと、仕掛けは目立つものを選ぶことです。
ルアー釣り:持ち物が少ない
ルアー釣りは少ない持ち物で釣行が可能なため、雨の日におすすめの釣り方のひとつです。持ち物が少なければ、ポイントの移動や避難もスムーズにできるので、雨の日の釣行のリスクを軽減できます。
ルアー釣りは雨の日でもエサの管理の必要がなく、エサが残って無駄になることもありません。準備や後片付けにも時間がかからないので、雨の日に短時間で釣りをするのにもよいでしょう。
雨の日に釣果を上げるコツ
雨の日に釣果を上げるコツは、自分が見やすい色の仕掛けを選ぶことと、雨の降り方によって狙うレンジを変えることです。見やすい色の仕掛けを選ぶことで、視界不良の中でも仕掛けがセットしやすくなり、アタリもとりやすくなります。雨の降り方が弱いうちは浅いレンジを狙い、強くなれば深いレンジを狙うのがコツです。
仕掛けは目立つものを使用する
雨の日は視界不良のリスクを軽減するために、使用するラインやウキはできるだけ目立つ色のものを使用しましょう。普段より目立つ色の仕掛けを使用すれば、視界不良によるキャストのしずらさやアタリの取りにくさを軽減できます。
雨の日は釣り場で仕掛けをセットするのが難しいので、リールのライン交換などは釣行前に準備しておくことをおすすめします。
エサは濡らさず管理する
雨の日は集魚効果が下がって釣れるチャンスを逃さないために、エサは濡らさずに管理しなければなりません。雨に濡れると食わせエサであれば匂いが落ちて効果が薄れますし、コマセであれば使い物にならなくなります。
道具は拭けば済みますが、エサは1度濡れると取り返しがつかないので注意が必要です。エサを使用する際は素早く取り出し、使用しない時は蓋やカバーをしましょう。
ルアーはアピール性の高い色を選ぶ
雨の日のルアー釣りでは、アピール性の高い色のワームやジグを使用するのが釣果を上げるコツです。海水の濁りは魚の目によるエサの認識力も低下させるため、派手な色のルアーで魚にアピールする必要があります。
いつもよりリトリーブアクションも大きめにしたり、ルアーに集魚材を使用したりすればより効果が高まるでしょう。
ルアーで表層から中層を狙う
雨の日のルアー釣りでは、表層から中層の浅いレンジを狙うことが釣果を上げるコツです。雨の日は低気圧の影響で晴れの日より魚が浮く傾向にあり、普段より浅いレンジでも釣れる可能性が高まります。浅いレンジを狙う際は、なるべく軽めのルアーを選択するとよいでしょう。
雨が強く降り続き表層の塩分濃度が下がると、魚は表層を避けるため、狙いを深いレンジに変える必要があります。
雨の日でも海釣りは楽しめる
雨が海釣りに及ぼす影響はさまざまですが、「雨の日でも釣れる場所」で「雨の日にあった釣り方」をすれば十分に楽しめます。雨による好影響を受けコツをプラスすれば、晴れの日より釣果を上げることも可能です。雨の日でもモチベーションを下げずに、しっかりと安全・防水対策をして海釣りを楽しみましょう。