雨の日の海釣りの注意点
雨の日の海釣りでは、天候の急変・道具やエサの防水対策・体調管理に注意が必要です。雨の日のリスク対策をしなければ、釣りにくさが増すだけでなく思わぬ事故や体調悪化につながる恐れがあるからです。釣り場に到着してからでは効率が下がるので、釣行の前にしっかりと準備しておくことをおすすめします。
注意点①:天候の急変に備える
雨の日は波風が強まったり、雷が鳴ったりと天候が急変する可能性が高いので注意しなくてはいけません。持ち物を最小限に抑えることや、避難場所を決めておくが大切です。事前に備えておけば、避難が遅れて事故につながるなどのリスクを軽減できます。
雨の日は避難が難しい場所での釣りは避け、天候や海の変化には常に気を配りましょう。
注意点②:道具やエサの防水対策をする
雨の日は道具やエサを濡らさずに釣りをするのは難しいですが、できる限りの防水対策をしましょう。道具は長時間濡れていると劣化したり、エサは濡れてしまうと使い物にならなくなってしまうため注意が必要です。
道具は必要最低限のものだけを持っていき、エサには蓋つきのエサ箱やバッカンを使用しましょう。濡れてしまった道具は帰ってから水分を拭き取るなど、メンテナンスが必要です。
注意点③:体調管理を徹底する
雨の日は晴れの日に比べ気温が低く、濡れることで体温が低下するため体調管理に注意しましょう。体温が低下すると免疫力が下がり、風邪を引きやすくなったり体調を崩す原因となったりします。体が濡れて体温が低下した時は、体温調整のために休憩をとり体を温めることが効果的です。
多少の雨でも防水性の高いウェアを着用し、着替えやタオルを多めに用意して行くことおすすめします。
雨の日でも釣果が上がりやすい場所
雨の日でも釣果が上がりやすい場所は、雨以外の天候で釣果が上がりやすい場所と基本的には変わりません。普段からよく釣れる管理釣り場・堤防・漁港などは、単純に人が減り釣果が伸ばしやすくなる雨の日が狙い目です。競争率の高い人気ポイントでも、雨の日であれば簡単に釣り座を確保できることもあるでしょう。
管理釣り場:釣り人が減り釣りがしやすい
雨の日の管理釣り場は釣り人が減ることで、釣りがしやすくなり、魚の警戒心が弱まるため釣果が上がりやすくなります。空いている状況であれば2本以上の竿を出して、違った釣り方で狙うターゲットを増やしてみましょう。
雨の日の管理釣り場では、サビキ釣りやウキ釣りで浅場の小魚を狙い、泳がせ釣りや投げ釣りで深場の大物を狙うがおすすめです。
堤防:回遊魚が狙いやすくなる
雨の日の堤防では、回遊魚をターゲットとしたサビキ釣りでの釣果が上がりやすくなります。晴れの日は警戒して岸から遠い場所を回遊する魚が、雨の日は警戒心が弱まり岸の近くを回遊する可能性が高まるからです。普段は投げサビキをしなければ釣れない堤防でも、雨の日であれば足元でも釣れやすくなります。
漁港:潮通しがよく雨の効果も高まる
漁港は潮通しがよいポイントが多く、晴れの日に比べ魚の活性がより上がる可能性がある場所です。雨の影響を受けて魚の活性は上がりますが、潮通しがよいことで効果が高まります。
雨の日は海水が濁り魚の警戒心も弱まるため、フカセ釣りで黒鯛など大型サイズの魚を狙うのがおすすめです。ただし、潮の流れが早すぎたりゴミが混ざるような濁り方をしている状況では、釣果は期待できません。